最終回 ~最後までお読み下さった皆様へ~
2014年4月12日。
この日、このブログは、ノンジャンルの記事でひそやかに始まりました。
そして、今日は同じ12日。
のはずだったけど、さっき日付が変わった(笑)。
ともかく、最終回も初回と同じく、ノンジャンルでひっそりとアップいたします。
今回の記事が、シリアルナンバー245になるみたいです。
3年9ヵ月の間、何度か更新頻度が遅い時期もありましたが、まずまずコンスタントに、ここまで書いてこれました。
自分なりに、よくやったなあ、と思います。
ただ、これは自分ひとりの力だけではなく、読んで下さったり、好意的なコメントを書いて下さったりした、ここに来てくれた皆様のお力添えがあったからこそ、達成できたことです。
これはもう、私本人が言うのだから、間違いありません!(笑)
現段階で、当ブログの累計のページビューは、157万を超えています。
一日平均1000ページビューという、自分の目標値も、皆様のおかげで達成することができました。
どうもありがとうございました。
また、当ブログをフォローして下さっている13名の方々には、特に感謝申し上げます。
そうそう、感謝といえば、私がフォローさせて頂いた方々にも、日頃から楽しませて頂いたお礼を言わなければなりません。
私がフォローしたブログは14個。
うち、1つは事務局さまですが(笑)、苦言を呈したことも、問い合わせのメールを送らせて頂いたこともありましたが、事務局なくしては、このブログがそもそも成り立たなかったので、もちろん、感謝しております。
そんなような感謝の意を込めて、残り13個のブログ名を書き留めておきます。(記載はフォローした順。)
「FCKSA66」 kodahimaさん
「サッカーの面白い分析を心がけます」 josepgualdiolaさん
「イビツ・オツムの独り言」 ibitsu-otsumuさん
「4本目の矢 ~サンフレへの提言~」 supersabuiさん
「VSOP」 vendettaさん
「広島常勝祈願」 highkickさん
「北のお部屋」 honmakaina914さん
「hirotaiのブログ〜オレンジの落書帳」 hirotaiさん
「怒りのDF」 tohoho6647さん
「ピッチに紫の風が吹く」 porukitiさん
「競馬についてつらつらと」 ced9331さん
「極楽!蹴球パラダイス」 brz2014fmさん
「気ままに思った事を書くブログ。」 nerazzuro15vidicさん
記事を読んで、感心したり共感したり納得したり、そんな良質な内容のブログばかりでした。
もう、目には留まらないかもしれませんが…
楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。
そろそろ、お別れの時が来たようです。
いまはお約束できませんが、いつかまた書きたくなって、ブログを再開する時がくるかもしれません。
その時はまた、ビッグアーチの雪という名で、皆様と再会したいと思います。
なので、さよならではなく、いつものように締めくくりましょう。
それではまた!
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。
ラス前ポエム ~改めて、サンフレッチェ広島応援宣言!~
サンフレッチェ広島がここ10年来目指してきたサッカーは何だったか。
それは、一貫して「攻撃的なサッカー」でした。
ミシャやポイチさんが構築してきた広島のサッカーは、時に「ドン引き」と揶揄されたこともありましたが、精神としては、マイボールを大切にしつつ、技術とコンビネーションを生かした、攻撃的なパスサッカーでした。
この期間、必ずしも結果に結び付いていた訳ではありません。ミシャの2年目はJ2落ちしていますし。
それでも、広島のフロントが監督に求めていたのは、常に「攻撃的なチームを作ってほしい」という要望でした。
今回、広島が城福浩氏を監督に招聘したのも、その方針に沿ったものに相違ありません。
そもそも、サンフレッチェが最も注目されていた時期には、後方のビルドアップから前線まで連動したパスサッカーが、我々ファンサポを熱狂させていました。
城福監督の志向する「人とボールが動いて、人の心を動かすサッカー」には、優勝を重ねていたあの頃を再現させそうな、そんな期待感があります。
それを「お題目を唱えているだけ」と言うような批判もよく見かけましたが、しかし、サンフレッチェ広島には、他チームの選手が感嘆するほど、技術力の高い選手が揃っています。
そんな選手たちによって、城福氏が掲げる「ムービングフットボール」が具現化される可能性は、私は高いだろうと考えます。
もちろん、プロスポーツは結果がすべてなので、期待に見合う成績を残せなければ、当然、批判の対象になってしまうでしょう。
また、昨年の成績が成績なので、周囲の目が悲観的になるのは仕方ないでしょう。
でも、始まる前からそのことを心配しても仕方ない。
あるコミュニティではネガキャンを張ってる人がムダに多いのですが(苦笑)、この時期から冷めた目で見ていてもね、つまらないのひと言ですよね。
あまり能天気になるのも考えものですが、城福監督の描く青写真を選手たちがどのように仕上げていくのか、それを楽しみにしたいと思います。
ところで、10日に全員の契約更改が終了し、今期の戦いに挑むチームの陣容がいよいよ出揃いましたね。
サンフレッチェに初めて来てくれた選手については、正直なところよく分かりません。
これからおいおい覚えていきたいですが、なかなかに興味深い、楽しみなメンバーだと言えます。
今回の補強では、前線で体を張れる選手や、サイドバックを主戦場とする選手を、主に獲得しているようですね。
それと、ユースから3名の昇格者が出たことも目を惹きます。
さらに、レンタル修行中だった2人が、成長した姿で戻ってきてくれました。
特に川辺は、磐田に移る前からの有望株(レンタル前にACLにも出場している)で、ファンサポの間からも評価が高く、今オフの目玉と言っても過言ではありません。
今期のメンバーを見る限り、城福監督の意向は4バックなのかな、という想像が成り立ちそうです。
前線を1トップでいくのか、2トップに変更するのかは分かりかねますが、オフェンスで走れる選手が多くなった印象があるので、そこにはこだわらなくてもいいかな。
少し心配なのは、昨年苦しむ要因にもなった連携構築の失敗が、今年は果たして改善されるのか、という点ですが、私は、割と早い時期に改善が見られるようになりそうな気がしています。
なぜなら、城福監督が求める「自分たちがまず楽しむ」ことを踏まえて、選手たちが、遊び心を持って創意工夫してくれそうだからです。
ただ漠然とメニューをこなすよりも、それぞれがアイディアを出し合ってトライ&エラーした方が、結局は、連携構築の近道になるはず。
じきに始まるであろう練習の中で、監督や選手たちがどんな動きを見せてくれるか。
見る側の我々がワクワクするような、そんな楽しみのある練習を、ぜひ一度見てみたいものです。
そして、ここでは詳細には触れませんが、新しい背番号も発表されましたね。
背番号の変遷は、ウィキベディアでサンフレッチェ広島のページを見れば一目瞭然ですが、せと☆ひできさんの「SANFRECCE Diary(サンフレッチェ ダイアリー)」でも確認することができますので、せっかくならば、そちらをご覧になってみてはいかがでしょうか。
以上、今年のサンフレッチェ広島への期待感を、言葉に表してみました。
昨年、ギリギリのところでJ1残留を果たし、皆、安堵したことと思いますが、その反動で、とても疲弊してしまった人もまた、多かっただろうと思います。
そこへもってきて、監督交代、選手の移動などといった急激な変化。
サンフレッチェへの不安の声は、もしかすると、そんな変化に戸惑い、立ちつくしてしまった人たちの、心の声なのかもしれません。
しかし、サンフレッチェ広島は、もうすでに、そこにはいません。
一所に立ちつくすことなく、新しい姿を模索し始めています。
社長も変わりました。
山本拓也氏は、専門とするマーケティングの観点から、チームを改善しようとしています。
因みに、私よりも年少です。熱心な方のようです。
だから、我々ファンサポも、彼らの新しい動向に付いていかなければなりません。
そりゃ、不安はあります。でも、今の時期に不安100%って、絶対に勿体無いと思いますよ。
むしろ今だからこそ、機能的な流動性で相手を翻弄するような、そんな楽しいサッカーを夢見てもいいんじゃないでしょうか!
