横浜FM戦簡易レビュー、そして、またしてもやらかしたスポーツナビ

2016年4月24日、日曜日。

横浜Fマリノスサンフレッチェ広島の一戦が、J SPORTS 3 で生中継されました。

私は通常、ひかりTVの基本プランでBSやCSを視聴しているので、オプション料金が必要なJ SPORTS を観ることはありませんでした。

この試合も観られないな、と思っていました。

が、諦め悪く、HPを見ていたら、「16日間無料キャンペーン」なるものをやっているという。

少しだけ迷ったのですが、ACL敗退決定直後の試合を自分の目で見ておきたい、という気持ちが優り、申し込むことにしました。

因みに、本式に視聴を申し込むと、J SPORTS 1~4 のパックで、税込みで月額2,468円なり。

決して高くはないのですが、いつも試合を観に行く余裕がない、と嘆いている私にはちょっと厳しい(苦笑)。

購入するくらいなら、月に1回、スタジアムに出向いた方が、サンフレッチェの為になりますもんね。

やはり、16日間だけ楽しむことになりそうです。

さて、急遽、観戦を決めたものの、この日に限ってはレビュー用の見方をしていなくて、メモは取ったものの、あまり細かくは書いていないのです。

要するに、サンフレッチェ応援モードだったのです。

日にちも経ちましたし、今回は簡易レビュー。

気が付いたこと、思ったことなどをいくつかピックアップする形式にしようと思います。

そして、記事の最後で、少し憤懣を露わにする予定です。(横浜FMとは無関係な話で。)

まずは、横浜FM戦の振り返りから。

◆ 幸運だったが、必然でもあった、1点目

前半15分、カウンターで攻め上がったカシッチのパスがゴール前に流れたところ、横浜のDFとGKが重なり、ボールを押さえ損なってしまいました。

裏に詰めていたウタさんが、労せずしてゴールを奪った訳ですが、およそラッキーだったとはいえ、あの位置に詰めていたからこそ取れた得点だった、ということは言えようと思います。

◆ 広島がリードした場合の典型的な試合だった

サンフレッチェは本来、リードすると、この試合のようにゲームをコントロールできるチームなんですよね。

それを考えると、ACLの最初の2試合はいったい何だったのか、と思ってしまいます。

前半の広島は、1点勝ってるからこれでいいよね、的な感じで、ブロックを構築して網に掛ける目算だったようでした。

◆ 付き合いが良すぎた横浜FM

試合があった翌朝、スポナビブログのページに「横浜の拙攻に助けられた」と書いてあったので、アクセスしてみたら、DeNAのことを書いた巨人ファンのブログでした(苦笑)。

