1人のブロガーとして、戒めにしたいと思った2つの言葉
0.まえがき
2017年2月19日、日曜日。
この日、私は、外出先と実家とで、サンフレッチェ広島の関係者による2つの言葉に出会いました。
それぞれ、広島ファンとして興味深く読んだ言葉なのですが、その一方で、私はそこに、語り手の意図とは別の意味を見出したのです。
その言葉とは、一体何であったか?
今回は、その2つの言葉を紹介するとともに、そこに何を見出したのか、書き綴っていきます。
1.「一流の人は自分が責任を取る。自分もこうありたいなって思いました」
これは、先々週に発売された、サッカーダイジェスト誌の最新号に掲載されたインタビュー記事で、青山敏弘が話した言葉です。
まだ若かりし頃、ペトロヴィッチ監督(当時)に見出された彼は、ミシャから「責任はすべて私が取るから、アオは思い切ってプレーすればいい」と、常に語りかけられていたそうです。
ミシャの指導は厳しかったそうですが、青山は、この語りかけによって次第に自信を持ってプレーできるようになった旨を述懐しています。
今でも青山は、ミシャへの感謝を忘れていないし、自ら責任を取るという覚悟を実践しているのです。
2.「大切なのは伝えることではなく、伝わったかどうか」
次は、広島の3次キャンプ終了を伝える2月19日付中国新聞の記事より、森保監督が話した言葉です。
今年のサンフレッチェは、昨シーズンの反省を生かし、運動量の増加と質の向上を目指しています。
そして、積極的な守備からのカウンターを、新しい武器として磨いていこうとしています。
現場の首脳陣が相談し、森保監督が決断して、その戦術を採用しているはずですが、ポイチさんはキャンプの中で、すべての選手たちにその意図を理解させようとしてきました。
彼は、ただ伝えれば良しとする、アリバイ的な自己満足の指導は行いません。
各々の選手たちが同じ絵を描けるように、選手たちに意図を理解してもらうために、丁寧に、繰り返し、指導しているのです。
ポイチさんは言葉通りのことを、常に実践しています。
そこには、一切の妥協はないのです。
3.「戒め」を見出す
冒頭に書いた通り、私は広島ファンとして、これらの記事を興味深く読みました。
「ここに広島の実力が端的に表れている」という感想も持ちました。
しかし、その日の私は、先ほど取り上げた2つの言葉の中に、青山も森保監督も意図してはいないはずの別の意味を、勝手に見出してしまったのです。
というのは、私は最近、「ブログとは何だろう?ブロガーとは何だろう?」ということをよく考えるんです。
きっかけとか経緯とかは省略しますが、とにかく、そんなことを思っているんですね。
そうした折、たまたま見かけた2つの言葉は、私がブログを書き続けていくために必要な「戒め」を与えてくれたような気がしたんです。
「このブログに責任を持っているか?」「自分の想いや意図するところが、読み手に伝わっているか?」と問われたような気がしたんです。
4.改めて宣言する「所信表明」
私は、この自分のブログのことを、略して「リスペクトブログ」と呼んでいます。
ここまで約3年弱続けてきたこのブログで、私自身は、その名に恥じないような、どこに出しても恥ずかしくないような文章を書いてきたつもりです。
コメントを書いて頂く機会は少ないですが、そうしたコメントに対しても、捨て置くことなく応対してきました。
そして、たまに批判的な内容を書く時でも、文章の背景に敬意が伝わるように心掛けてきたつもりでいます。
しかし、もしかすると、実はそれは自分の思い込みかもしれません。
気付かないで多くの人を不快な思いにさせた、そんな記事がないとは言い切れないですよね。
まあ、たかだかブログですし、そこまで突き詰めて考える必要はないのかもしれませんが、でも、できることなら「あなたは一流のブロガーだ」などと褒めてもらいたいじゃないですか!(微笑)
これまでも行なってきたことなのですが、投稿の「保存」ボタンを押す前に、自分の記事に不都合な箇所はないか、不用意な言葉や単語によって、伝えたいことが曖昧になっていないか、そうした事前のチェックは怠らずにやっていきたいと思います。
せっかく琴線に触れた2つの言葉ですからね。捨て置くのは勿体無い。
これを機に、改めて、「自分の記事に責任を持つこと」「自分の想いが伝わるように努力・工夫すること」を念頭において、今後も当ブログを続けていきたいと思います。
5.最後に
最初に書いた青山の言葉には、実は、前段がありました。
「プロの世界って、責任を負いたくない人もいると思うんですよ。でも、」の後に、先ほどの言葉へと続いていくのですが…
私は、「お前は書いたことの責任を負いたくないんだろう」などと後ろ指を指されるようなブロガーにはなりたくありません。
皆さんはどうですか?
6.あとがき
前回の記事で、「今夜、本当はもう1つ、記事を書きたかったんですよ」と書いたその内容を、今夜、記事にすることができました。
途中、少し大袈裟に書いた部分もありますが、概ね、思う通りを書けたんじゃないですかね。
個人的には、この記事は本来、共通ジャンルなしで載せるべき記事じゃないか、と思っています。
が、それでは延べ100人ぐらいの人にしか読んでもらえない(苦笑)ので、Jリーグのカテゴリーに書かせていただきました。
まあ、サンフレッチェを代表する2人の言葉を伝えたかった、というのもありますので。
そして今日も、昨日と同じような時刻になってしまいました。
3日連続投稿は記憶にないのですが、調べる時間は無いようです。
それではまた。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。