さて、長らくお世話になってきた、このスポナビブログ。
当ブログの「共通ジャンル付き」の記事は、今回が最後です。
もちろん、「Jリーグ」や「サンフレッチェ広島」のカテゴリーとしても、今回の記事が最後になります。
あとは次回、ノンジャンルの記事を1つアップして、この「リスペクトブログ」も終了の時を迎えます。
当ブログの記事の大半が、サンフレッチェ広島界隈の話題でした。
広島のファンサポの、沢山の方々が、私の文章を読んで下さいました。
頂いたコメントこそ決して数は多くなかったけれど、うちのコメンテーターは少数精鋭でしたね。
刺激にもなりましたし、嬉しくもありました。
また、広島以外のファンサポにも読んで頂けた由、それも嬉しかったですね。
自ら発信する機会は少なくなりますが、これからも折に触れ、他者のブログにお邪魔するなどして、サンフレッチェ広島にエールを送り続けようと思っています。
ということで、それではまた。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。
【広島】去りゆく選手たちへ
いつにも増して大きな動きを見せる、今オフのサンフレッチェ広島。
新たに来る選手、再契約を結んだ選手が次々と発表され、今期の戦いに向けての陣容が整いつつあると感じさせる一方、昨シーズンを限りに、何名かの選手が(レンタルも含み)サンフレッチェを離れることになりました。
今回は、そのうちの何人かについて、私の思いを書いておくことにします。
まず、何といってもミカですよね。
同一チームに最も長く在籍した外国籍選手でもあるミカ。
9年もの間、広島の右サイドはミカの所有物だったと言っても過言ではありません。
出場枠の関係や4バックへの移行に伴い、ミカの働く場所が、サンフレッチェには無くなってしまいました。
寂しいですが、チームは生き物、仕方ない面もあります。
幸い、湘南ベルマーレは3バック。しかも、戦術的に運動量を生かすには持ってこいの場所で、新天地としてこれ以上のクラブは無いと思います。
敵として対戦するのは脅威ですが、マッチアップが今から楽しみです。
宮吉に関しては、度重なるケガさえなければ、もっと働く場所が得られそうだっただけに、残念な気持ちです。
ただ、札幌といえば、ミシャの新たな着任地。
サンフレッチェで「寿人の後継者候補」と呼ばれた宮吉にとっては、働き甲斐のある場所だと思います。
チャジは、城福監督のサッカーで輝くところを見たかったなあ。
レンタル移籍ということなので、千葉で色々と学んで帰ってきてくれたらいいと思います。
航平と椋原については、「出来事カレンダー」で書きましたね。
他にも転出した選手はいるのですが、この辺りで留めておきます。
ですが、あと2人だけ、どうしても書いておきたい。
Aロペには、個人的にとても期待していました。
試合に出してもらえる中で成長して、覚醒してほしいと思っていました。
しかし、若さゆえの経験不足からか、プレーにムラがあり過ぎました。
また、戦術理解度に弱点があり、周囲との連携にも苦労しました。
さすがに「ムービングフットボール」に合うタイプだとは思われず、レンタル期間終了となりました。
でも、いい時は、相手4人に対してドリブルで突破したり、ミドルシュートをゴールに突き刺してみたり、ポテンシャルを感じさせてくれる面白い選手でした。
最後は、皆川について。
日本代表としてプレーした唯一の試合、あのウルグアイ戦でヘディングシュートを決めていたら…
移籍の報を知ったとき、そんなことをフッと考えてしまいました。
チームの一員として、目の前のプレーを一所懸命にやろうとする、そんな献身性を持った選手ですが、如何せん、決定力に難があったことは否めませんでした。
しかし、いわゆる控え組の多くがレンタル移籍に活路を見出す中、皆川は1年前、「サンフレッチェで成長したい」と決意し、チームに残りました。
どちらが良い悪いの話をしたいのではありません。ただ、皆川が広島で活躍したいと思ってくれたことが、私には嬉しかったんです。
今年、皆川はロアッソ熊本へレンタル移籍しますが、熊本には、巻誠一郎がいます。
90分間全力で走り続け、泥臭いがひたむきにチームに貢献しようとする、皆川と同じスタイルの選手です。
これから熊本で過ごす1年間、皆川には是非とも、巻から様々なものを学び取ってほしい。
そして、本人も言うように、ひと回り成長した姿で、また広島でレギュラーを争ってもらいたいと思います。
ここに触れなかった選手たちについても、惜別の寂しさを感じています。
完全移籍する選手も、レンタル移籍する選手も、移籍先で有意義なシーズンを過ごしてもらいたいものです。
いつかまた、サンフレッチェ広島でプレーしてくれることを思いつつ、終わります。
それではまた。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。
今さらですが、サンフレッチェ監督としての森保一を評価してみた。そして、大切なお知らせ。
昨年、2017年の7月に、惜しまれつつもクラブを去った森保一氏。
現在は、2020年東京オリンピック世代の代表監督として活動されています。
2011年のミシャ(ペトロヴィッチ監督)涙の退任の後を受け、2012年からサンフレッチェ広島の指揮を執ることになった、通称ポイチさん。
以後、都合6シーズンの間に、連覇を含む3回のJ1制覇を成し遂げたことになりましたが、これはもちろん、ポイチさんの監督としての技量が、大きい貢献を果たした故でした。
今回は、監督から前監督、そして今や元監督となったポイチさんの、サンフレッチェ広島での活動を、今さらですが、評価してみようと思います。
あ、言うまでもないんですけど、あくまでも私の意見ですのでね。
◆ プラス面
1.守備意識の植え付けに成功した。
2.一流のモチベーターとして人心を掌握した。
3.チームに競争原理を持ち込み、それを徹底した。
1については、もはや言い古されたことの焼き直しになってしまうのですが、何と言ってもこれが、就任初年度にサンフレッチェを優勝に導いた、最も大きな要因でした。
攻撃から守備に転じる際、ミシャの時は、とにかく自陣に戻ってポジションを取ることが優先されていたと思いますが、ポイチさんに変わってからは、それに加えて、相手のボール保持者に対して最も近い選手がアプローチする、という約束事が作られました。
攻から守への切り替えの時に洋次郎が相手選手に寄せていく姿を、私はイメージとして記憶しているのですが、これによって、後ろの選手に時間的な余裕が与えられ、ひいては守備の安定につながったのです。
守備面の充実がありさえすればミシャのサッカーでも1位を獲れることは、2016年に浦和でも証明されましたが、最初にそのことを示したのは、他ならぬポイチさんだったわけです。
2については、いつぞやの浦和戦、ハーフタイムのロッカールームの映像を思い出して頂ければいいと思います。
ミカに「宇賀神が怖いならいつでも交代させるよ」と投げかけた言葉は強烈でしたよね。
