ラス前ポエム ~改めて、サンフレッチェ広島応援宣言!~
サンフレッチェ広島がここ10年来目指してきたサッカーは何だったか。
それは、一貫して「攻撃的なサッカー」でした。
ミシャやポイチさんが構築してきた広島のサッカーは、時に「ドン引き」と揶揄されたこともありましたが、精神としては、マイボールを大切にしつつ、技術とコンビネーションを生かした、攻撃的なパスサッカーでした。
この期間、必ずしも結果に結び付いていた訳ではありません。ミシャの2年目はJ2落ちしていますし。
それでも、広島のフロントが監督に求めていたのは、常に「攻撃的なチームを作ってほしい」という要望でした。
今回、広島が城福浩氏を監督に招聘したのも、その方針に沿ったものに相違ありません。
そもそも、サンフレッチェが最も注目されていた時期には、後方のビルドアップから前線まで連動したパスサッカーが、我々ファンサポを熱狂させていました。
城福監督の志向する「人とボールが動いて、人の心を動かすサッカー」には、優勝を重ねていたあの頃を再現させそうな、そんな期待感があります。
それを「お題目を唱えているだけ」と言うような批判もよく見かけましたが、しかし、サンフレッチェ広島には、他チームの選手が感嘆するほど、技術力の高い選手が揃っています。
そんな選手たちによって、城福氏が掲げる「ムービングフットボール」が具現化される可能性は、私は高いだろうと考えます。
もちろん、プロスポーツは結果がすべてなので、期待に見合う成績を残せなければ、当然、批判の対象になってしまうでしょう。
また、昨年の成績が成績なので、周囲の目が悲観的になるのは仕方ないでしょう。
でも、始まる前からそのことを心配しても仕方ない。
あるコミュニティではネガキャンを張ってる人がムダに多いのですが(苦笑)、この時期から冷めた目で見ていてもね、つまらないのひと言ですよね。
あまり能天気になるのも考えものですが、城福監督の描く青写真を選手たちがどのように仕上げていくのか、それを楽しみにしたいと思います。
ところで、10日に全員の契約更改が終了し、今期の戦いに挑むチームの陣容がいよいよ出揃いましたね。
サンフレッチェに初めて来てくれた選手については、正直なところよく分かりません。
これからおいおい覚えていきたいですが、なかなかに興味深い、楽しみなメンバーだと言えます。
今回の補強では、前線で体を張れる選手や、サイドバックを主戦場とする選手を、主に獲得しているようですね。
それと、ユースから3名の昇格者が出たことも目を惹きます。
さらに、レンタル修行中だった2人が、成長した姿で戻ってきてくれました。
特に川辺は、磐田に移る前からの有望株(レンタル前にACLにも出場している)で、ファンサポの間からも評価が高く、今オフの目玉と言っても過言ではありません。
今期のメンバーを見る限り、城福監督の意向は4バックなのかな、という想像が成り立ちそうです。
前線を1トップでいくのか、2トップに変更するのかは分かりかねますが、オフェンスで走れる選手が多くなった印象があるので、そこにはこだわらなくてもいいかな。
少し心配なのは、昨年苦しむ要因にもなった連携構築の失敗が、今年は果たして改善されるのか、という点ですが、私は、割と早い時期に改善が見られるようになりそうな気がしています。
なぜなら、城福監督が求める「自分たちがまず楽しむ」ことを踏まえて、選手たちが、遊び心を持って創意工夫してくれそうだからです。
ただ漠然とメニューをこなすよりも、それぞれがアイディアを出し合ってトライ&エラーした方が、結局は、連携構築の近道になるはず。
じきに始まるであろう練習の中で、監督や選手たちがどんな動きを見せてくれるか。
見る側の我々がワクワクするような、そんな楽しみのある練習を、ぜひ一度見てみたいものです。
そして、ここでは詳細には触れませんが、新しい背番号も発表されましたね。
背番号の変遷は、ウィキベディアでサンフレッチェ広島のページを見れば一目瞭然ですが、せと☆ひできさんの「SANFRECCE Diary(サンフレッチェ ダイアリー)」でも確認することができますので、せっかくならば、そちらをご覧になってみてはいかがでしょうか。
以上、今年のサンフレッチェ広島への期待感を、言葉に表してみました。
昨年、ギリギリのところでJ1残留を果たし、皆、安堵したことと思いますが、その反動で、とても疲弊してしまった人もまた、多かっただろうと思います。
そこへもってきて、監督交代、選手の移動などといった急激な変化。
サンフレッチェへの不安の声は、もしかすると、そんな変化に戸惑い、立ちつくしてしまった人たちの、心の声なのかもしれません。
しかし、サンフレッチェ広島は、もうすでに、そこにはいません。
一所に立ちつくすことなく、新しい姿を模索し始めています。
社長も変わりました。
山本拓也氏は、専門とするマーケティングの観点から、チームを改善しようとしています。
因みに、私よりも年少です。熱心な方のようです。
だから、我々ファンサポも、彼らの新しい動向に付いていかなければなりません。
そりゃ、不安はあります。でも、今の時期に不安100%って、絶対に勿体無いと思いますよ。
むしろ今だからこそ、機能的な流動性で相手を翻弄するような、そんな楽しいサッカーを夢見てもいいんじゃないでしょうか!
さて、長らくお世話になってきた、このスポナビブログ。
当ブログの「共通ジャンル付き」の記事は、今回が最後です。
もちろん、「Jリーグ」や「サンフレッチェ広島」のカテゴリーとしても、今回の記事が最後になります。
あとは次回、ノンジャンルの記事を1つアップして、この「リスペクトブログ」も終了の時を迎えます。
当ブログの記事の大半が、サンフレッチェ広島界隈の話題でした。
広島のファンサポの、沢山の方々が、私の文章を読んで下さいました。
頂いたコメントこそ決して数は多くなかったけれど、うちのコメンテーターは少数精鋭でしたね。
刺激にもなりましたし、嬉しくもありました。
また、広島以外のファンサポにも読んで頂けた由、それも嬉しかったですね。
自ら発信する機会は少なくなりますが、これからも折に触れ、他者のブログにお邪魔するなどして、サンフレッチェ広島にエールを送り続けようと思っています。
ということで、それではまた。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。