千葉ちゃんもガッカリ? ~ファン・ペルシ報道 完結編~

1.完結宣言(笑)

2017年2月4日、土曜日。

この日、中国新聞は、「サンフレッチェ広島ファン・ペルシに食指を伸ばしたという報道」を「誤報」と断定しました。

また、「足立修強化部長は『ないない。どこからそんな話が出たのか』と苦笑いだった」と報じました。

サンフレッチェのリリースにはファン・ペルシの名は一切出てきていませんが(*1)、中国新聞サンフレッチェの強化部長の「名前」を出して報じた場合、それはプレスリリースと同等の重みがあります。

「そんなこと言って、実は裏で暗躍してんじゃないの?」と疑う人がいるかもしれませんが、足立氏自らが語った以上、それは無いと考えてほとんど間違いありません。

今後リリースが出れば「ダマしたな~(笑顔)」となるのでしょうが、ここまで確度の高そうな情報が出た以上、ファン・ペルシ報道の話題はジ・エンドとせざるを得ません。

う~ん、ちょっと残念ですね。

(*1)ファン・ソッコなら載ってますけどね(笑)。過去分ですけど。中国でも頑張れ、ソッコ君!

2.最も残念がったであろう「オランダ帰りの男」

さて、中国新聞の記事には続きがありましてね。

「練習開始前には早速、千葉が悪ふざけ。『まだファンペルシーが来てません』と叫び、イレブンの笑いを誘っていた」んだそうです(*2)。

正に千葉ちゃんらしいエピソードなのですが、もし仮に、「サンフレッチェが実際にファン・ペルシにオファーを出していて、でも獲得できなかった」のだとしたら、一番残念がるのも、きっと千葉ちゃんなんじゃないかな、と私は思っています。

あまり知られていませんが、あるいは忘れられているのですが、千葉和彦のプロキャリアのスタートは、実にオランダでした。

2004年に海を渡り、オランダ2部リーグのAGOVVアペルドールンというチームの入団テストを受けたのが始まりで、翌年7月にアルビレックス新潟に移籍するまで、約1年半、オランダでプレーしてきたのでした。

ファン・ペルシは、千葉ちゃんよりも2歳年長ですし、2004年にはフェイエノールトからアーセナルに移籍しています。

つまり、千葉ちゃんがオランダ入りしたときにはすでに、彼とファン・ペルシとは大きな差がついていたわけです。

そんな、(ポジションこそ違えど、)彼にとって雲の上の存在とも言えるファン・ペルシと、同じチームでプレーできたならば…

きっと周りの誰よりも、千葉ちゃんの喜びは上回っていただろうと、私は推測します。

それが現実にならなかったのは仕方ないことですが、千葉ちゃんが歓喜する姿を見てみたかったなあ、と思うと、やはり残念な気持ちになります。

(*2)「全員揃ってません!」ってことですよね。揃ってないから始められないっていう。小ネタに解説を付けるのは野暮な話ですがね(笑)。

3.おまけ ~多国籍チーム、大はしゃぎ!~

最後に、2月2日のプレスリリースに載った話題を紹介しましょう。

サンフレッチェ広島、タイでの2次キャンプ、4日目。

この日は(2次では初めて)午前練習のみ行われたのですが、リカバリートレーニングの一環として、4チームに分かれた「サッカーバレー」が実施されました。

選手たちの笑顔があふれる楽しい時間でしたが、中でも強烈だったチームが「多国籍チーム」だったとのことで、そのメンバーは、

ミキッチ、千葉、工藤、Aロペス、フェリペ・シウバ

の5名でした。

言語の壁を越えたチームワークの良さを見せていたそうです。

(なお、千葉ちゃんは英語ペラペラです。フォルランから何か聞き出したりもしたそうですよ。)

私は、これを読んだとき、実は一瞬、「なぜ千葉ちゃんも?」と思ったのでした。

ただ、すぐに「あ、逆輸入選手だったなあ」と思い出せたので良かったのですが。

それに、つい最近、FCサプリメントから帰ってきたばかりですもんね(笑)。

4.終わりに

書き終わってみると、ファン・ペルシの名を借りた千葉ちゃんの記事になってましたね。

まあ、タイトルに名前を入れといたので、良しとしておいて下さい。

トヨタプレミアカップを観た限り、千葉ちゃんのコンディションは、かなり戻っている印象でした。

2ヵ月のブランクを考えると、よくぞここまで!と思いますね。

(この試合のことは、書けたら書こうと思います。)

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。