2017年夏の広島県大会を振り返りつつ、代表の健闘を願う。

今年もまた、47都道府県を代表する高校が一堂に会しました。

第99回全国高校野球選手権大会が、8月8日に開幕します。

本来の予定からは1日ずれ込んでしまいますが、いよいよ明後日から、各地方大会を勝ち抜いた精鋭たちの戦いを観られるわけです。

さて、約1ヵ月前、私は「広島県大会が始まった」という記事を書いたのですが、それからあっという間、と私は感じたのですが、とにかくあっという間に、広島県の代表が決まったのでした。

大会期間中、私は、(一部の試合を除き)結果だけしかフォローしていませんでした。

そして、ベスト4が出揃う前後から、実は「広島新庄が優勝する」という風に確信してしまったんですね。

なぜなら、「毎試合、大量得点で圧勝している」というイメージだったから。

だから、決勝戦のカードが「広島新庄広陵」と決まった時も、如何に広陵高校といえども、新庄が順当勝ちするんじゃなかろうか、と思っていました。

そういう心境だったので、決勝戦の日、仕事を終えて結果を見た時には、非常に驚いてしまいました。

広島新庄の3連覇ならず、広陵が代表の座を奪還したのです。

ただ、フォローしますが、優勝候補が十指に余ると考えていた私も、この決勝戦の組み合わせを見たとき、「ああ、これは至極順当な組み合わせだな」と思いましたよ(微笑)。

後で聞けば、広陵のバッテリーは、プロのスカウトからも注目されている逸材なのだとか。

初戦の相手が中京大中京という、両校で春何回優勝してんだ(笑)という組み合わせになりましたが、「中京も頑張れ」とエールを送りつつも、やはり広陵の勝利を期待して、試合を観てみたいと思います。

開幕がずれた分、祝日の試合になったし。

ということで、広陵高校関係者の皆さん、出場おめでとうございます!

最後に、広島県大会について少し触れて終わろうかと。

広島工-崇徳戦に始まり、呉高校の早期敗退など、有力校のつぶし合いがあった中、古豪、広島商がベスト4入りと気を吐いたのは、最後の優勝を知っている世代としては嬉しい話題でした。

また、大竹高校が、シード校として出場した昨年を上回る成績(ベスト4)を挙げたのも良かった。

私の同級生が何人も通っていましたし、何といっても、広瀬叔功氏や簑田浩二氏の出身校ですからね。

来年以降の代表もあり得るのかな?

期待してみたいところです。

なお、私の母校は、ある意味派手な負け方で、初戦敗退してしまいました。

う~ん、残念!

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

広島にもまた、若き球音の季節がやってきた。

2017年7月8日、土曜日。

この日、私は広島市内に外出していまして、広島駅の新しい通路を見に行ったりしてました。

カープの試合は神宮、しかもナイトゲームだったので、試合がある日ほどの混雑ではない、と見越しての出動でした。

しかし、私は全く知らなかったのです。この日、マツダスタジアムで、全国高校野球選手権広島大会が開幕を迎えていたことを。

それを知ったのは某書店のスポーツコーナーだったのですが、ちょっと驚きました。

私の場合、どうしても「広島大会の開幕は7月15日辺り」という固定観念が更新できないんですよね(笑)。

ともかく、7月25日の決勝戦に向けて、高校球児の戦いが繰り広げられていきます。

それにしても今年は、開幕戦が広島工-崇徳、そして、勝った崇徳が次戦、広陵高校と対戦するという、オールドファンには垂涎モノ(?)の組み合わせになりましたですね。

近年の広島大会は群雄割拠。甲子園出場経験を持つ学校も数多く、選手宣誓の宮島工もそのひとつでした。

今年も、2年連続優勝の広島新庄や、今春出場の呉など、優勝候補が10校ぐらいいるような混戦が予想されています。

もちろん、どこが出場しても、広島県代表の学校として応援します!

