サンフレッチェ広島第15回サポーターズ・カンファレンスの議事録を読んで
0.まえがき
確か、先週の木曜日でしたか。
去る1月14日に開催されたサンフレッチェ広島のサポーターズ・カンファレンス(以下、サポカン)の議事録が公式サイトに載った、という情報を得て、「おっ!」と思い、早速、熟読いたしました。
2時間の会議の議事録は読み応え十分で、読むのが比較的速い(と自称している)私でも、すべてに目を通すのにたっぷり15~20分かかるというボリュームでした。
そして、もちろん、内容そのものも興味深いものでした。
私はそれを読みながら、所々で感想を持ったのですが、特にメモを取っていたわけではなかったため、今は忘れてしまいました。
そこで、これから改めて議事録を読みながら、感想を思い出しながら、あるいは新たな感想を加えながら書き出して、それをそのまま記事にしてみようと思います。
(と言っても、いつも通り推敲はしますけども。)
金曜の夜は長い、ってことで、書き終えるまでは眠らないつもりですが、はてさて。
さて、今回は議題ごとに章を設け、箇条書き的に書きたいと思いますので、最初にテーマを一覧しておきます。
それと、サポカンのページもリンクしておきます。
テーマ1.クラブについて
テーマ2.チーム強化と選手育成について
テーマ3.サッカースタジアム建設について
テーマ4.試合運営について
テーマ5.スタジアムイベントについて
参照元:第15回サポーターズ・カンファレンス 議事録
1.クラブについて
森保監督が日頃インタビュー等で語っておられる内容と、ほぼ同じ内容の言葉が、織田社長の口からも多く語られました。
毎年感じることですが、フロントと現場の捉え方が一致していることを、今年も確認できました。
◆2016年の戦いについて
「言い訳」だと前置きした上で、オフの短さ(=コンディションへの影響)や怪我人の続出について言及しておられますね。
選手たちが厳しい日程をこなさなければならなかったことは事実だし、もしも私が彼らの移動に同行していたら(どんなにきついだろうか)、と想像すると、一概に「言い訳」だと責めることはできないな、と改めて思いました。
とはいえ、タイトルを結局1つも獲れなかった(ゼロックスは別物)こともまた事実なので、社長も仰られたように、そこは無批判でいてはいけないのかな、とも感じました。
◆2017年の戦い方について
Jリーグが実力伯仲で厳しいリーグであるという指摘、私も常々書かせて頂いていますが、改めてその通りだな、と。
目の前の試合に全力を尽くすという戦い方にブレがないことも再確認でき、我が意を得たり、という感想を持ちました。(ちょっと上から目線(笑)。)
◆クラブの経営面
改めて、ジャガーの移籍金は大きかったんだな、と実感。
後は、優勝すること、好成績を残すということも、経営を支える基盤として重要なんだな、と。
◆観客動員(実績)
この件については、耳が痛いです。
現状では今年も大きな貢献はできそうにないので、他のファンサポの皆さまに縋るしかないなあ、と申し訳なく思いました。
◆不祥事の件
ドーピングの件は、千葉ちゃんはもちろん、クラブにとっても防ぐのは困難な事象だったと思うので、今回は仕方なかったかなと思います。
が、通訳による飲酒運転の件と、(議事録にはありませんでしたが)ミカの接触事故については、クラブとして、本当に襟を正して、再発防止のための対策を遂行してほしい、と改めて思いました。
◆クラブの方針
パフォーム社の配分金で大きな投資を望む意見はあると思います。
しかし、社長が語った「堅実すぎるクラブ経営」を、私としては支持します。
私やピースの綾部くん(コント芸人)のように独り身であれば、今の境遇を捨てて「夢」のために無謀をすることも可能かもしれませんが、サンフレッチェ広島は、私企業とはいえ、地域に支えられている「財産」であり、軽々に動くことは許されません。
そもそも、多くの従業員を抱えているのだから、社長としての責任も伴っているわけです。
それに、サンフレを心の拠り所にしている人も少なくないはずですからね。
2.チーム強化と選手育成について
このテーマにおいては、質疑応答も行われました。