個として戦う、組織としてチームの為に戦う、という姿勢を持たせる。
ポイチさんの情熱が「戦う集団」としてのサンフレッチェを形作ったことは、言を俟たないと思います。
また、ポイチさんは常に、選手1人1人の姿をよく見ている監督でした。
チームの中核をなす主力選手やベテラン選手に対しては、大人として接し、意見交換をする一方、発育中の若い選手たちについては、敢えて突き放すことで選手たち自身の努力を促しました。
しかし、若手選手たちは、監督が自分のことを見てくれていることをよく知っていたから、「期待に応えたい」という想いで、モチベーションを落とさず精進することができたのです。
そして、練習でアピールし、競争に打ち勝ったものには、試合のメンバー入りというチャンスが与えられました。
3で言う「競争原理」そのものは、どんな監督でも重要視しているものでしょうが、ポイチさんの場合は、それが徹底されていたように思います。
ヨンソン前監督の方針は分かりませんでしたが、ポイチ監督のサンフレッチェは、試合の前日でも、調整ではなく、普段通りの密なメニューで練習していました。
それは、この練習が「試合メンバーに選ばれるための最終試験」という意味合いを持っていたからです。
そんな激しい争いの中から、岳人やジャガー、チャジ、壮也などが台頭しましたし、中堅どころでは、丸谷やササショーが(一時期は)レギュラーを掴みました。
もっと広く言えば、航平や塩ちゃんなどもこの範疇に入れていいかもしれません。
「誰が出ても戦力が落ちない」と言われたJリーグ制覇の基盤は、この競争原理の中で作られたと言えると思います。
以上、他にもポイチさんの功績は色々とあるでしょうが、ここでは3つのポイントを指摘させていただきました。
ところが、様々な功績を残したポイチさんでさえ、3回目の優勝からわずか1年半で、監督から退く結末になってしまいました。
これは、いかに優秀な人物でさえ決して完璧ではない、ということを示しています。
ポイチさんですら、その例外ではありませんでした。
それでは、何がポイチさんに足りなかったのでしょうか。
◆ マイナス面
1.世代交代を進められなかった。
2.戦術面でのバリエーション不足。(前線の硬直化)
1については、実は、プラス面の3の裏返しでもあるんですよね。
世代交代を意識すれば、期待の若手選手がいるなら、少々我慢しても使い続ける、チャンスを与え続ける、という方法論を用いることも可能です。
サンフレッチェで言えば、例えば森島辺りを使い続けてみるとか。
そういうファンサポからの期待の声もあったかと思います。
しかし、ポイチさんはその方法論を採りませんでした。
あくまでも、「スキルを磨き、プレーでアピールして、自ら競争を勝ち抜いた選手」のみにポジションを与える、という方針でチームをマネージメントしようとしました。
私は、美点として挙げた通り、それは決して誤った考え方ではなかったと思います。
むしろ、サンフレッチェの練習レベルで結果を出せれば、対外試合でも結果は自ずとついてくる、という見方で、ポイチさんは考えていたのでしょう。
ところが、2017年のシーズンを見渡してみると、下から這い上がってきたとハッキリそう言える選手が、ほとんどいないことに気付かされます。
わずかに壮也が、恒常的に試合に使ってもらえているくらいだと思います。
もちろん、これはポイチさんだけの責任ではありません。
フロントの方針に絡めて批評することも可能ですし、当の若手たちが実力不足を解消できなかったこと、練習で勝てなかったことも、要因と言うべきでしょう。
しかし、練習で控え組がレギュラー組を凌駕することもある、という話がある中で、本当に輝ける若手はいなかったのか、という疑問も、今となっては沸いてきます。
或いは、試合で結果を出せていないレギュラー陣に代えて、練習でアピールした選手を試合に使ってみる、といった柔軟な選手起用も、必要だったかもしれません。
ここから、2の話に進むのですが。
出典が見当たらないのですが、少し前に、ヨンソン体制時の中野和也さんのコラムで、「森保監督は、前線にポジションをあまり動かないように要求していた」という趣旨の文章を読んで、非常に驚きました。
なぜ中野さんが後出しでそんなことを記事にするのか(在任中に指摘してほしかった)、という不満もあったのですが、それよりも、ポイチさんの要求内容に対する驚きの方が大きかったのです。
それは1トップに対しての指示だったのか、シャドーを含めての指示だったのか、記憶が定かではないのですが…
選手間のコンビネーションと連動した動きでJを席巻した、あの連覇時の攻撃パターンが、ここ2年は見られなくなっていて、それは、移籍等による相次ぐメンバー構成の変化で、コンビサッカーの構築に時間がかかるせいである、と言われてきました。
が、中野さんの記述が事実だとすれば、それだけが理由ではなかったんだなあ、と思わざるを得ません。
これでは、流動的なパス回しなぞ望むべくもなかったんだなあ、と感じてしまいました。
私は以前、八宏さんの川崎フロンターレとの試合レビューで、「中央偏重で来てくれたから守備がラクだった」ということを書きました。
同じことが、ポイチさん最終期のサンフレッチェにも当てはまりますね。
流動的でもなく、意外性もなく、画一された攻撃手段で、さぞかし、相手チームは守備がラクだったでしょうね。
ディフェンス面の手当てや意識改革には手腕を発揮したポイチさんでしたが、オフェンス面の構築という点については、少々苦手だったのかな、と正直、思いますね。
もちろん、3-1-4-2の導入や、前プレの採用など、工夫を施そうとしてはいました。
しかしそれらの方策は、どうしても守備とのバランスが崩れてしまい、うまくモノにすることができませんでした。
また、前線でのパス回しも、足元へのパスが多すぎた印象でしたよね。
もっとスペースに動き出してボールを引き出すような、そんなスタイルを志向することはできなかったのかなあ、と思います。
(そういう意味では、浩司の引退は痛かったですね。)
ついでに書くと、Aロペにドウくんの役割を期待して、結局は成熟しなかったのが、攻撃面での1つの誤算だったと思うのですが、もしもポイチさんに、例えば、Aロペと工藤の位置を入れ替えてみよう、というようなアイディアがあれば、シーズン途中での退任にはならなかったのかもしれませんよね。結果論ですが…
サンフレッチェ監督としての森保氏の評価は以上とします。
もちろん、これらがすべてというわけではありません。
私自身も忘れている長所、短所があるかもしれませんし、これをお読みの皆さまにも、それぞれの考えや思いがあるでしょうからね。
2年後の五輪本戦に向けて、ポイチさんはチーム作りを既に開始しています。
その過程で、彼は、候補選手をフラットな目で観察しながら、競争に勝ち抜いた若者たちを選び、率いていくことでしょう。
守備の面やモチベーションの与え方に、懸念は少ないはずですが、得点の取り方をどう構築していくのかが、ここでもポイチさんの課題になるでしょう。
しかし、私はもちろん期待しています!