が、できれば、私の母校にいい所まで上がってほしいなあ、と思っております。

最後に、選手たちには、体調に留意しながら持てる力を出し切って、悔いの少ない戦いをしてもらいたい。

30年前に高校生だった私からの願いです(微笑)。

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

西関脇から大関へ ~調べてみればいとをかし~

2017年5月31日、水曜日。

この日に開かれた番付編成会議で、高安の大関昇進が正式に決定しました。

稀勢の里と同郷・同部屋ということもあり、テレビのワイドショーで伝達式が生中継されるなど、話題にもなりましたね。

ところで、今回の高安は、西関脇からの大関昇進でしたが、私は、この「西」という1文字に引っ掛かりました。

東の関脇を差し置いて、西の関脇が昇進する。これって、結構珍しいことなのではなかろうか?と。

そこで、早速その日、帰宅してから、過去に遡って調べてみました。

対象としたのは、「私が小学校に上がった+カープが初優勝した」という(笑)昭和50年に昇進した魁傑から、一昨年の照ノ富士までの大関昇進力士、39名です。

なお、大関陥落直後の関脇場所で10勝して復帰したケースは除いています。

また、魁傑は間をおいて2回昇進しているので、事例としては40例となります。

さて、調査してみたところ、西関脇から大関昇進を果たしたのは4名(4例)ありました。

しかし、そのうちの2名は、実は、東関脇力士との同時昇進でした。

従って、「東関脇を差し置いて西関脇が大関に昇進したケース」は、次の2例のみとなります。

(当該力士、昇進場所、東関脇力士 の順に表記。)

曙 平成 4年5月場所後 栃乃和歌

出島 平成11年7月場所後 魁皇

結果、やはり思った通り、稀有な事例だと言うことができました。

そして、調べてみたおかげで、関連情報として少し興味深いことが2つ分かりました。

まず、出島の次が高安、ということになるのですが、2人とも「本名のまま大関に昇進した力士」であり、しかも、この条件においても、出島の次が高安、という並びになったのですね。

そして、出島は関脇での優勝により大関昇進を決めたのですが、このときの優勝決定戦の相手が、横綱曙だったのです。

まあ、取るに足らない偶然なのですが、ちょっと面白かったのでお知らせしてみました。

というように、昇進の仕方も様々あるわけですが、いずれにしても、より大事なのは「大関になってからどう磨いていくか」であると思います。

大関に適う成績を挙げたからこそ昇進を認められたわけなのですから、高安には、期待に応えるべく、努力を続けてほしいと思います。

この記事の本題は以上です。

最後に2点ほど書いて、終わりにしたいと思います。

今回は「大関昇進」について調べましたが、同様のことが「横綱昇進」についても過去にあったかもしれません。

この記事を書き始める直前にフッと思ったのですが、高安の昇進に絡めての調査ということで、横綱昇進バージョンは割愛します。というか、調べてません(微笑)。

興味と時間がある方は、調べてみてはいかがでしょうか。

それと、大関とは関係ありませんが、前記事で名前を挙げた岩崎が、正式に十両昇進を決めました。

「改名するのかな?」と気になっていたのですが、翔猿(とびざる)という四股名を名乗ることになりましたね。

私はてっきり「しょうえん」と読ませると思ったのですが、まさかのキラキラネーム(笑)。

まあ何にせよ、注目を浴びることはいいことです。

是非、関取1場所目を暴れまくってほしいと思います。

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

とんでもない十両、その後。 ~夏場所を終えて~

2017年5月29日、月曜日の深夜です。

先週の火曜日、10日目を終えた時点で、十両の争いがすごいことになっている!と思い、記事にしました。

そして昨日、千秋楽が終わり、十両優勝も決まりました。

あれから5日間、十両の星取表がどう推移したのか?