寿人やウタさんなど、関心の度合いが高い話題もあり、私が最も注視したのも、やはりこのテーマでした。
◆補強について
サポカンの日は、新加入選手の入団会見の日でもありました。
足立強化部長が指摘した、昨年の閉そく感、躍動感(運動量)の不足は、正にその通りだったと思います。
そして、そこを補強する意味で工藤やフェリペを獲得した、というくだりは、方針としての納得感がありました。
サポカンの頃ならば、特にフェリペに関しては「本当にそうなの?」という疑問があったかもしれませんが、この1ヵ月間で、その辺りは払拭されたと思われますし。
◆成績目標について
考え方は複数あると思いますが、私は、サンフレッチェがJ1に居ることが、色々な意味で望ましいと思います。
決してJ2以下を軽視するつもりはありませんが、J1が国内のトップカテゴリーであることは事実。
単にステータスの問題だけでなく、より高いレベルでの争いがそこにはありますし、ACLやCWCといった世界へと通じる窓口にもなり得るJ1の地位は、できる限りキープしたいところでしょう。
(J2以下の場合、天皇杯優勝でしか公式の国際大会には出られませんので、J1よりも間口は狭いことになります。)
過去には(ACLとの絡みで)「夢がない」と酷評する意見もありましたが、先のクラブ方針の話を踏まえて、まずは残留に必要な勝ち点を目指す、というスタンスは決して間違ってはいない、と改めて思いました。
※因みに、昨年、最も速く「勝ち点40」に到達したのは川崎で、通算18試合目のことでした。
今年の18試合目は7月8日。そこで到達すれば、優勝争いの主役級であり得るのです。
全然、「夢がない」ってことはないですよね!
◆寿人の移籍
既報の通りなのですが、寿人の決断には、やはり長い期間が費やされていたんですね。
そして、やはり寿人は、自分自身のためだけではなく、名古屋に対しても、広島に対しても、多くのことを想い、理解した上で道を決めたんだな、と。
寿人のことを悪く言う声をほとんど聞かなかった、その理由が改めて腑に落ちました。
◆期限付き移籍の件
まず、外から見ただけでは分からない、深い話だったな、と。
「選手の説得はしません」という言葉には、驚きました。
正直なところ、「なんで?」と思いました。
広島の中でレギュラーを争って、実力で地位をつかんでほしいのに、その辺の働きかけはしないのかな、と思って。
しかし、サンフレッチェのチームカラーを踏まえて、足立さんの話を読むと、いちいち納得できたんですよね。
ベクトルが1つ違うだけでも、チームとして100%の力にはならないわけで、試合に勝つ可能性もその分下がってしまうわけで。
この件については、当面、見守るしかないかな、と思います。
◆ウェズレイからの紹介について
とりあえず、有難い。
そして、必ず誰かが自分の目で確認するという辺り、ガジエフ監督の負の歴史をしっかりプラスに転換しているなあ、と思いました。
◆試合に出られる条件について
試合に出たいなら、自らの手でそれを勝ち取れ!っていうことでしょう。
首脳陣の眼力が問われる部分もありますが、方針としては、これまで通り支持する立場でいます。
◆ウタさん
未だ、去就の確定をみていません。どうなってしまうのだろうか…
◆赤いチーム
直近2年間、広島から浦和への移籍はありません。
質問者の心配は理解しますが、いつまでそこにこだわってるんかなあ、というのが率直な感想でした。
◆ポイチさん
正直な気持ちは、可能な限り長くサンフレッチェで指揮を執ってほしいですね。(実績を残してくれる前提で。)
ただ、いずれは機が熟するときが来るとも思います。
その時はその時で、改めて考えよう。
3.サッカースタジアム建設について
広島市のホームページに、スポーツ振興計画の推進施策として「トップス広島等との連携によるプロスポーツ・企業スポーツ等の振興」という項目があります。
「サッカースタジアム整備の検討」という施策も挙げられています。
決して、サンフレッチェの独りよがりで進めているのではないのですがねえ…
新スタジアムが必要、という認識では一致しているのに、なかなか進展が見られないことに焦燥するファンサポが多いですよね。
しかし、どのみち、一夜にして新スタジアムが完成する訳はないので、当面はビッグアーチを使っていかなければなりません。
