そりゃワシも年を取るわけですわ。 ~定年間近の親方たち~
2017年5月19日、金曜日。
夕方、仕事の息抜きのためにテレビのある場所に行ったところ、たまたま、大相撲夏場所の中継が映っていまして、これもたまたまなのですが、放送席の友綱親方が場所後に定年を迎える、ということを知りました。
私は、「ああ、魁輝ももう定年なのか…」と、しばし感慨にふけりました。
そして、友綱親方の生年月日である「昭和27年6月12日」が、テレビ画面の字幕に表示されたのを観て、もうひとつ、別のことに気が付きました。
「ああ、そうだ、花のニッパチも、来年が定年なんだな」と。
様々なジャンルで、なぜか優秀な人材が多く集まる年次、というのがありますが、相撲界でも、昭和51年生まれ(栃東(大関)、千代大海、琴光喜、若の里、高見盛など)、昭和38年生まれ(いわゆる「サンパチ」。北勝海、双羽黒、小錦、寺尾、琴ヶ梅など)、といった辺りが有名です。
しかし、我々の世代がまず最初に認知したのは、やはり「花のニッパチ」と呼ばれた昭和28年生まれの世代、ということになるだろうと思います。
すなわち、北の湖、若乃花(三代目)、麒麟児、大錦、金城(栃光)といった面々です。
彼らは、昭和40年代終盤から50年代にかけて活躍し、当時ちびっこだった我々には、深く印象に刻まれている、というわけです。
そんな、子供心に胸をときめかせた「ニッパチ」の面々が、来年、相撲界を去ってしまいます。
尤も、今は再雇用制度があるので、定年以降も、改めて角界で活躍されるのかもしれないのですが。
でも、とりあえずはひとつの区切り、を迎えることになります。
ただ、残念なことに、先に挙げた5名のうち、無事に定年を迎える(であろう)方は、麒麟児の北陣親方と、大錦の山科親方、の2人しかおられません。
金城は、角界に残ることなく(当時の言い方では)廃業し、15年前に亡くなられたそうです。
若乃花の間垣親方は、病気の影響などがあって、定年を待たずに退職されました。
そして、理事長を2度務めた一代年寄北の湖は、ご承知の通り、一昨年、理事長職のまま亡くなられました。
個人的には、金城については正直言ってあまり覚えていないのですが、他の4力士については、それぞれの風貌が思い浮かぶ方ばかりでした。
ということで。
まもなく定年となる魁輝、そして、麒麟児、大錦。
自分の少年期に活躍した名力士たちが、定年を迎える年齢になったんですね。
そりゃ、ワシも年を取るわけですわ(笑)。
今回は「たまたま」を活用して、こんな記事を書いてみました。
場所中なので、場所について書くべきなのかもしれませんが、観れていないのでそれは無理です。
まあ、稀勢の里とか白鵬とか、放っといても誰かが書いてくれますしね(微笑)。
最後に、上記以外でこの2~3年のうちに定年を迎える親方を一覧して、この記事を終わることにします。
武隈親方(蔵王錦) 2017年 9月 2日
大山親方(大飛) 2017年10月15日
楯山親方(玉ノ富士) 2019年11月23日 ※再雇用
荒汐親方(大豊) 2020年 3月28日
あの大ちゃん(長岡のことね)も、3年後なんですね。しみじみ。
なお、データの出典はウィキペディアでした。
では、この辺で。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。