今回はまず、平成29年(2017年)5月場所の十両の成績を見ていただきましょう。

まずは東方。

佐田の海 9勝 6敗

千代丸 9勝 6敗

臥牙丸 9勝 6敗

錦木 10勝 5敗

英乃海 8勝 7敗

千代皇 8勝 7敗

朝乃山 8勝 7敗

青狼 8勝 7敗

千代鳳 7勝 8敗

力真 6勝 9敗

照強 7勝 8敗

竜電 9勝 6敗

誉富士 9勝 6敗

明生 9勝 6敗

続いて西方。

大砂嵐 2勝13敗

旭秀鵬 8勝 7敗

旭大星 6勝 9敗

山口 5勝10敗

東龍 8勝 7敗

剣翔 6勝 9敗

奄美 7勝 8敗

安美錦 9勝 6敗

琴恵光 8勝 7敗

天風 9勝 6敗

里山 7勝 8敗

北太樹 8勝 7敗

旭日松 7勝 8敗

貴源治 4勝11敗

改ページで見えづらくなってたらごめんなさい。(お約束。)

というか、携帯だと多少ずれるみたいで。

パソコンで整列するように編集しているので、あしからず。

(実は、記事入力画面ではもっと見づらくなっておるのです。)

「3敗のまま優勝したらファンになる」と公言させてもらった竜電が、11日目にいきなり負けてしまいまして(苦笑)。

ということで、11日目の勝ち越し者はゼロ。翌12日目にようやく2人、勝ち越し者が出たものの、その1人だった旭秀鵬は、残り3日間を全敗(悲)。

そんな紆余曲折を経て、最後は何と、9勝5敗の錦木と安美錦が直接対決で雌雄を決するという、ある意味、最高の千秋楽になりました。

私は、こうなったら安美関に勝ってもらいたいなあ、と思いましたが、(当ブログともいささか関わりがあったのでね、)しかし、取り直しの末、錦木が、勝利と十両優勝とを手中に収めました。

因みに、安美関が勝っていたら、十両優勝の最年長だったそうです。

幕下優勝の大岩戸と併せて、2つの最年長優勝が同じ場所で見られるところでしたが、まあ、仕方ないですね、勝負の世界ですから。

こうして、大混戦の十両は、2ケタ勝利が錦木のみ、という結末になりました。

もちろん、錦木の優勝自体は「おめでとう」と言っていいと思います。先場所まで連続6場所、幕内を張っていただけのことはありました。

ただ、前にも書いた通りで、本当はもっとハイレベルな優勝争いを見たいんですけどね。

来場所はどうやら、英乃海の実弟ホープの岩崎というのが新十両になりそうなので、新風を巻き起こしてほしいと期待したいところです。

と同時に、当然、兄貴のメンツで英乃海とか、岩崎と日大で同期の大奄美とか、もちろん他の力士たちも、負けじと切磋琢磨して、次こそは、12勝以上の優勝者として名乗りを上げてほしいと思います。

なお、しのぎを削ったら星をつぶし合って低レベルの優勝になる、とかは言わないで下さい(笑)。

そうそう、このような団子状態の星取になったので、明らかに幕下陥落と言い切れる力士が貴源治1人しかいないという事態に。

「これは、幕下の好成績力士で、割を食う人が出てきそうだなあ」と心配していたところ、幕下上位の成績もさほどでは無かった(苦笑)。

西5枚目志摩ノ海の5勝2敗は、場所によっては昇進できる星なんですけどね。

(西筆頭希善龍の4勝3敗ではちょっと難しいか。)

むしろ、旭日松が陥落の憂き目に遭いそうな雰囲気で、少し気の毒…

ということで、振り返りを終わろうと思いますが、最後に、11日目以降の5日間をすべて勝って終わる力士が何人出るか、の結果について。

実は、天風ただ1人でした。

4勝6敗から巻き返しての勝ち越し、良かったですね。

次は初日から頑張って(微笑)、幕への返り咲きを狙いましょう!

