【天皇杯】録画中継をのほほん観戦、と思いきや

1.携帯リアルタイム

予想通り、休日出勤だった、2015年12月26日の私。

元々、テレビの生中継がない試合だったので、FC東京-サンフレッチェ広島戦の経過や結果は、ネットで情報収集するしかありませんでした。

ということで、試合開始直前から何度か、スマホで経過を確認したのですが、まずはその時々に感じたことを書いていきます。

・1回目<15時ちょい過ぎ>

13時開始の2試合の結果を確認。といっても、仙台-柏戦は延長に突入していました。

浦和は会心の勝利で、準決勝進出を決めました。

・2回目<16時ちょい前>

広島の経過だけ確認しましたが、FC東京が1点リードという情報が。

ただ、得点者の東慶悟が、イエローを1枚もらっていました。

「もう1枚もらう、なんてことがあるかもしれんなあ」と思いました。

・3回目<16時半頃>

得点は動いていなかったのですが、何と、東が2枚目のイエローで退場処分になっていました。

まさかの展開。しかし、10人になったFC東京が、却って、守備への集中が増して有利になるかもしれない、と考えました。

・4回目<17時ちょい過ぎ>

ジャガーこと浅野の得点で、広島が同点に追い付いていました。後半40分とは、つくづく「らしいなあ」と感嘆せずにはいられませんでした。

・5回目<17時20分頃>

延長戦、またもジャガー。「よっし!」と小さめのガッツポーズをしてしまいました(照)。

こうして、延長の戦いを制した広島が、準決勝でG大阪と対戦することになりました。

反対の山は浦和-柏となったので、柏以外はACL挑戦権を持っているクラブばかりとなりました。

因みに、NHK-BSで生中継された2試合は90分で決着し、録画中継の2試合は延長に突入しました。

さすがNHK、そこまで予想して放送カードを決めたんですねえ… って、冗談ですけど(微笑)。

これからの2試合は、天皇杯そのものの争いのみならず、残り1枠の「ACL本戦出場権」や、ACL1次リーグでの組み合わせ等が絡んで、面白く熱い戦いになると思われます。

