【Jリーグ】各チームのレベルアップした姿を観たい! ~Jリーグ開幕に向けて~
1.今年も先の見えない戦いが始まる
いま、2017年2月23日。
これを書き終わる頃には、日付が変わって、24日になっているでしょう。
すると、今年のJリーグ開幕が翌日に迫る、ということになります。
ACL遠征帰りのG大阪と、その対戦相手である甲府を除く、J1の16チームが、25日に、いよいよリーグ初戦を迎えます。
先陣を切るのは、その3日後にFCソウルを迎え撃つ浦和と、斎藤新主将を擁する横浜FM。
他にも、鹿島-FC東京、大宮-川崎など、楽しみなカードが目白押し。
まずは、スタートラインに全チームが横一線となって、優勝を争う戦いに臨みます。
決して長くはないオフ期間と、長いシーズンを乗り切るための厳しいキャンプ期間を経て、各チームとも、それぞれに手応えを感じながらのシーズンインであろうと思います。
戦いが進めば、優勝争いに加わるチームや残留争いに巻き込まれるチームなどに、自ずと分かれていく訳ですが、どのチームのどの選手も、自分たちが降格することなど考えてはいないし、自分たちにも優勝を目指す権利があると考えているはずです。
そんな選手たちがぶつかり合うJリーグ。今年も、先の見えない戦いが始まります。
2.レベルアップした姿を観たい
さて、今年も順位予想する気が全く無い私。
「予想は止そう」ってことなんですが(笑)、理由は、昨年ブログに書いたので、ここでは繰り返しません。
しかし、今年はちょっと、各チームにエールの意味を込めて、個人的に望みたいことを書いてみたいと思います。
昨年は、浦和レッズが、2ndステージ優勝と、年間勝ち点1位という栄誉とを獲得しましたが、1stステージ優勝の鹿島アントラーズが、CSを制して年間王者の座に就きました。
そして、その余勢を駆ってか、実力か、CWC準優勝(レアルとの決勝戦)、天皇杯優勝と、立て続けに実績を積み上げていきました。
いや、今もその良いイメージを維持しながら、ゼロックス杯、ACL初戦と、戦いを続けている印象です。
そういう状況ですから、今年のJ1は、やはり鹿島を中心に展開していくというのが、妥当な見方になると思います。
となると、昨年の広島が洗礼を受けたように、他チームが鹿島を研究して、鹿島の力を出させないように試みていくでしょう。
まあ、それは当然のポイントですよね。
何やかんや言っても、今の、自信に裏打ちされた強い鹿島を倒さなければ、優勝に近付くことは難しくなりますから。
しかし、一方で忘れていけないのは、自分たちが優勝しようと思えば、鹿島だけを倒しても、それだけでは足りないのだ、ということです。
例えば、(ファンなので)広島を例に取りますが、広島が優勝しようと思えば、鹿島だけでなく、浦和や川崎、G大阪など、昨年分が悪かった相手に勝って行かなければ、とてもじゃないが覚束ないわけです。
広島以外のチームにも同様のことが言えます。
鹿島が「仮想敵」でも構わないのですが、「それだけで優勝できるということでもない」のは明白だと思うわけです。
そこで大事なのは、それぞれのチームが、個の力を上げる努力、チーム内の競争意識や連係性を高めていく努力、チーム戦術を極め高みを目指す努力、などを通じて、チーム力のレベルを上げて行くことではないでしょうか。
昨年末、鹿島がCS、CWC、天皇杯という一連の戦いの中で、経験値を上げ、チームの結束を高めて、チームレベルを引き上げていきました。
色々とエクスキューズはあったにせよ、条件が整えば、レアル相手でも善戦できる、勝利を望める、ということを、鹿島は見せてくれました。
そして、他のチームにとって、同じリーグを戦う「身近」なチームがそれを為したことは、大きな刺激になったはずです。
「鹿島がやれるなら俺たちだって!」と決起するチームも多いのではないでしょうか。
ならば今度は、他のチームが、自らのチーム力をレベルアップしていく番だと思います。
チームとしての力が上がっていけば、それだけ勝利の可能性は高くなるはずなので、各チームには、まずはそこを目指して頂きたいです。
鹿島のチーム力が頭一つ抜けているのであれば、他のチームはそのレベルに近付き、追い越す位の意気込みで取り組む。
もちろん、鹿島も負けじと、そのチーム力をもっと高めていくように、さらに取り組んでいく。
そうした相乗効果が得られれば、リーグ全体のレベルも徐々にアップしていくのではないだろうか、と私は考えるのです。
(まあ、言われるまでもなく既にやっているだろうとは思うんですがね(微笑)。)
なので、私は、今年のJリーグが、そうした切磋琢磨の場としても機能してほしいと思います。
そして、リーグ戦が終了したとき、降格になってしまったチームも含めて、すべてのチームが開幕前よりもレベルアップした、と感じたい。
そのような期待で、今年もJリーグに注目していこうと思います。
3.最後に ~森保監督、鹿島戦後の言葉~
本題の最後に、また広島ネタで恐縮ですが、昨年の天皇杯で鹿島戦に敗戦した後の森保監督の談話から、一部を紹介します。(出典:サンフレッチェ広島公式サイト)
敗戦の悔しさの中から、鹿島の力を認め、広島の糧にするべき要素に言及した、率直な感想だと思います。
「(前略)0-1という得点差で良い試合はできたかもしれないが、そこから勝てるように力を付けていくこと。鹿島のように、より勝負強く、勝負にこだわって、どうやったら勝てるのか、ギリギリのところで勝てるチームに成長していけるように今日の敗戦をつなげていきたい。(後略)」
4.あとがき的なやつ
今夜は、本来は、広島に関するネタに着手するつもりだったのですが、いつものように分量が多くなる推測が成り立ったので後回しにして、この内容になりました。
もちろん、J開幕前に書いておきたかった内容ではあったので、間に合って良かった、と思います。
後回しにした記事ですが、ちょっと個人的な事情があって、何とか明夜に書いてしまいたいと考えてはいます。
翌日が土曜日というのがミソですが… まあ、予告は止そう(笑)。
それでは。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。