なお、惜しかったのが安美錦で、10日目から5連勝中でしたが、前述の通り、千秋楽は敗れてしまいました。

また、同じく10日目からの5連勝で、2勝7敗からの逆転を狙った照強も、千秋楽に敗れ、惜しくも負け越しとなりました。

以上、今場所の十両(の星取)を振り返りました。

最後に、(ジャンル「相撲」での)前作「なんか十両がとんでもないことになっとる!(後略)」を読んでいただいた方々に、深く御礼を申し上げます。

あの記事はデータが主体で、自分の考えを述べるという点では若干弱いかな、と思っていたので、アクセス数が23,696回、という数字には、驚きました。

そして今や、当ブログの歴代2位ですよ。ありがたいことです。

ただ、本音を言うと、あの時はアクセスランキングが2位だったのですが、1位の記事が内容的にハテナだった(「再検証」とあったので読んでみたら何の検証も無かった)ので、「この記事に負けたのか…」と思って、なんか悔しかったんです。

でも、「支持する」数で断然上回ったので、「勝ったな」と(微笑)気を良くしました。

しかも、コメントまでいただきまして。

まさにこれは、読んで下さった皆さんのおかげです。

改めて、ありがとうございました。

それでは、この辺で。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

2017年日本ダービー 備忘録的コメント

2017年5月28日、東京は雨上がりだったらしいですね。

今日はなにぶん、スポーツ行事が立て込んでいて、前日のイベントも含めて、宿題がメジロ、いや、目白押しなのです。

ということで、今年のダービーについて、備忘録的に、いくつかコメントさせていただこうと思います。

競馬ファンはさすがですね

混戦が予想された今年の日本ダービーでしたが、終わってみれば、人気上位3頭の組み合わせという結果になりました。

要するに、全国の競馬ファンが多く支持した馬たちが、きっちり馬券になったわけです。

「おみそれしました」と言いたいですね。

◆ 人気に応えた馬たちもさすがでした

といいつつ、ファンが偉かったのみならず、その人気に応えてみせた馬たちもまた、立派だったと言えますよね。

もちろん、鞍上も込みで(笑)。

勝ったレイデオロは、まず、ルメール騎手のペースをにらんでの機敏な仕掛けが素晴らしかったのですが、最後、直線で抜け出してからの力強い走りも印象的だったな、と思いました。

あと、勝たれてみれば、ダービー馬に相応しい良い馬名だな、とも。

惜しくも2着のスワーヴリチャードは、中団の前めをキープして、終いの脚を伸ばしました。やはり、伊達に共同通信杯を勝っていませんよね。

四位くんに久々のダービーを獲ってほしかった気もしました。

3着のアドミラブルは、1番人気には応えきれず、またしても、という結果になりましたが、最速の上がりで伸びてきた辺りは迫力がありました。

王道組との初対戦で、今回はやや格負けした感もありますが、スケールの大きさは見せたので、今後に期待できそうですね。

◆ 名伯楽の初戴冠

今年の日本ダービーで最大のドラマは、藤沢和雄調教師の念願が叶ったことではないでしょうか。

もちろん、ルメール騎手のGⅠ3連勝も素晴らしいけれども。

藤沢師といえば、昔は、馬場の悪い(と言われる)皐月賞よりも青葉賞を重視するかのような用兵が目立ちました。

(実は、一瞬、アドミラブルも藤沢厩舎だっけ?と勘違いしてました(笑)。)

が、昨今は、皐月賞を含めた牡馬クラシックへもこだわりを見せるようになった由。

その辺が、調教師として未だ勝ったことがなかった牡馬クラシックを獲得した、原動力になったのかもしれませんね。

◆ 悔いなき予想

最後に、私の予想および結果を書いておきます。

そうでなければ備忘録になりませんので(笑)。

今年は、京都新聞杯の勝ち馬が不在であると共に、皐月賞の1番人気が出ない、そんなダービーでした。

(覚えてますよね?皐月賞の1番人気。ここでは敢えて書きません。)