非難と言う名の雑音にはとらわれず、ポイチさんの信念を貫きながら、強いチームを作ってほしいと思います。
さて、ここで大事なお知らせがあります。
当ブログ、「ライフ イズ リスペクト from ビッグアーチ」ですが、スポナビブログ終了と同時に、いったん終了させることに致しました。
ブログの移籍も、当面は行いません。
理由は2つありまして、1つは、物理的にブログを執筆する時間を取りづらくなってしまったことです。
どうしても長文になってしまうという私のスタイルも原因ではあるのですが(笑)、特に、試合レビューの執筆に十分な時間を取れないというのは、当ブログにとっては致命的だと思っているんです。
あと1つの理由ですが、当ブログは、このスポナビブログという環境でこそ成り立つブログだなあ、と思っていて。
明確にスポーツの話題のみから成るコミュニティですし、悪意のある攻撃からも守っていただいてますし。
このような、安心して記事をアップできる環境は、私には得難い環境だったなあ、と。
そのスポナビブログが終了する、と知ったとき、私はほとんど、自分のブログを閉じることを決めてしまいました。
他のブログで続ける未来を、どうしてもイメージできなかったので。
でも、早々にブログを閉じてしまう方々を尻目に、私はなるべく、スポナビブログの終了に近いところまで続けてやろう、と思いました。
ぶっちゃけ、さっさと引っ越していったブロガーたちは一体何なんだろうな、なんて思いながらね(笑)。
スポナビブログを読みに来る人は著しく減ってしまいましたが、自分は最後の方まで居座ってやろうと思ったのです。
nerazzuro15vidicさん、期待に沿えなくてごめんなさい。
しかし、ブロガーとしてのビッグアーチの雪は、いったん休養期間に入りますが、お世話になった方々の移籍先にお邪魔する形で、活動は続けていきます。
それに、ブロガーを引退してしまうわけではないので、ゴン中山の如く、電撃的に復帰する時がくるかもしれません。
たまに「ライフ イズ リスペクト」とか「ビッグアーチの雪」とかでググってみてください(笑)。
ひょっこりとブログを復活させているかもしれませんからね。
ということですが、あと2つか3つ、このスポナビブログで記事をアップする予定がありますので、あと少しだけ、お付き合いいただけたら有難いです。
最後のあいさつは、またいずれ。
それでは、今回はこの辺りで。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。
2017年サンフレッチェ広島出来事カレンダー
2017年大晦日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
今年も、最後の記事として、サンフレッチェ広島の2017年を振り返るとともに、当ブログの今年も振り返ってみたいと思います。
昨年と同様、サンフレッチェに何が起こったか、月別に振り返ります。
題して、「2017年サンフレッチェ広島 出来事カレンダー」!
今年を振り返る指標として、毎月1つずつ、代表的な出来事をピックアップしていきます。
なお、この記事は、サンフレッチェ広島公式サイトのプレスリリースを参照させていただいております。
ここまで、昨年の文章とほとんど同じです(笑)。完全にテンプレート化いたしております。
という文章も、昨年と同じです(笑)。
では始めましょう。
<1月> 森崎浩司氏、「サンフレッチェ広島 アンバサダー」に就任
今年のシーズンに向けた補強が2016年中にほぼ終了していた関係で、毎年1月によく見かける選手移動についてのニュースが少なかったですね。
そんな中、サンフレッチェ広島初のポジションとして、昨年引退したばかりの浩司が就任したのが「アンバサダー」という役職でした。
横文字なので「なんじゃ?」と思いますが、要は「大使」のこと。
就任当初から精力的に活動している浩司氏。
サッカー教室からラジオ生放送まで、ありとあらゆる機会にサンフレッチェをPRしておられますよね。
来年も引き続き、なのでしょうかしら。
V-POINTにも度々出没(笑)しておられるので、会いたい方は狙ってみては?(もちろん、節度は忘れずに。)
<2月>トヨタプレミアカップ2016でムアントン・ユナイテッドに勝利
開幕戦でのサンチェたいそう(ひらがなが正解)や主軸の負傷などを押さえて、私が選んだのはこのニュース。
FCサプリメントから帰還した千葉ちゃんの復帰戦でもあったこの試合は、3-1でサンフレッチェが勝利したのですが、まさかこの試合が、もう一つの重要な意味を持っていたとは、誰も思わなかったでしょうね。
来シーズンは、あの試合で得点を挙げたティーラシンが、ムアントンからサンフレにレンタル加入します!
そんな縁もあっての選出というわけでした。
<3月>森保監督、「前プレ」を断念
当ブログでは割と頻繁に話題にしているので、くどいとお叱りを受けるかもしれませんが…
ルヴァンカップを含む4試合を勝てなかった3月のサンフレッチェは、とにかく状況を打開したかったのです。
そこで、ポイチさんが青ちゃんや千葉ちゃんなどと話した後、従来サンフレッチェが用いていた戦術で、チームを立て直そうと試みました。
結果としてどうなったか、は皆さんご存知の通りなのでここでは置いといて。
この方針変換によって起こった最大の齟齬は、「前プレ」戦術に合う選手として獲得したはずの、工藤や稲垣やフェリペ・シウバの働く場所が無くなってしまったことにあったと、私は分析しています。
済んでしまったことですが、あの時に限って、なぜポイチさんは信念を貫いてくれなかったのか、私は今でも残念に思います。
<4月>今年の国内初勝利、相手はG大阪
この話題、試合を観てないと思いますし、記事にもしていないので、正直、何を書いたらいいのか(苦笑)。
それにしても、今年、国内の公式戦で初めて勝ったのが、当時3位にいたガンバとの試合になろうとは。
Jリーグらしいと言ってしまえばそれまでですが…
しかし、大きな1勝ではありました。
<5月>一進一退
C大阪戦での5失点の大敗などもありましたが、少しずつ勝利や勝ち点を積めるようになってきたのが5月だったかな、と。
特に、ルヴァン杯グループリーグのプレーオフへ出場を決めることができたのは、いわゆる控え組のアピールの場であるという側面も含めて、ポジティブな成果だったのではないでしょうか。
<6月>苦悩する塩谷、アルアインFCへ移籍
サンフレッチェの選手の中で、責任感の強さは1、2を争うものがあったと思います。
そんな塩ちゃんが、チームが苦しんでいる時期に移籍を決意することは、絶対に簡単なことではないはずです。
確かに、サンフレッチェにとっては痛手でした。
しかし従前より、サンフレッチェは、選手たちの希望を出来る限り尊重するクラブでした。
ノーくん(ノ・ジュンユン)然り、主税然り、洋次郎然り。
昨年のジャガーも含めて、選手たちを快く送り出してきた、そんな環境が、サンフレッチェにはあるんですよ。
移籍後は故障もあったし、決して満足できる内容ではなかった、と本人は思ってるでしょうね。
希望していたロシアW杯への出場は難しくなりましたが、次のカタールならまだチャンスはあるはず。
このまま中東でサッカーを続けられるなら、相当有力になりそうですよね。
頑張れ、塩ちゃん!