どのチームも中2日で大変ですが、観る立場としては、やっぱり楽しみです。

ああ、それなのに、ここにきて、仕事で観られない可能性が浮上しているという…

本来は休みに入る日なんですけどね、29日は。

どうなりますやら。

2.録画中継をのほほんと観ていたはずが

さて、この日は20時から、長崎での試合の模様が録画中継されることになっていました。

FC東京ファンの方々には悪いんですが、やっぱり、広島の勝ちゲームなら観たいと思うのが、広島ファンとしての心境。

仕事から帰宅した後は、その時刻が待ち遠しくて仕方ありませんでした。

そんな次第で、お気楽な感じでのんびりと観戦するつもりだったのですが、あにはからんや

ここも時系列に、観戦中や後になって感じたことを。

・試合開始~前半15分頃

当初は、FC東京が、前回の対戦よりも積極的に来ていた印象でした。

が、徐々に広島が攻撃できるようになりました。

試合のアタマから互いにやり合っていて、少しイメージと違っていました。

・前半15分~30分頃

この時間帯は、やや広島が優勢に試合を進めていたように見えましたが、意外にもシュートはゼロ。

サイドからのクロスはビュンビュン飛んでいましたが、中で合わせるところまでには至りませんでした。

尤も、FC東京としては、広島に攻めさせておいて、それを逆手に取りたい、というプランで進めていたのかもしれません。

・前半37分

おそらく米本の、逆サイドへのロングパスから、FC東京に先制点が生まれました。

正直なところ、オフサイドだったように思いました。

ポイチ監督も猛抗議。選手たちがあまりしつこく抗議するわけにはいかない分、監督がムキになって物申していましたね。

ただ、東に渡る前のところは、広島の選手に当たっていた、という見方もあるようです。

いずれにしても、審判が得点と認めたので、納得するしかないですね。

・ハーフタイム

カットしてすぐに後半を放送するのか、と思っていたら、BSニュースが始まりました。

何時まで放送するのだろうか?という疑問に答えたのは、102チャンネルでしたとさ(笑)。

・後半16分

サンフレッチェ、1人目の交代は、皆川に代わってのジャガーでした。

皆川、残念ながら天皇杯4試合連続得点ならず。

・後半21分

FC東京の東慶悟、2枚目の警告で退場処分。

2枚目もやや不用意ではありましたが、悔やまれるのは1枚目。

おそらく異議によるカードだった(と思った)のですが、非常に勿体無いイエローで、そのツケが回ってきてしまいました。

・後半30分前後

10人対11人とはいえ、FC東京1点リード、という現実がありました。

そこで、ミキッチ、寿人と、ベテラン勢を立て続けに投入したポイチさん。

交代枠を使い切り、「追い付いて、さらに90分で逆転する」という意思を示したのだ、と私は思いました。

・後半40分

ウノゼロの美学を体現する、今期のFC東京。

10人になっても粘り強く、1点を守り切る気概でしたが、それを砕いたのが、ジャガーの頭でした。

決して背丈があるわけではないジャガーですが、最近はヘディングづいていますね。

・延長前半13分

なんか急に来た感じの得点でした。ミカのクロスが相手に当たるという、幸運な面もありました。

しかし、1人少ない相手に対して、サイド攻撃を効果的に使ってきたことが、この勝ち越し点に結び付いたのだと、私は思います。

・延長後半開始~10分頃

ここまで大事に残していた、FC東京の3枚目の交代カードで、ネイサン・バーンズが満を持して登場してきました。

ですが、その直後、森重が「覚悟のファール」でジャガーを止め、2枚目のイエローを受けてしまいました。

これで11人対9人となり、「さすがにこれではFC東京も厳しかったんだな」などと思ったのですが…

・最後の5分

9人になってからのFC東京は、もう失うものは何もない、とばかりに、最後の攻勢を仕掛けてきました。

この、捨て身ともいえる攻撃に、広島はまともに付き合ってしまいました。

マイボールにして、パスを回していなしてしまえれば良かったのですが、FC東京の圧力をまともに受けて、バタバタしたように見えました。

千葉ちゃんの「あわやPKか!?」というような際どいプレーも飛び出しました。

勝ったことを分かって観ているのに、追い付かれてPK戦になってしまうのか、と思ってしまうような、スレスレの5分間でした。

2人退場者が出たにもかかわらず、FC東京は最後まで試合を諦めず、広島ファンの心胆を寒からしめる、見事な執念を見せました。

さすがはJ屈指の実力派ですね、FC東京。

一方の広島、今回はとりあえず勝利しましたが、試合の締め方には課題が残りましたね。

しかし、こういう試合をモノにする辺り、広島らしさはきっちり出してくれたと思います。

3.準決勝について少しだけ

実はこの記事、27日の夜に、2章の最初の3行目まで書き終えていました。

そして、その続きを今夜、書いているのです。

なので、29日のG大阪戦を観れるか否か、私はもう知っています。

有難いことに本日(28日)、無事、仕事納めをすることができました。

よって、テレビでですが、生中継を観ることができるのです。ホント、良かった。

さて、G大阪とは、この2ヵ月間で4試合目の対戦です。

しかも、まさか12月に、3回も戦うことになるとは。

もっとも、強いチーム同士、大会を勝ち上がっていけば当然、対戦する回数も増えていきます。

広島がそういう存在に仲間入りできていることは、素直に喜ばしいですよね。

まあ確かに、日程が詰まっていて、厳しいことは厳しいです。

塩ちゃんが「不要なファール」で出場停止なのも痛いし、ドウくんも疲れからかパフォーマンスが落ちているようですし。

でも、対するG大阪も、ケガや兵役などでDF陣の層が薄くなってしまいました。

明日もやはり、フィフティ・フィフティの戦いになりそうです。

さあ、今年最後の試合です!

サンフもガンバも、悔いなき戦いをしてほしい。期待して観戦します!

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。