ということで、まずマークしたのは皐月賞1~4着馬と青葉賞馬、の5頭。

で、馬柱とパドックを熟視した結果、本命をペルシアンナイトに決めました。

レイデオロが向正で上がっていった時に後ろを付いて上り、直線でも必死に追い縋りましたが、最後は力尽きました。

1コーナーまでに少しかかったのが響いたかもしれないですが、残念でした。

ただ、自身の上りは34秒0でしたし、戸崎騎手が見せ場を作ってくれたので、馬券は外れましたが、納得できるレースでした。

因みに、対抗はカデナにしてまして、馬連はほぼ万馬券でした。(当たればね。)

で、勝ち馬はその次の評価でしたが、実は2着馬を無印にしそうになってまして。

来年以降のために、「共同通信杯1着馬」をピックアップ条件に加えておきます(微笑)。

◆ 最低人気馬だったんですね。

ところで、パドックでバカに良く見えた馬が1頭いまして、それはジョーストリクトリだったのですが、いまレース結果を見ると、最低人気だったんですね。

私は、本命馬との馬連を200円持ってました。当たれば52万円以上!でしたが… しんがり負けでしたね(笑)。

◆ おまけ

今年はイップス(笑)対策として、いつもより早め、発走20分前に買い目のオッズを書き取り始めたのですが、その時点ですでに手が震え始めるという…

ホント、ダービーのプレッシャーは半端ないですよね。

といったところで、この記事はお開き。

的中した方々は、おめでとうございました!

それでは。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

日本ダービーと青葉賞の違いを考えてみた ~個人の感想です(笑)~

まもなく、2017年5月26日になろうとしています。

日本ダービーの枠順が発表されましたね。

これで今年も、選ばれし18頭が出揃ったわけです。

波乱の皐月賞を経て、混戦ムードの東京優駿

今年は是非とも大きめの的中が欲しいなあ、と思っています。

頑張って予想しようっと。

(但し、記事にはしません。書くとしたらレース後に。)

さて、何頭もの2着馬を出しながら、未だに東京優駿を制覇していないのが、青葉賞の勝ち馬です。

都市伝説、などと言われたりもしてますが、なぜ勝ててないんでしょうかねえ。

当然のごとく、私にも分かりません。

ただ、ちょっとしたきっかけがあったので、私も少しだけ考えてみたところ、日本ダービー青葉賞の違いを2つだけ挙げることができました。

あまり突き詰めて考えていないので、「検証」とか「考察」とかいうレベルではなく、私個人の持つイメージ、に過ぎないのですが、一応、発表しておこうということです。

まず、ひとつには、単純にメンバーの違い、ということがあると思います。

日本ダービーには、皐月賞組はもちろん、NHKマイルカップ組、京都新聞杯毎日杯から来る組、皐月賞トライアルからの転戦組、というように、各路線から優駿が集うので、当然、青葉賞とはメンバーレベルが違いますからね。

そして2つ目ですが、ちょっと違った角度から話していこうかと。

最近は参戦していないのですが、私が「青葉賞」を予想する時に、必ずやっていたことがあります。

それは、馬柱の上り3Fに着目して、条件を満たす上り時計にマーカーで色を塗る作業です。

まず、1800m以上のレースで上り33秒台であれば、最も目立つ色でマークします。

次に、同じく1800m以上のレースで上り34秒台、または1700m以下のレースで上り33秒台であれば、次に目立つ色でマークします。

全て塗り終わったら、回数が多い順にピックアップして、それを予想の軸にするのです。

(なお、32秒台や31秒台の馬がいれば特注です。)

この作戦、結構、的中率が高かったと思います。

おかげで、青葉賞は割と得意なレースでした(微笑)。

さて、これがダービーとどういう関連になるのか、という話の展開にしなければなりませんが、私は、この色塗り作戦に、ダービーと青葉賞の違いが端的に表れている、と見ています。

