とんでもない十両、その後。 ~夏場所を終えて~

2017年5月29日、月曜日の深夜です。

先週の火曜日、10日目を終えた時点で、十両の争いがすごいことになっている!と思い、記事にしました。

そして昨日、千秋楽が終わり、十両優勝も決まりました。

あれから5日間、十両の星取表がどう推移したのか?

今回はまず、平成29年(2017年)5月場所の十両の成績を見ていただきましょう。

まずは東方。

佐田の海 9勝 6敗

千代丸 9勝 6敗

臥牙丸 9勝 6敗

錦木 10勝 5敗

英乃海 8勝 7敗

千代皇 8勝 7敗

朝乃山 8勝 7敗

青狼 8勝 7敗

千代鳳 7勝 8敗

力真 6勝 9敗

照強 7勝 8敗

竜電 9勝 6敗

誉富士 9勝 6敗

明生 9勝 6敗

続いて西方。

大砂嵐 2勝13敗

旭秀鵬 8勝 7敗

旭大星 6勝 9敗

山口 5勝10敗

東龍 8勝 7敗

剣翔 6勝 9敗

奄美 7勝 8敗

安美錦 9勝 6敗

琴恵光 8勝 7敗

天風 9勝 6敗

里山 7勝 8敗

北太樹 8勝 7敗

旭日松 7勝 8敗

貴源治 4勝11敗

改ページで見えづらくなってたらごめんなさい。(お約束。)

というか、携帯だと多少ずれるみたいで。

パソコンで整列するように編集しているので、あしからず。

(実は、記事入力画面ではもっと見づらくなっておるのです。)

「3敗のまま優勝したらファンになる」と公言させてもらった竜電が、11日目にいきなり負けてしまいまして(苦笑)。

ということで、11日目の勝ち越し者はゼロ。翌12日目にようやく2人、勝ち越し者が出たものの、その1人だった旭秀鵬は、残り3日間を全敗(悲)。

そんな紆余曲折を経て、最後は何と、9勝5敗の錦木と安美錦が直接対決で雌雄を決するという、ある意味、最高の千秋楽になりました。

私は、こうなったら安美関に勝ってもらいたいなあ、と思いましたが、(当ブログともいささか関わりがあったのでね、)しかし、取り直しの末、錦木が、勝利と十両優勝とを手中に収めました。

因みに、安美関が勝っていたら、十両優勝の最年長だったそうです。

幕下優勝の大岩戸と併せて、2つの最年長優勝が同じ場所で見られるところでしたが、まあ、仕方ないですね、勝負の世界ですから。

こうして、大混戦の十両は、2ケタ勝利が錦木のみ、という結末になりました。

もちろん、錦木の優勝自体は「おめでとう」と言っていいと思います。先場所まで連続6場所、幕内を張っていただけのことはありました。

ただ、前にも書いた通りで、本当はもっとハイレベルな優勝争いを見たいんですけどね。

来場所はどうやら、英乃海の実弟ホープの岩崎というのが新十両になりそうなので、新風を巻き起こしてほしいと期待したいところです。

と同時に、当然、兄貴のメンツで英乃海とか、岩崎と日大で同期の大奄美とか、もちろん他の力士たちも、負けじと切磋琢磨して、次こそは、12勝以上の優勝者として名乗りを上げてほしいと思います。

なお、しのぎを削ったら星をつぶし合って低レベルの優勝になる、とかは言わないで下さい(笑)。

そうそう、このような団子状態の星取になったので、明らかに幕下陥落と言い切れる力士が貴源治1人しかいないという事態に。

「これは、幕下の好成績力士で、割を食う人が出てきそうだなあ」と心配していたところ、幕下上位の成績もさほどでは無かった(苦笑)。

西5枚目志摩ノ海の5勝2敗は、場所によっては昇進できる星なんですけどね。

(西筆頭希善龍の4勝3敗ではちょっと難しいか。)

むしろ、旭日松が陥落の憂き目に遭いそうな雰囲気で、少し気の毒…

ということで、振り返りを終わろうと思いますが、最後に、11日目以降の5日間をすべて勝って終わる力士が何人出るか、の結果について。

実は、天風ただ1人でした。

4勝6敗から巻き返しての勝ち越し、良かったですね。

次は初日から頑張って(微笑)、幕への返り咲きを狙いましょう!

なお、惜しかったのが安美錦で、10日目から5連勝中でしたが、前述の通り、千秋楽は敗れてしまいました。

また、同じく10日目からの5連勝で、2勝7敗からの逆転を狙った照強も、千秋楽に敗れ、惜しくも負け越しとなりました。

以上、今場所の十両(の星取)を振り返りました。

最後に、(ジャンル「相撲」での)前作「なんか十両がとんでもないことになっとる!(後略)」を読んでいただいた方々に、深く御礼を申し上げます。

あの記事はデータが主体で、自分の考えを述べるという点では若干弱いかな、と思っていたので、アクセス数が23,696回、という数字には、驚きました。

そして今や、当ブログの歴代2位ですよ。ありがたいことです。

ただ、本音を言うと、あの時はアクセスランキングが2位だったのですが、1位の記事が内容的にハテナだった(「再検証」とあったので読んでみたら何の検証も無かった)ので、「この記事に負けたのか…」と思って、なんか悔しかったんです。

でも、「支持する」数で断然上回ったので、「勝ったな」と(微笑)気を良くしました。

しかも、コメントまでいただきまして。

まさにこれは、読んで下さった皆さんのおかげです。

改めて、ありがとうございました。

それでは、この辺で。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。