シートやトイレに予算が付くのなら、それは歓迎するべきなんだろうな、と。
◆サッカースタジアム建設
まず、スポーツ庁が存在感を出して来れば、早期建設への追い風につながりそうだなと、但し漠然と、そう思いました。
次に、都市公園法については、私は初めてその言葉を聞きました。
どのようなものかも分かっていず、ここはちょっと無感想でした。
結局、天気図で南洋の迷走台風を眺めているような、そんな状況はまだまだ続きそうですね。
4.試合運営について
ひとことで言えば、「運営も大変だなあ」ということになるでしょうか。
一時期、そういう職種を目指したことがあるので、ちょっと複雑な心境にもなります。
◆列の割り込み
あり得ないんですけどね。自分さえ良けりゃいいのか、っつうね。
私が割り込みされたら、絶対に腹立つけどなあ…
◆試合後のあいさつ
この件については、ちょっと微妙かな、と。
全力で戦って疲れた体を、なるべく早くクールダウンしてほしい、という想いがあるので。(ケガの防止にも関連しますし。)
でも、ファンサポの「こっちにも来て下さい!」という気持ちも分かるし。
う~ん…
◆劇場の音声の件
費用対効果を考慮する必要があるので、やはり全試合というのは難しいだろうな、と。
もっと沢山の人がスタジアムに詰め掛けて、沢山お金を落とさなければ。
私が言うな、ってことなのですが(詫)。
あ~あ、給料上がんないかなあ(笑)。
◆アクセスについて
最近、広島駅便と廿日市便とが常設される、というニュースが流れましたね。
正直、ようやくという感が無きにしも非ずですが、でも大きな前進ではありますね。
個人的には、昔みたく、商工センターから走らせてくれんかなあ、と思ったりしました。
◆観客動員の目標
毎年、30万人を目標としているサンフレッチェ。
1試合当たり1万5千人というのは、4~5年前だと相当厳しかったけど、今なら適切な目標設定ではないかと。
くどいようですが、ほとんど貢献できなくて、本当に申し訳ないです。
なお、文中に「自力」とありますが、この場合は「地力」が適切なのではないかと。
5.スタジアムイベントについて
いわゆる「付加価値」をどう創造していくか、という話ですね。
やけに沢山のことを一度に質問した方がいましたね(微笑)。
こういう機会はまたとないですからね。分かる気がします。
◆プロムナード
確かに、広域公園前駅からスタジアムまでの景色は殺風景でしたからね。
出店とかが出てくれるなら、縁日みたいで楽しくなるかもしれんなあ、と。
(「スロープ下から」とはそういう意味ですよね?)
◆サンチェ体操
先日、正式にリリースされたことを記事に書きましたが、サポカンの時点でアナウンスされていたんですね。
議事録読んだはずなのに忘れてました。
◆サンフレッチェ検定
正解できる自信ないなあ(笑)。
(カップを割ったのはゴリさんじゃないよ!)
◆アウェーサポへのお土産の件
該当する皆さんの意見を聞いたことがないのでアレですが、単純にPR不足ではないかと思いました。
◆清神社
質問者の心配が現実になってしまったような気が…
まあ、因果関係があるとは、私は思わないんですけどね。
◆運転マナー
昔に比べると、広島人の運転マナーは随分良くなってきた、と思っていたのですが、そんなことが起こっているんですか…
せめてファンサポの皆さんはそんな運転手にはならないでほしい、と思いました。
6.あとがき
以上、サポカン議事録の感想でした。
本当に、読んだ感想を都度都度と書き連ねただけなので、あまり面白くなかったかもしれませんね(苦笑)。
なので、支持する数が少なくても今回は気にしません(笑)。
前記事で危惧した通り、分量が多くなりました。(但し、想像していたほどではなかった。)
また、執筆時間も長くなってしまいました。
4時間半です!(笑)
起床時間が遅れそうです。
さあ、明日(というか今日)は14時から。楽しみですね。
願おう、広島の勝利を!
最後に、謎の自問自答を。
「さあ、リーチがかかりました!」
「何のことですか?」
何のこっちゃ(笑)。
ではでは。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。