※なお6月には、パトリック、丹羽が移籍加入することが決まりました。これは特別に、次点とさせていただきます。
<7月>ポイチさん、突然の監督退任!
その当時、何度もこのことを書こうと思いながら、結局書けなくて、今まで来てしまいました…
でも、その時私はどう感じたのかな?
全く覚えていないんですよね。意外だったのか、やっぱりそうかと思ったのか。
ポイチさんの評価は、少しの分量でもいいので、スポナビブログ終了までにはモノにしたいと思っています…
なお、大本営には「解任」と書かれたはずですが、私は、クラブが発信した「退任」の表現の方を信用しています。
<8月>4バック移籍2題
監督がサンフレOBのヨンソンさんに交代してからの最大の変化といえば、長年親しまれた3バックから4バックへの変換でした。
その影響が如実に表れたのが、航平の清水エスパルスへのレンタル転出と、椋原のレンタル加入という、2つの移籍でした。
航平の場合は、何だかギャグみたいな巡り合わせになったのですが、おそらく、4バックでもソツなくこなすことはできたでしょう。
しかし、航平の攻撃センスは、3バックのアウトサイドでこそより輝くものと思います。
となると、以前のソッコ君と同じく、1軍半的な立ち位置だった航平だけに、悪くない移籍だったのかもしれませんね。
椋原は、極論すれば、パトリックに決勝点を取らせるために、サンフレッチェにやってきました。
来シーズンは岡山でプレーする椋原。まるで「風の又三郎」のような存在でした。
サンフレッチェを助けてくれて、ありがとうございました。
<9月>大敗の雪辱、C大阪から貴重な勝ち点3
この月に書いた唯一の記事が、「ファンサポなら応援に集中しろよ!」と呼びかける内容でした。
残り試合が徐々に少なくなる中で、選手からもファンサポからも、焦りの色は否めなかったですから。
ちょっとでもみんなに冷静になってほしかったんですよね。
そんな中、5月に大敗を喫したC大阪を相手に、フェリペ・シウバの得点で勝利した試合は、サンフレッチェを応援するすべての人に、望みを与えてくれるものだったと思います。
<10月>絶望無き3連敗
J1残留を争うライバルチームとの対戦をすべて終えて、上位陣ばかり6試合が残った、最終盤のサンフレッチェでした。
案の定というか、J1優勝を争う鹿島と川崎に連敗し、続く浦和戦にも敗れて、チームは3連敗となってしまいました。
その結果を受けて、「終わった」「降格決定だ」などと吐く、諦めのいい人々が横行していましたよね。
彼らはいま、どの面下げてこの記事を読んでるんだろうね(哄笑)。
まあ、絶望的な気持ちになるのも分からなくはなかったけど、でも、この3連敗はいずれも、内容的に見所の多い敗戦だったので、これを以って諦めるのはいささか粗忽でしたね。
<11月>苦悩の末、J1残留確定!
ミカ退団というビッグニュースもありましたが、ミカの想いを含めて、やっぱりこちらの方が重大と判断させていただきました。
後出しで悪いんですが、10月の時点で、神戸、FC東京には、勝てる可能性が高いのではないか、と思っていました。
理由は、(今年に限れば)どう考えても、鹿島や川崎を相手にするよりは、神戸やFC東京の方が戦いやすい、と思ったからです。
両チームのファンサポの方、ごめんなさい。
でも、残留のためには勝利が必要で、どこから勝ち点を取るかという戦略も重要ですから。悪く思わないでくださいね。
まあ、何はともあれ、広島ファンとして、今年1番の朗報と言っても過言ではないでしょう。
もちろん、来年もこんなことではいかん!わけで。
そこで。
<12月>城福浩氏、監督就任!
このニュースに続くわけです。
新社長の話題と迷ったのですが、ファンサポ的にはやっぱり、こちらの方が注目度が高いですよね?ということです。
城福氏については、ファンサポの間で賛否両論あるようですが、単なるパッションで非難する意見がかなり見受けられますよね。
そんな人には、「じゃあ、早速S級取ってきてよ」と言わせてもらいますが(笑)。
サンフレッチェの展望については、年が明けたら書きたいと思っているので、ここでは控えさせていただきます。
が、ただ1つ、来年のサンフレッチェは城福監督に委ねられたのだから、ファンサポならそれをサポートするのが筋というものでしょ?という意見だけは、ここで表明しておきます。
以上、カレンダーでした。
年間15位、という成績でしたから、ポジティブな話題は決して多くなかったですが、今年も何だかんだで、色々ありましたよね。
今年は少し警句多めのコメントを付けましたが、いかがだったでしょうか。
さて、例年ですと、ここで「今年のブログを振り返る」のコーナーに進むのですが、今年は行わないことにします。
というのも、まもなくスポナビブログは終了してしまいますので。
なので、最終回に改めて総括することにしようと思います。
なお、タイトルから「振り返る」系の言葉は削りましたが、開始部分はテンプレートなのでそのままにしておきます。(要は手抜き(笑)。)
それでは、本年はこの辺で。
今年、当ブログをお読み下さった皆様、ありがとうございました。
あとわずかですが、よろしくお願いいたします。
良いお年を!
