揺れた想い ~ビッグアーチの雪、気持ちを立て直す~

1.「ショック」と「ボツ記事」

物事には、タイミングというものがあります。

ジュビロ磐田戦のレビューが、鹿島アントラーズ戦の直前になり、初めて新システムを観た感想を書く前に、鹿島戦の敗戦を知ることになりました。

もしも、浅野の記事を書いた後、予定通り磐田戦をレビューしていたら、もっと歓迎を受けて読んでもらうことができたでしょう。

もしも、鹿島戦よりも前に、新システムについて書けていたら…

私は昨日、鹿島戦が終わった後、予告通り、広島の「新鮮術」について書き始めました。

でも、途中まで書いたところで、それ以上書くことができなくなってしまいました。

たとえ鹿島戦がどのような結果になっても、私はそれを書ける、と思っていたのですが、それはどうやら思い違いでした。

それほど、昨日の敗戦はショッキングなものでした。

鹿島が20年以上のJリーグの歴史で紡いできた伝統の戦術に対し、わずか2試合半で組み立てた俄か仕立ての戦術で挑んだ広島。

いま思えば、この結果はある意味当然の結果だったのかもしれませんが、それにしても、悔しさと虚しさが残る結末でした。

目の当たりにした現実、そして、ポイチさんが自ら「戦術的なミスもあった」と認めてしまった、その戦術について、改めて書く意味があるのだろうか、という疑問。

私は、書きかけの記事をボツにすることにしました。

そして、夜が明けました。

2.「コメント」と「立て直し」

朝起きて、私は、ある人のブログを訪ねました。

前日の夜、鹿島戦の直前に、私は、その人が書いた記事にコメントをしていたのです。

ありがたいことに、私のコメントに、その人は返信してくれていました。

そして、その返信の最後には、「新システムの考察楽しみにしてます」と書いてありました。

正直なところ、私が書こうとしていたものは、決して「考察」などという大層なものではないと思っています。

でも、私が書こうとしていることに興味を持ってくれる人が、少なくとも1人は居てくれる、ということが分かりました。

そして、もしかすると、目には見えないけれども、同じことを思ってくれている人がいるかもしれない、という望みを持つことができました。

さらに、思いました。

「記事で予告する」ということは、それを書き切る「責任」を伴う、のだということを。

ダメを押したのは、せと☆ひできさんのダイアリーでした。

敗戦については厳しい指摘もなさっていますが、諦めずに攻め続けたことを評価しておられました。

そして、「最後まで『王者のプライド』を見せることはできた」と書かれているのを読んで、痛すぎる敗戦の中にも、ポジティブなところがあったんだな、と分かりました。

ここまで「きっかけ」を与えてもらって、気持ちを立て直せなければウソです。

そもそも、私のブログは「ポジティブ」が売りだったはず。

いつまでもネガティブモードでいる訳にはいかないじゃないですか。

実は、「新システムについて書く」と宣言したときに、「このことは是が非でも書き切りたい」と思った事柄がありました。

それは、私がとてもポジティブだと思ったことでした。

前日に記事をひとつつぶした時も、その件についてはどこかで絶対に書こう、と思っていました。

じゃあ、いつ書くか。今でしょ!(笑)

ペースを取り戻せたようです。

3.「個人的なこと」と「引っ張り」

今回の記事は、ほぼほぼ、個人的な内容に終始しました。

「なんじゃこりゃ?!」と思った方々、それはきっと正しい意見です(微笑)。

さて、いま書くべきでしょ、と書いたばかりでナンなのですが、この記事は一旦、ここで切ることにします。

私のいわゆる「新鮮術」については、磐田戦を観て思ったことに加え、鹿島戦を踏まえた内容を入れ込んだ形で、改めて書きたいと思います。

それが当初の予定でしたし、今回は、個人的な心の動きのみでまとめた方が良さそうですから。

引っ張って申し訳ないのですが、そういうことにさせていただきます。

大丈夫、悪かったことも、良いと思ったことも、感じたことをありのまま書くことに決めましたので。

それでは、また。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。