【ACL】山東魯能は強かった。

何から伝えればいいのか。

試合開始から終了まで、いつものようにメモを取りながら、諦めそうになる気持ちと葛藤しながら、逆転勝利を願っていましたが、その想いは叶えられませんでした。

とにかく「残念」という思いが強かった一方で、試合終了直後に思ったことがありました。

今日は、力負けだった、と。

記事入力を始めてから2時間を経過した時点で、予期せぬ事態が私に起こりました。

書きたいことはいくつもあるのに、今日は全くまとまらないのです。

いつもは、時間を掛けつつも、ひとつの記事に盛り込んでいくことができるのですが、今回はちょっと無理そうです。

仕方ないので、この山東魯能戦については、まとまったものから小出しにしていこうかと思います。

なお、連載ものとはしないつもり。タイトルも、それぞれに独立したものにしていきます。

ということで今回は、対戦相手の山東魯能について、感想を。

それをひと言でいうと、こうなります。

山東魯能は強かった!

この試合を語る上で、まず、このことはしっかり認識しなければなりません。

試合が終わってから思い返せば、最初の15分間で、おおよその勝負は決まってしまったように思われます。

何と言っても、試合開始当初から、広島のボールホルダーへの圧力が凄まじかった。

広島のパス回しにいつもの切れや動きが足りなかったこともありますが、山東の選手たちが、広島の選手たちにその余裕を与えませんでした。

試合全体を通しても、パスの受け際に狙いを定めて奪い去るというソツの無さでした。

そして、特筆すべきは、山東が広島のことを非常によく研究していたということです。

フィールドの片方に寄り過ぎることなく、バランス良く選手を配置して、広島のパスの受け手を常に狙っていく、その連動性が素晴らしかった。

さらに、山東はしたたかでした。

あの位置での寿人のファールが、広島の失点に結びついたわけですが、セットプレーなら優位に立てる、と見切った上で、きっちり決め切ってしまうところ。

また、得点してからも、その勢いのまま、しばらくは攻勢を維持して、広島の立ち直りに時間を掛けさせる辺りは、敵ながら見事、というよりありませんでした。

後半、時間が進むにつれて、少しずつ守備重視にシフトしていった山東でした。

カウンターの脅威、はそれほど見せなかったと思いますが、広島の反撃を受け止めつつ、必要なところで時間を使い、ちょっとこすっからいコケとかも入れながら、試合をクローズさせてしまいましたね。

これで山東魯能は、堂々、ノックアウトステージ進出となりました。

プレーオフをアウェーで制してからの躍進です。

もしかすると、初戦で、浦和と対戦する可能性があるんですよね。

FCソウルとどちらがやりやすいか、などと考える向きもあるようですが、山東魯能は、決して甘く見てはいけない相手だと思います。

むしろ、バランスがいい分、浦和が苦手とするタイプかもしれません。

今回はこれにて。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。