サカダイよ、お前もか! ~J1が18チームであることを知らないマスメディア~

サッカーダイジェスト

かつては、週刊誌としてサッカーマガジンと2トップを張り、現在は、月2回ながら、マガジン無き後のサッカー雑誌界を牽引する、老舗のサッカー専門誌です。

私はマガジン派だったので購入経験はありませんが、時折立ち読みして、情報を収集していました。

今でも、スポナビを通して記事を読むことは多いのです。

そんな、敬意を払うべき存在であるサカダイですが、それでも、言うべきことは言わなければなりません。

サカダイWEBでは、「J1展望」という記事が、試合の前日に掲載されます。

その節に開催される試合について、予想メンバーや注目点などを紹介する記事です。

そして、記事の性質上、開催されるすべての試合について網羅されるべき記事である、はずなのです。

が、しかし!

2016年5月29日0時現在、福岡-広島戦「だけ」が、掲載が無いのです。

これは一体、どういうことなのでしょうか?

第14節は、久しぶりにJ1の9試合が同日開催されます。

展望するなら、9試合すべてを展望しなければウソですよね?

8試合だけ展望して、それで済まされようとしている状況は、どう考えてもおかしい。

少なくとも、私はそう思います。

当ブログでは以前、スポナビに対して、同様の指摘をしました。

なぜ、サンフレッチェ広島が、他のJ1クラブと同等の扱いを受けることができないのか?

そのことが、広島ファンの1人として、どうしても納得できなかったのです。

その後の追跡をしていないので、改善されたかどうか、ここで論じることはできないのですが…

ここにきて、まさかサカダイに対しても、同じことを書かなければならなくなるとは!

実は、ブログには書かなかったのですが、こういうことがありました。

あれは鳥栖戦の後だったのですが、その試合の採点&寸評の記事がサカダイWEBに載ったのが、試合の翌々日だったのです!

しかも、夜に入ってからひょっこりと。

あの試合は16時開始で、終了が18時頃でした。

19時に開始された1試合、磐田-鹿島戦の記事も遅かったのですが、それでも翌日には掲載があったので、広島の試合だけがそこまで遅れる理由が、私には全く理解できませんでした。

もしや、取材した記者が東京に戻って、生原稿をデスクに渡すまで、記事にしてはならない、とかいうルールでもあるんかいな?(飛脚か!)

因みに、広島と同時刻開催だった浦和の試合(さいたまダービー)の採点は、その日のうちに、真っ先に記事になりました。

(13時開始の柏-川崎戦よりも早く載る、というのも、私には不思議なことでした。)

当ブログで指摘したスポナビの件に続き、このような出来事がありました。

その流れの延長に、1試合だけ展望されないという「不平等」が発生しました。

またしても、サンフレッチェ広島が絡んでいます。

正直なところ、私は前々から、サンフレッチェに対する中央メディアの扱いについては、挙げた成績の割には扱いが小さい、と感じていました。

私個人の妄想かもしれない、という思いから、当ブログで発言したことはありませんでしたが…

しかし、この2ヵ月ぐらいの間に、広島の記事が遅れるという事象が立て続けに起こりました。

そしてそれは、客観的な事実でした。

広島が不当な扱いを受けている、という事実があるのかどうかは、実際のところ、分かりません。

でも私は、客観性を保ちたいと思いながらも、中央メディアに対して、少なからず、不信感を持ってしまっています。

実際、邪推のレベルですが、色々と考えることはありますよ。

ここに書くことは止めておきますが(エチケットとしてね)。

代わりに1つ言いたいのですが、(これも本当は書くべきことではないと思うのですが、)

サンフレッチェ広島は、直近の4年間で3回、J1を制覇しているクラブです。

現在のJリーグを代表するクラブの1つとして、他サポからも一目置かれています。

そんなクラブを不当に扱うということは、あってはならないことだと思います!

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ということで、ここまで、サンフレッチェ広島のファンの1人、という立場で書いてきました。

もちろん、ファンの総意を代弁しているつもりはありませんが、大なり小なり、同様のことを思っていたファンサポの方は結構いるのではなかろうか、と勝手に推測してもいるのです。

とはいえ、この「1試合だけ展望記事が載らない」という事象は、何も広島だけが不利益を被るものではありません。

その点については、広島ファンの立場を離れて、指摘しておこうと思います。

当然のことながら、アビスパ福岡のファンサポの方々には、不利益がありました。

本来なら、現在の福岡の状況や、試合に向けた動き、対戦相手である広島の状況、等々、いくつもの有益な情報を得られるはずだったのに、サカダイの怠慢でそれができない訳ですから。

そしてもう1つ、toto予想の観点から見ても、1試合だけ情報を得られないという状況は、不利益以外の何物でもありません。

まあ、totoBIGを買う人にとっては、ぶっちゃけ関係ない話なのですが、それでも、「Jの試合結果を自分で予想したい!」と考える層は一定数いると思います。

その中には著名人もいて、例えば、枡田絵理奈さん(*)は、出演した番組の中で、予想する楽しさを嬉々として語っておられました。

また、スポナビブログにもtoto予想の記事がありますよね。

実は、仮に福岡-広島戦の展望記事が載ったとしても、今回のtoto予想の参考にはできませんでした。

(J2の日程との兼ね合いで、購入の締め切りが28日昼だったため。)

しかし、今後もし、同様のことが起きてしまった場合は、問題になると思います。

他にも問題点があるかもしれませんが、私が気付いた2点を挙げておきました。

(*)元TBSの看板アナウンサーで、堂林翔太選手(カープ)の妻。スポーツ番組も多く担当し、「スパサカ」出演やW杯番組のキャスター等、サッカーとの関わりも深い人物です。

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珍しく、表現きつめの記事になったかもしれませんが、そろそろ終わりにしましょうか。

とにかく、サカダイやスポナビには、「J1リーグが18クラブで構成されている」という基本中の基本を、改めて認識してほしいと思います。

そもそも論として、ACLの絡みや災害・天候の影響などがない限り、J1の各節は9試合同日開催されるわけで、これをマスメディアが認識していないというのは「致命的」ですよ、ハッキリ言って。

特にサカダイは、サッカー専門なのだから。

今回は、あくまでも広島ファンとして、ある意味では「私憤」ですが、敢えてそれを記事にしてみました。

事実、かなり腹立たしく思っているのですよ、この度のことは。

一応、リスペクトブログなのでこの程度に止めておりますが、もしも私がツイッターをやっていたら、拡散希望でつぶやき倒していたやもしれませんよ。

ホンマにしっかりしてほしいわ!

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

<追記:5月29日9時30分>

5月29日2時30分付で、サカダイWEBから、福岡-広島戦の展望記事が配信されました。

遅れを詫びるひと言もなく、しれっと配信されております。

当ブログ記事の投稿との因果関係は不明ですが、いずれにしても、みっともない話だと思いますね、サッカーメディアとして。

サカダイには、何らかの説明を求めたい気分です…