千里の道も一歩から! ~Jリーグを底上げする試みについて~(マスコット編)

0.まえがき

2017年2月18日、土曜日。

Jリーグシーズンの開幕を告げるゼロックス杯が行われ、鹿島が浦和を3-2で破り、幸先よくタイトルを手にしました。

私は試合を観ることができなかったのですが、信頼できるある人によれば、両者のいい所が随所に見られた好ゲームだった、らしいですね。

色々な見解があるようですが、私はその人の言葉を素直に信用しようと思います。

1.ほくそ笑む中の人(笑)

さて、今やゼロックス杯のもう一つの注目点と化したかもしれない(笑)、Jリーグマスコット総選挙(2017)の結果発表が、ハーフタイムに行われました。

5日間に分けて下位から少しずつ発表され、「じらすなよ!」と怒られながらも、引っ張って引っ張って、いよいよ発表された訳ですが、私が応援するサンフレッチェ広島のマスコット、サンチェくんが、一昨年に続く2度目の「センター」の座(つまり1位)に輝きました。

2013年に屈辱の32位(下から6番目)となった後、整形により生まれ変わり(大笑)、それ以来、「君は本当に(フェアプレー賞常連の)サンフレッチェの一員なのか?」という罵声を浴びながら(?)も、狡猾かつ小賢しく、賄賂すらも厭わないなりふり構わぬ選挙活動を、毎年展開してきたサンチェくんでした。

「組織票だろう!」という批判の声も、サンチェくんにとっては褒め言葉(笑)。

まあ、広島ファンの私からみても「こすっからい奴っちゃなあ…」と思ってしまうんですがね。

それでも、4年連続3位以内という成績は立派なもので、Jマスコット界屈指の存在であると言ってもいいと思います。

2.総選挙には意味がある

ところで、ヤフコメを見てみたのですが、この総選挙について「これって意味あんの?」という疑問の声がいくつか挙がっていましてね。

中には、広島ファンを名乗る人もいまして、ちょっとウケてしまいました。

実際問題、Jリーグ関係のファンを除く世間一般の人たちへの、この企画の浸透度は、どう贔屓目にみても低いレベルだと思います。

かくいう私も、開催のニュースはスポナビ等で見てはいたものの、普段の生活ではほぼ意識していませんでしたし、投票してもいませんし。

しかし、少なくとも、Jリーグクラブのすべての公式マスコットが一堂に会するイベントであることは事実。

そして、彼らを現地なりテレビなりで観た人が、ホンのわずかな人数でも反応してくれる可能性はあるわけです。

例えば、「(3位の)レノ丸くん、初めて見たけど可愛いなあ、じゃあ、ちょっとレノファ山口に注目してみようかな」などと思う人が少しでも現れたなら?

それだけで、この企画を行なった意味があるってなもんですよね。

確かに、爆発的に大きな効果は望めないかもしれませんが、たとえ草の根的な小さな効果でも、私は構わないと思うんですよ。

Jリーグキングを含めた49体のマスコットたちの集合写真は、私はまだ見ていませんが、きっと壮観な画像なんでしょうね。

こんなに沢山のマスコットが誕生し、各々活動している、ということを知れるだけでも、総選挙の存在価値があるんじゃないのかな、と思いますね。

3.実は侮れないマスコットの活動

こうして今年の総選挙が終わり、マスコットたちは、それぞれの地元に帰っていきました。

彼らは、おそらく来年の総選挙を見据えて、思いを新たにしていることでしょう。

でもその前に、彼らは各々のクラブのために、様々な活動を頑張らなければなりませんよね。

私は、他のクラブのマスコットたちがどのような活動を行なっているのかよく分からないので、サンチェくんの活動を基に話を進めていきますが、先程は彼のことをちょっと揶揄しましたが、なかなかどうして、彼はけっこう精力的に、サンフレッチェのために働いてくれていますよ!

まずは、昨年1月に始めたツイッターで、頻繁に情報を配信していますね。

今のところ、1万1千人あまりのフォロワーがついていて、多分、マスコット界ではまだまだひよっこ的な感じなんだろうけど、他クラブのマスコットと交流したり、アンバサダーと絡んだり、塩谷や野津田と丁々発止したり(笑)、いろいろと楽しい情報を伝えてくれています。

もちろん、ホームゲーム開催時には、スタジアムでファンサービスをしてくれていますよね。

私はまだ直接彼と交流したことはないのですが(行く回数が少ないからね)、やはり、子供たちには大人気らしいですよ。

そして、何ともタイムリーな話題なのですが、サンチェの思い込みから始まった一大企画がありまして、それが今日、サンフレッチェ広島から正式にリリースされたのです。

その企画とは、「サンフレッチェ広島25周年記念事業”サンチェたいそう”」!

実は、サンフレッチェ広島は「ファミリー層への浸透度が甘い」という評価を受けているらしいんですね。

その弱点を補う施策として考案されたのがこの「サンチェたいそう」で、試合会場やイベント等で実施されていく、というわけです。

で、サンチェくんの大きな役割としては、たいそうのメインダンサーとして手本になることはもちろん、県内の幼稚園を回って園児たちと一緒に体操する等の計画があるそうなので、大使としての役割も請け負うことになります。

戦隊ヒーローものの悪役は、世界征服の為に送迎バスを襲いますが、我がサンチェくんは、将来のサンフレッチェサポーターを養成するために(笑)幼稚園を回ります。(←まだ検討段階ですが。)

これって、小さな広報活動に見えて、かなり重大な意味を含んだミッションではないかと思うんですよね。

検討では幼稚園が対象になっていますが、当然、小学生(特に低学年)もターゲットになるでしょうし、その親御さんたちに対しても、サンフレッチェに関わってもらえるきっかけになり得るわけですから。

とにかく、愛くるしい見た目を生かして、サンチェくんはいま、様々な活動を行なっていますし、新しいミッションを得て、ますます精力的に活動の幅を広げているところなのです。

サンチェくんの話で長々と書き綴り過ぎましたが、他のJマスコットたちも、それぞれのクラブをアピールしたり、ファンの裾野を拡大したり、そういったことを頑張っているに違いありません。

Jリーグは「地域密着」を理念として掲げています。

各クラブがホームタウンのプロチームとして定着し、多くの地元民に認知される存在になるために、マスコットの存在は重要だと思います。

クラブのために小さな活動を一歩ずつ行なっている彼らの活動を、一度調べてご覧になられることを、私はここに提案させていただきます!

4.終わりに

今回紹介した「サンチェたいそう」ですが、2月25日の開幕戦(対新潟)で初披露されます。

そして、この「たいそう」のプロジェクトには、大層強力なメンバーが参加しています!

詳細はこちらのリンク先をご覧ください。

サンフレ公式サイト ⇒ サンフレッチェ広島25周年記念事業“サンチェたいそう”2月25日(土)試合会場にて初披露のお知らせ

◆なすのあさづけ|note(ノート) ⇒ 【クラブ25周年】サンチェたいそうの制作陣が一流芸能人過ぎる件について【一大プロジェクト】

※なすのあさづけさん、このサイト、リンクフリーでいいんでしたっけ?

違ってたらごめんなさいですが、WIN-WINってことでOKしていただけると有難いです。(ちょっと虫良すぎ。)

あと、2章に関しては、書いていて、話の展開に無理がある気がしないでもなかったです(苦笑)。

おっと、まもなく2時半だ。想定外でした。

では、この辺りで。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。