少し飛躍しているかもしれませんが(汗)、2つのレースの傾向は次のようになる、と私は考えます。

青葉賞

スローの上がり勝負になりやすいので、速い上りで走れる「瞬発力」の高い馬が有利である。

東京優駿

単純なスローにはならず、道中の流れも厳しくなるので、「瞬発力」に加えて、末脚の「持続力」を持ち合わせる馬が有利である。

ダービーって、スローに見える時があっても、道中のプレッシャーは半端なく厳しい、と思うんですよ。

要するに、青葉賞日本ダービーとは、レースの「質」が全く違うんですね。

青葉賞は上りの勝負だけでも勝てるけど、それだけではダービーを勝ち切るのは難しい、というね。

ここら辺に、「青葉賞馬がダービーを獲れない」理由が眠っているのだろうと思います。

以上、2つのレースについて、私個人が思うイメージの違いを語らせてもらいました。

おそらく、多くの人が考えた結果と被ってしまうとは思うんですけどもね(微笑)。

多少なりとも、皆さまの参考になればいいと思います。

最後に、蛇足ですが。

ダービーについて、「日本ダービー」「ダービー」「東京優駿」と、3種類の表記を使っていますが、これはワザとそうしています。

何でも、こうして目先を変えることで、リーダビリティを上げる効果があるのだとか。

日本では「単語を統一しろ!」と怒られそうですが、アメリカなどでは推奨されているらしいですよ。(欧米か!)

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

なんか十両がとんでもないことになっとる! ~10日目終わりに気付いたこと~

1.気付いちゃったもんなあ(笑)

2017年5月23日、火曜日。

仕事を終えての帰り道、いつものように、スマホで大相撲の取組結果を見ていたのです。

白鵬が高安を破り、日馬富士と共に全勝をキープし、1敗は無く、稀勢の里が敗れ、照ノ富士が勝ち越した、などと、ひとつひとつ確認していました。

そして、十両の取組結果に移ったのですが…

そこで気付いてしまったのです。

気付いてしまったので、これは書くしかない!と思ったのです。

2.空前絶後?の珍現象

夏場所は、10日目を終えました。

この時点での、十両力士の成績をご覧下さい。

まずは東方。

佐田の海 6勝4敗

千代丸 5勝5敗

臥牙丸 6勝4敗

錦木 6勝4敗

英乃海 5勝5敗

千代皇 6勝4敗

朝乃山 5勝5敗

青狼 5勝5敗

千代鳳 6勝4敗

力真 4勝6敗

照強 3勝7敗

竜電 7勝3敗

誉富士 6勝4敗

明生 5勝5敗

何となく、言わんとしていることが分かるのでは?

続いて西方。

大砂嵐 1勝9敗

旭秀鵬 6勝4敗

旭大星 5勝5敗

山口 5勝5敗

東龍 5勝5敗

剣翔 5勝5敗

奄美 5勝5敗

安美錦 5勝5敗

琴恵光 5勝5敗

天風 4勝6敗

里山 5勝5敗

北太樹 6勝4敗

旭日松 5勝5敗

貴源治 3勝7敗

改ページで見えづらくなってたらごめんなさい。

さて、幕内は、2横綱が10戦全勝です。

十両は、全勝がいません。1敗も、2敗もいません。

そして3敗力士は…

竜電、ただひとりです!

(逆に、負け越したのも大砂嵐だけ、3勝7敗も2人しかいないんですけどね。)

いやあ、ひどい、もとい、すごいですよね。大混戦です。

10日目の時点で、5勝5敗が14人!

28人中14人、ってことは、ちょうど5割です。

殊に、西方の7人連続、は壮観ですらあります。

調べたことは無いし、調べるつもりもありませんが、これは間違いなく、前例の無い現象でしょうね。

3.イメージと異なっていた十両優勝成績

ところで、多分、私だけではないと思うのですが、十両って、かなり早い段階から星のつぶし合いが始まって、次元の低い優勝成績になることが多い、というイメージがあります。