今さらですが有馬記念寸評2017
第62回を迎えた有馬記念(G1)。
今年も、競馬週報的に、全出走馬の寸評を書いてみたいと思います。
昨年と同様、カウントダウン方式でいきますが、今年は昨年以上にヤバい状況に。
要するに、昨年よりもさらに、レース全体を観れていないのです。
この記事を書くことは事前に決まってたはずなのに…
それだけ、今年は的中してほしかったってことなんだけどね。
よって、不本意ながら、何頭かについてはコメントを割愛させていただきます。
観ていないものを観た風に語る場面ではないと思いますので。
但し、後々のために馬名は載せます。ここは週報とは違う形式ですね。
よろしくお願いします。
いやあ、テンプレートがあると楽だなあ(笑)。いつも導入部を書くのに苦労していますから。
そうそう、馬券については後ほど。
それでは、16着から。
<16着> サクラアンプルール
中山で3勝の実績があったので、札幌記念勝ちも踏まえてヒモの1頭に。
しかし、中団内目でこれからという所で、致命的な不利を受けてしまいました。
余りにも気の毒でしたが… この件については後ほど書きます。
<15着> カレンミロティック
3年前の宝塚2着、以外に買える要素は無かったが、パドックで良く見えたので、穴狙いでヒモ付けしました。
…まあ、力通りでしたね。
セン馬なので、明け10歳になっても走るのかもしれません。
<14着> トーセンビクトリー
実績は足りないと思いましたが、パドックが良かったのと、内枠を見越して、ヒモの1頭にしていました。
先頭を見る位置で走れたのは良かったのですが、不利はあったけど、この馬も力不足だったかと。
なお、トゥザヴィクトリーの仔だということを、たった今知りました(笑)。
尤も、事前に知ってたら厚めに買って玉砕してたと思うから、それはそれで良かった(笑)。
<13着> サトノクラウン
実は、事前の想定では本命候補だったんです。
秋天好走→JC凡走の流れはむしろ美味しいし、春のグランプリホースが有馬も制するってことも、よく見る光景ですから。
しかし、パドックの様子が、あまり良く見えなかったんですよね…
少し迷った末、本命は他の馬に決めたのですが、でも諦めきれず、対抗に推すことにしたのでした。
結局、勝負所での手応えが悪かったし、直線も全く伸びずじまいでした。
調子落ちしていたのでしょうが、もっと自分の目を信じるべきだったかな、と今は思います。
<12着> ブレスジャーニー
(コメントなし)
<11着> ミッキークイーン
大きな期待はしていなかったですが、宝塚記念3着に可能性を見出してヒモ付けしました。
今回のペースと13番枠では、この馬の力は出せませんでした。
<10着> ヤマカツエース
今年の「内枠」枠は、この馬にしました。
パドックではそこそこに見えましたが、中山は2勝していますし、唯一の着外が昨年の有馬、しかも4着ということで、最内枠なら有望じゃないかと思いまして。
ただ気になったのは、昨年の4着時が2枠4番だった、ってことでした。
つまり、昨年とほとんど同条件だったので、そこからの伸びしろには期待しづらいな、と。
で、4角までは期待させてくれたと思います。
しかし、そこから手が動き始めたので、直線に向く頃には既に諦めムードでした。
勝ち馬の後ろに位置したのは良かったのですが、欲を言えば、あと1列後ろの方が、この馬には良かったかと思います。
溜めて末を生かす競馬に持ち込めたら、もう少し上に来れたのではないかとも思いますね。
<9着> サトノクロニクル
(コメントなし)
<8着> レインボーライン
昨年の菊2着と父ステイゴールド、だけを頼りにヒモに。
終いを生かす競馬に徹したが、ペースに泣いたクチ。
<7着> サウンズオブアース
このシリーズではお馴染みの馬(笑)。さすがにもう混同はしていません。
この馬もペースに泣いたが、大外枠も大きく効いてしまった。
<6着> シャケトラ
(コメントなし)
<5着> ルージュバック
牝馬限定戦では勝ち切れないのに、牡馬と走るとなぜか力を発揮するという、たまにそんなタイプの牝馬が出てきますが、この馬などは典型的ですね。
予想の前に気付いておけば良かったなあ、と思っています。
道中は最後方を追走し、上位4頭には水を開けられたものの、最速の上がりで掲示板に載りました。
レースの綾で仕方ありませんが、道中の流れが速い展開になっていれば、という想像をしてしまいますね。
<4着> スワーヴリチャード
強いとされる3歳世代でダービー2着。
AR杯勝ちから直行は王道とは言い難いが、その能力を買われての2番人気だったのでしょう。
ただ個人的には、今回のパドックを見た限り、この馬から特にピンとくるものを感じませんでした。
また、東京得意のイメージが強く、中山では少々パンチ不足なのかな、と。
要するに、人気になり過ぎているなあ、と思ったのです。
なので、ヒモには押さえたものの、ちょっとだけでも戻って来ればいいなあ、程度の買い方をしました。
直線で前に迫ってくる際の勢いには人気になるだけのものはあり、少し見直したのですが、最後に内にササってしまい、馬券に届かないのみならず、審議の対象になってしまいました。
しかし、本格化が待たれる馬だろうとは思いました。
<3着> シュヴァルグラン
昨年も書きましたが、この馬は府中向き、直線の長いコース向き、というイメージがあり、実績上もそれは言えると思います。
ただ、馬は昨年よりも実力を増していますし、今年のメンバーを見渡した時に、正直、例年のレベルには無いと思ったので、有力視されるのも当然だったですね。
尤も、個人的には4着馬と同じく、「ちょっとだけ戻ってこい」馬券に留めましたが。
中団にジッと控えて、末を生かす競馬で、急坂も力強く登ってきましたが、直線の不利が最後に響きましたね。
首の上げ下げでわずかに及ばず3着、ということで、個人的にも痛い不利でした。
<2着> クイーンズリング
結論から書くと、内枠の穴馬はこの馬でした。
マークしていた方、おめでとうございます。
改めて馬柱を見ると、この馬をピックアップできる要素も無くはなかった。
内枠(2枠3番)であること、鞍上がルメールであること、がそうですが、実は、中山は2戦2勝だったんですよね。
私もその情報は押さえていたのですが、問題は、それが新馬と500万(牝馬限定)という最初の2勝だったこと。
それ以来、中山で走ったことがない馬を、強く推すことはできないな。
私はそう考えてしまったんですよ。
結局は無印にしてしまったこの馬に2着に入られて、私の馬券は総スカンでした(泣)。
そして、この馬自身、抜け出すときに他馬に迷惑をかけていた、という事実。
後味は良くなかったですね。
<1着> キタサンブラック
正直に言うと、私はこの馬を本命にしたくはなかったんです。
理由はただ1つ、単勝1倍台という人気でした。
だって、この馬から流したって配当つかないじゃん(笑)。
でも、パドックで全馬の様子を確認したら、この馬を本命にしないわけにはいかなくなりました。
それだけ、馬の出来も抜きん出ていましたから。
中山で3着を外したことが無いこの馬が、しかし有馬記念を勝っていなかったことは、私も気付いていました。
だから、引退レースでキッチリと有馬を獲ってみせたキタサンブラックは、ドラマを作ってみせたことを含めて、素晴しい馬だなと。
この馬を名馬の1頭に含めても、殆どの人が文句無しだろう、と思いますね。
もちろん、今年の年度代表馬は、この馬以外にはいないと思います。
(コパノリッキーも居るが、JRAのG1を勝てなかったのが痛い。)
もしも、キタサンブラック以外に投票する人がいるならば、その人は「客観性がない」という意味で、投票権を持つに相応しくない、と言い切ってやります!(笑)
余計なことも書きましたが、寸評は以上です。
では、続きまして、おまけ。
今年は、「チャレンジカップ」から直行した馬が2頭いたのですが、馬柱でそれを見たとき、私は「?」と思いまして。
だって、これって「朝日チャレンジカップ」のことでしょ?