解説の玉乃淳氏が散々嘆いていたように、この日の横浜FM、前半は完全に広島にお付き合い。

俊輔が何かをした時以外、何も起こらないような感じでした。

「広島が後半にバテるだろう」と考えていたのかどうか分かりませんが、それにしても、攻撃の圧力が足りませんでしたね。

まあ、広島もたまに(負けていても)こういう前半を過ごすことがあるので、一概に悪いとは言えないのですが。

◆ 圧巻のPK

後半に入って活力が出てきた横浜FMの攻撃を、局面での粘りで耐えていた広島でしたが、千葉ちゃんが無念にもやらかしてしまい、PKを与えてしまいました。

キッカーは、中村俊輔

あの助走距離で、PK得意の卓人が相手で、大丈夫なのかな、と思いきや、ものすごいシュートでしたね。

彼の凄みを見ました。

◆ したたかに2点目

追い付かれ、どうなることかと思った矢先、主審の判定に気を取られた横浜イレブンのスキを突くプレーで、ウタさんが今日の2点目を決めてくれました。

塩ちゃんからミカ、ウタさんへとつながった道筋は、これぞサンフレッチェ、と言い切れる、綺麗なルートでした。

また、ミカのマイナスのクロスを呼び込んだ、ウタさんの「突っ込むと見せかけてバックステップ」も上手かったと思います。

◆ 動じない心が必要だった

セルフジャッジは怖いですね。

審判のレベル云々も語られていいとは思いますが、そういう諸々も、試合中は受け止めてプレーするべきでした。

但し、今回は横浜FMでしたが、かつては広島も、同じような失敗を犯したことがありました。

言いたいことは、明日は我が身、ということです。

人の振り見て何とやら、広島の選手たちも肝に銘じておく必要がありますね。

◆ 鉄壁の塩ちゃん

横浜サポの方が、試合前の記事で「キーマンは斎藤学」と書いておられて、私もそう考えていたので、大きく首肯したのです。

でも、この日の斎藤は、あまり目立ちませんでしたね。

特に前半は、プレーにキレが感じられませんでした。

原因としては、チームがスローな展開に付き合ってしまったことも大きいのですが、対面する塩ちゃんが、ほぼ完璧にプレーしたことも効いていたと思います。

さすがに終盤は(体力的に)苦しくなったようでしたが、この日の塩ちゃんは素晴らしい集中力で、斎藤をはじめとする横浜の攻撃陣に仕事をさせませんでした。

2点目を生んだロングフィードといい、日本代表クラスの実力をハッキリ示してくれました。

というわけで、簡易といいながらも結構書いた気がしますが、ここまで、レビューをお伝えしました。

連戦続き、しかも、タイや中国に飛んで行き帰りしながらの戦いは、想像以上の厳しさでしょう。

この日はついに、青ちゃんまで不在となってしまいました。

そんな中で勝ち点3を取れたのは、非常に大きかったと思います。

しかし、ミカやウタさんは期待通りでしたが、攻撃面では、そのルート以外、効果的なプレーは少なかったかもしれません。

チャジやシバコー、カシッチらの見せ場も少なかったし。

また、決して層が厚いとは言えないDF陣は、休む暇がないのでさらに大変だと思います。

あの、連続試合出場記録を誇るミズでさえも、試合後に「ヘロヘロだった」と述懐していたほどです。

個人的には、そんな言い訳めいた発言は聞きたくなかったのですが…

あ、言い訳じゃないか。だって、勝ったから(笑)。

夜が明けたら、アウェー3連戦の最後、磐田戦です。

ポイチvs名波の「新旧代表ボランチ」監督対決、第1ラウンド。

実は今日、磐田への移動をスムーズにするために、練習後のファンサービスを中止するという、苦渋の決断をしたサンフレッチェ

広島に戻って少し休めたとはいえ、選手の疲労は十分に癒えていないことでしょう。

まして、攻撃的な磐田が相手。簡単にいくとは思えません。

しかし、それでも勝って行かなければならない宿命を、選手たちは堂々と受け入れて、勝利を目指して戦ってくれるはず。

ここは皆で、彼らを後押ししていきたいところです。

「サンフを応援せんといけんじゃろう!」(達川風(笑))

私は観れないのですが(悲)、勝利を目指すサンフレッチェの戦いを応援します。

最後に、当ブログとしては異例なのですが、本当に腹が立つことなので、ハッキリ言わせてもらおうと思います。

スポーツナビよ。

なぜ、サカダイの「J1展望」、広島の試合だけスポナビに掲載しないのだ?

明日、J1の試合は全部で4試合。

他の3試合については、サカダイのサイトにも、スポナビにも、記事が掲載されています。

磐田-広島戦だけが、スポナビにないのです。

(「サンフレッチェ」で検索しても同じ結果でした。)

サカダイのサイトに記事があることは、自分の目で確認しています。

よって、サカダイのせいではありません。

なぜ、スポーツナビは、J1で同格のクラブに対して、扱いに差をつけるのか?

スポーツメディアとして、それが正しいやり方なのか?

私には、スポナビの考えが理解できません。

先日も、スタジアム問題を巡るサッカーキングの連載記事について、苦言を呈したばかりです。

別に、あれがスポナビ編集部の目にも留まったはずだ、などとうぬぼれてはいませんが、普通に考えて、あれはやっぱりおかしかったと思います。

そして、今回のことも、どう考えてもおかしいと思います。

広島ファンがムキになって怒っている、と思われるのは本当は嫌だけど、これに関しては、そう思われても構いません。

とにかく、J1のクラブとして、同等に扱ってくれよ!

声を大にして、言わせてもらいます。

書きたいことを書いたので、そろそろ寝よう。

お休みなさい。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。