いつ頃だったかは忘れましたが、大相撲中継の中でも、十両優勝の成績の低さについて親方やアナウンサーが苦言を述べる、という場面が多かった時期が確かにありました。

そこで、「最近はどうなんだろう?」と思って調べてみたんですが、これが、私的には意外な結果だったのです。

それでは、過去5年あまりの十両優勝力士とその成績です。

なお、四股名は優勝当時のものとし、決定戦だったのか否かは省きます。

調べるの大変なんで(微笑)。

H29年 3月 豊響 10勝5敗

H29年 1月 大栄翔 12勝3敗

H28年11月 佐藤 12勝3敗

H28年 9月 大輝 12勝3敗

H28年 7月 天風 13勝2敗

H28年 5月 千代の国 12勝3敗

H28年 3月 大砂嵐 13勝2敗

H28年 1月 英乃海 11勝4敗

H27年11月 正代 13勝2敗

H27年 9月 松鳳山 13勝2敗

H27年 7月 御嶽海 11勝4敗

H27年 5月 鏡桜 12勝3敗

H27年 3月 富士東 12勝3敗

H27年 1月 北太樹 13勝2敗

H26年11月 時天空 12勝3敗

H26年 9月 栃ノ心 15勝0敗

H26年 7月 栃ノ心 13勝2敗

H26年 5月 逸ノ城 11勝4敗

H26年 3月 豊真将 14勝1敗

H26年 1月 千代丸 13勝2敗

H25年11月 千代鳳 13勝2敗

H25年 9月 照ノ富士 12勝3敗

H25年 7月 遠藤 14勝1敗

H25年 5月 琴勇輝 13勝2敗

H25年 3月 旭秀鵬 12勝3敗

H25年 1月 貴ノ岩 12勝3敗

H24年11月 佐田の富士 14勝1敗

H24年 9月 常幸龍 11勝4敗

H24年 7月 千代の国 11勝4敗

H24年 5月 玉飛鳥 12勝3敗

H24年 3月 皇風 12勝3敗

H24年 1月 千代大龍 13勝2敗

改ページで見えづらくなってたらごめんなさい。(くどい!(笑))

どこからを低レベルと見るか、によって見解が異なってきますが、私は、もっと4敗以上の割合が多いかな、と思っていました。

が、度数をまとめると、

10勝5敗 1

11勝4敗 5

12勝3敗 12

13勝2敗 10

14勝1敗 3

15勝0敗 1

計 32

となって、4敗または5敗は、合わせて2割に満たなかったんですよね。

いやあ、イメージだけで語んなくて良かったなあ(笑)。

なお、栃ノ心の全勝優勝は、十両では史上5人目だったんだとか。(他では北ノ富士など。)

4.今後は低レベルになっていく?

ここまで、十両の優勝成績が思っていた以上に好成績だった、という方向で書いてきたのですが、ここでひとつ気になることが。

先程の度数分布で、10勝5敗が1例あったのですが、それは先場所のことでした。

過去に遡っても、平成21年11月場所以来(因みに北太樹)の低レベルだったんですね。

そこへもってきて今場所、現時点で3敗が1人しか残っていない状況、と考えると…

あるいは、今後しばらくは、4敗以上の低レベルの優勝争いが続くのではなかろうか? などと思ってしまいます。

幕内から下がってきた力士が実力を発揮していなかったり、幕下から上がってきた気鋭たちが勢いを削がれたりして、よく言えば実力伯仲、悪く言えばドングリの背比べ、という状況になると思うんですが…

やっぱり、後者の趣きですかね。寂しいことです。

来場所以降、この憂いというか良くない想像を打ち壊してくれるような、レベルの高い優勝争いを見せてほしいものですね。

そして、とりあえずは残り5日間、すべて勝って終わる十両力士が、何人も出て来てほしいと思います。

5.終わりに

今回は、十両の団子状態がちょっと滑稽に思えたので、いつも以上にユーモラスな感じを出してみました。

これでもし、竜電が3敗のまま優勝したら、私は竜電のファンになろうと思います!

今はまだ、顔も分からないけれど(微笑)。

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。