じゃあ、朝日CCって、12月にやってんの?…と。
さっき調べたら、もう5年も前に、9月から12月に移動してましたとさ。
競馬ブランクを感じました(笑)。
では最後に買い目を、と言いたいところなのですが、その前に、このレースの審議について書いておこうかと。
有馬記念のレース結果画面(JRA)にある「採決レポート」によれば、「4着馬の斜行で3着馬と最下位馬の進路が狭くなり、2着馬の斜行で14着馬と最下位馬の進路が狭くなった」とあります。
そして、4着馬の騎乗騎手が騎乗停止処分(2日間)を受けたが、降着および失格馬はなかったんですよね。
おそらく、事象が発生した前後の走りから、「不利が無かったとしても、サクラアンプルール(最下位馬)がスワーヴリチャード(加害馬)よりも上位に来るとは見なされない」と判断されたのでしょうけれど…
今さらでアレなのですが、要するに、脚色のいい馬は大抵のことは許される、ってことなんですかね?
速く走れる馬は斜めに走っても許される、ってことなんですかね?
私は、ルールから逸脱しなければ、多少ダーティなことをしても許される、と思っています。
しかし、ルールの方が明らかにおかしい場合、それを改善するためのルール変更は柔軟に為されるべきだろう、とも思います。
私が知る限り、現行の降着・失格のルールは、競馬ファンからの評判がすこぶる悪いです。
それはそうでしょう、被害馬の馬券を持って楽しみにレースを観ていたら、他馬に邪魔されて、挙句、加害馬には何のお咎めもないんじゃねえ。
特に、裁決の結果が馬券に影響する場合には、腹も立とうというものでしょう。
公正な競馬を目指すべきJRAが、公正さを損ないかねないルールを適用している現状自体、私は大問題だと思います。
海外競馬との整合性とか、カテゴリー国の要件とか、事情があるのかもしれないですが、何が公正な競馬なのか、JRAには是非、改めて考えていただきたいと思います。
なお、もしも、あの事象が1周目のスタンド前で発生していたとしたら。
裁決委員はどのような結論を出していたんでしょうかねえ(皮肉)。
長くなりましたね。
最後に、私の印と感想を書きましょうか。
△サクラアンプルール
△スワーヴリチャード
今回の△には、予想上の濃淡はありませんでした。つまり、8頭同列の扱いでした。
但し、シュヴァルとスワーヴには100円多く積みましたが。
今年の予算は4千円しかなかったのですが、◎から○▲厚めに印全頭に馬連流しで買いました。
もちろん、縦目にも大いに期待していました。
他にも、3連複や3連単、○▲それぞれの単勝など、割と○▲絡みにつぎ込んでいきました。
結果は… 最悪でしたね(苦笑)。
2着が鼻差でクイーンズに決まった瞬間、最低限の千円バックすら夢と消えたのでした。
こういう、「2着馬以外全部持ってる」という外し方は、ホント悔しいんですよ。
以前からよくあることなんですけどね。
というわけで、今回の記事はここまでと致します。
そして、私がスポナビブログの「競馬」のカテゴリーで書くのも、今回が最後になります。
決して回数は多くなかったですが、このカテゴリーに記事を載せることができ、そして、それこそ沢山の方々に読んでいただけました。
何しろ、当ブログの記事ランキングベスト10のうち、7つが競馬記事ですから。
本当に皆さま、ありがとうございました。
当ブログ自体はもう少し続きます。
最終回まで、よかったらよろしくお願いいたします。
それではまた。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。
感謝の私信 ~特にお世話になった方々へ~ (最終回ではありません。)
今年の10月に、スポナビブログのサービス終了が発表されてから、約2ヵ月が経ちました。
もう少し間があるな、と思っていましたがあにはからんや、あっという間に年末で、記事やコメントを書けるのも、あと半月程度の期間しかなくなってしまいました。
とりあえず前記事までの保存は終えて、まずはひと安心しているところです。
さて、今回は、これまで当ブログでお世話になった方々に、様々な御礼を申し上げる、という趣旨で記事を書きます。
あ、まだこれで最後じゃないですよ!
私にはまだ書きたい記事がいくつか残っているので、今回の記事が最後というわけではありません。
しかし、感謝の念は、投稿期限のギリギリになってからよりも、まだ閲覧の猶予があるうちに書いておく方が、伝わる可能性が高いだろう、と考えました。
本当は、12月半ばに書けていれば良かったのですが…
それに、ノンジャンルで書くので、この記事に気付いていただけるかどうかも、ちょっと心許ないところですが。
ともかく、あれこれ懸念しても仕方ないので、本題に入りましょうか。
実際は、当ブログを1度でも読んで下さった全ての方に感謝しているのです。
今回は、その中でも特にお世話になったと思う方に宛てて、個別にごあいさつさせていただこうと思います。
具体的には、コメントを多く書いて下さった方とか、交流させていただいたブロガー氏とか、そういう方々をピックアップさせていただきました。
(結果的に、ちょうど10名になりました。)
なお、ランキングではありませんので、一部を除き、順不同です。
まずは、この方から。
◆ せと☆ひできさん
「SANFRECCE Diary(サンフレッチェ ダイアリー)」からの記事引用や速報ブログなどで、大変お世話になりました。
そして、引用許可についての連絡コメントをしていただき、ありがとうございました。
しかも、当ブログへのリンクも張っていただきました。
「試合レビュー中心のブログ」という紹介文は、当ブログのアイデンティティになりました。
ありがとうございました。
これからも「SANFRECCE Diary」を愛読させていただきますので、よろしくお願いいたします。
続いて、どんどんいきます。
◆ porukitiさん
ブログ「ピッチに紫の風が吹く」には、1度だけ、コメントさせていただきましたか。
主婦サポーターの目線で、主に、スタジアムからご覧になった試合の様子をレポートしておられましたね。
(理由があるとはいえ、)ほとんど生観戦することのない私にとっては、尊敬するべき存在でした。
そして、サンフレが苦しい状態にあっても、スタジアムで選手を鼓舞し続けて来られた porukitiさんは、他の多くの同士の方々と共に、正にサポーターの鏡と呼べるおひとりであったと思います。
決着を迎えそうにないスタジアム問題など、心配な要素もありますが、porukitiさんはこれからも、選手たちの後押しを続けて下さい!
ありがとうございました。
◆ supersabuiさん
ブログ「4本目の矢 ~サンフレへの提言~」の最初のエントリーは、個人的には、かなり衝撃的でした。
寿人や洋次郎の起用法について書かれていたところが、「同じようなことを考える人がいるなあと驚いた」のでした。
そのことは後日、supersabuiさんの記事にコメントさせていただきましたよね。
今だから話せますが、実はあの時、「もしや記事をパクられた?」と思ったんですよ、少し。もちろん、そんなはずは無く(笑)。
supersabuiさんの「提言シリーズ」はとても興味深く読むことができました。
コメントをいただいたというよりはむしろ、こっちからよく訪ねて行った方でしたが、なんかついコメントしたくなるような、そんな記事が多かったと思ってます。
忙しいと思いますが、これからも何らかの形で、サンフレッチェには関わってほしいです。
ありがとうございました。
◆ kumakumasansanさん
サンフレッチェに対する私の観点と kumakumasansanさんの観点は、必ずしも一致してはいなかったと思います。
kumakumasansanさんは、サンフレのサッカー(「パスサッカー」と同義)を追求してほしい、そのためには降格も容認する、というようなスタンスだと、私はお見受けしましたが、私は、そうは言っても勝負事だから、勝つためにどのような戦い方を選ぶべきか、という方に重きを置いていました。
そんなような違いこそありましたが、共通しているのは、サンフレッチェのサッカーを楽しんで観たいという想いがある、というところだと思います。
それと、余所様での kumakumasansanのコメントは、割と手厳しいことを書いているイメージだったのですが、当ブログへのコメントはそうではなかったですよね。
ちょっと認めていただけた気がして、嬉しく思っています。
ありがとうございました。
◆ nerazzuro15vidicさん
最初にいただいたコメントが「千葉ちゃんのはPKでしたよ」で、次にいただいたコメントが「(琢磨じゃなくて)拓磨ですよ」でしたね(笑)。
私が海外サッカーに疎いせいで、いただいたコメントと私の返信がビミョーにかみ合わなかったりと、nerazzuro15vidicさんには色々とご迷惑をお掛けしたかもですね。ご容赦ください。
いま振り返ると、メインはサンフレ話でしたけど、ブログを3つ掛け持ちしてるとか、個人的な話もしてくださいましたよね。
私も、スポナビのブログを訪問いたしましたが、あの時は、自分が書こうとしていた内容を含んでいたので、記事自体へはコメントできなかったんです。(結局、この件で記事を書いた記憶はありません(笑)。)
そんな感じで、他の方とは少し違った付き合い方をさせていただき、楽しかった。
ありがとうございました。
最後にお願いですが、nerazzuro15vidicさんのブログの居場所、後でこっそり教えてください!
◆ odashin0504さん
odashin0504さんといえば、私は「割とクールな物言いをする方」というイメージがあります。
当ブログにおいても、鳥栖戦での選手起用・交代についてのご意見や、ウタさんのベストポジションについての考察、といったように、正にサッカーカテゴリーでのコメントに相応しい内容で書いていただきました。
私としても、いつも身の引き締まる思いで、コメントを読ませていただいていました。
そして、odashin0504さんはご自分のサッカー観をしっかりと確立させておられる方だな、と思っています。
私もブログ「キキアシワアタマ」の sanbagarasuさんからサッカー観を褒めていただいたことがあり、とても嬉しかったのですが、それでも、odashin0504さんと比較すると、自分はまだまだだな、と感じますね。
これまで色々と勉強させていただきました。
ありがとうございました。
◆ セロさん
セロさんには2回、当ブログにコメントしていただきましたが、回数の割には、すぐに名前が思い出せる存在だったんです。
とりあえず、半角カナの名前は珍しいですから(笑)。
セロさんのコメントと言えば、やはり吹田スタジアムのレポートが印象深いです。
まず、比較的近いけどやっぱり遠い大阪まで足を運ばれるバイタリティに感服したこと。
そして、敵ながら楽しみにされてた相手チームの大音量のチャントが聞けなかった嘆き。
コメントに実感がこもっていましたよね。
これからも、そのバイタリティと感性で、サンフレッチェの力になって下さい!
ありがとうございました。
ここからの2名は、今年、特にお世話になった方々です。
◆ 練馬のくま吉さん
初めてのコメントは、今年の開幕戦、ハーフタイムの声が掛本さんだと教えて下さったものでした。
あの時の元記事が「14.おまけ1」だったので、ハンドルネームも「おまけ1」だったんですよね、当初は。
私は個人的に「腰掛け」的な名前がイヤなので、それとなく「変えて」って漂わせたら、次回から改名して下さったのでした(微笑)。
いやあ、あの時は失礼しました。
そんな私の嫌がらせ(?)にもめげず、主に、私が観れなかった試合の感想をコメントして下さいましたよね。
スカパーの撤退以降、観戦試合数が激減した私にとって、練馬のくま吉さんが伝えてくれる情報は、非常に有難いものでした。
そういう意味で、今年の後半、当ブログの更新回数が減ってしまい、特にサンフレの記事を3ヵ月も書かずにおいてしまって、練馬のくま吉さんがコメントしてくれる場所を失くしてしまったことが、今とても申し訳なく思います。
でも、こちらからの誘い水に乗っていただいたり(笑)もしましたが、練馬のくま吉さんからのコメントは、いつも楽しみにしていました!
今年、飛び飛びとはいえ、記事を書き続けられた一因は、練馬のくま吉さんのコメントでした。
ありがとうございました。
◆ LC17さん
私が想像で書いた一文を、「現地で観ていてその通りだった」と伝えてくれたのが、LC17さんの最初のコメントでした。
まあ、私が書いたのは「やっぱそうなるよね」という中身だったし、何の自慢にもならないのですが、でも、何となく嬉しかったのを覚えています。
そして、次のコメントではスポナビへの苦言に同調してくれましたよね(笑)。
以来、何度もコメントを残して下さいましたよね。
「ブログ開設○周年」の記事に初めてコメントをくれた方ですし、「2記事連続コメント」を初めて達成された方でもありました。
さらに、現時点では最後にコメントして下さった方でもあります。
とにかく、いつも好意的なコメントを残していただき、確実に、ブログを継続するためのパワーになりました。
ありがとうございました。
最後に、「あなたは一流のブロガーだ」と書いて下さったこと、一生忘れたくありません!
本当にありがとう。
いよいよ10人目、最後の方です。この方のコメントから、すべてが始まりました。
◆ hirotaiさん
私がブログを始めてまだ1ヵ月ほど、その時に書いた清水戦のレビューに hirotaiさんがコメントして下さったのが、私が初めていただいたコメントになりました。
自分が記事を書くことが楽しくて、ブログにハマり始めていた頃だったと思います。
それが、初めて他者から反応してもらえた。しかもそれが相手チームのファンサポの方だった。
新たな楽しみをブログに見出した瞬間でした。
そして、忘れられない記事、「オリジナル10の同志として ~清水戦レビュー~」にもコメントして下さいましたよね。
あの時はツイッターでの反響が大きくて驚いたのですが、それらを代弁するかのようなコメントを書いていただきました。
サンフレッチェのこともリスペクトして下さいましたし、とても嬉しく思いましたよ。
あれから、色々な方がコメントして下さるようになりましたが、hirotaiさんは、その最初の一歩を印してくださいました。
スポナビブログが終わっても、そのことはずっと記憶にとどめておきたいと思います!
先日、hirotaiさんもスポナビ最後の記事をお書きになった由、お疲れさまでした。
とりあえず、「メモ書き」の先をブックマークしておきます(笑)。
では、またいつか。
ありがとうございました。
以上、私が選抜させていただいた「特にお世話になった方々」への私信でございました。
hirotaiさん以外はサンフレッチェのファンサポでしたね。
やはり私はサンフレッチェ広島中心のブロガーだったんだな、と再確認しました。
そして、事前に考えていたよりも、それぞれが1.5~2倍の分量になりました。
本当に感謝しています。改めて、ありがとうございました!
私は、最初に書いたように、あと何個かは記事をアップする予定でいます。
残りわずかな期間ですが、最終回までの間、どうぞよろしくお願いいたします!
それではまた。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。