【CWC】戦いを巡る様々な思い ~リーベル・プレート戦雑感~

2ヵ月半ぶりの敗戦は、南米王者リーベル・プレートが相手でした。

ここに至った道のりは、正に堂々たるものでした。昨夜の敗戦も、恥ずべきところは何もないと思います。

しかし、試合が終わった刹那、悔しさがこみ上げてきました。

やっぱ、悔しかったですねえ。

後半途中からしか観られなかった私でさえそう思ったのですから、前半のスタートから観戦された方々の悔しさは当然、察せられるところです。

そして、監督や選手たちの悔しさたるや。

寿人の仏頂面が、彼らの悔しさを端的に表していました。

私が試合を観た時間は、90分の内のわずか40分間でした。なので、試合の中身については深入りできません。

ただ1つだけ、その時間帯に一番感じたことを書くと、肉体的に相当厳しかったですね。失点後は特に。

とりわけ、ドウくんの疲労はピークに達していたようでした。

できることなら交代させてあげたかったのですけど…

しかし、15日間で5試合目、という厳しい日程を戦い抜いた選手たちは、疲れを敗戦の言い訳にすることは一切なかったのです。

彼らは単純に、「勝つ可能性を感じたのに勝てなかった」という事実だけを直視していました。

とにかく「勝つ気」で挑んだ戦いだったので、この敗戦は、彼らにとっては受け入れ難いことだったんですね。

相手がリーベルであれ、バルサであれ。

こんなことを言ったり書いたりすると、必ず、鼻で笑うヤツが登場してきます。

「欧州や南米の強豪にJのチームが勝てるわけがない」とね。

そんな「世の中には100%確実なものなど無い」ということを知らない連中の言葉に耳を貸す必要はないんですが(笑)、正直、めんどくさいなあ、と思います。

でも、この試合に限っては、敗戦にも関わらず、好意的な意見を寄せる方が多かったように思います。

それも、よくある「格上相手に善戦した」という声よりも、「互角だった、勝ってほしかった」という意見を多く見たような気がしました。

また、選手たちの疲労についても、多くの方が、単なる贔屓目ではなく、公平に判断してくれました。

決して同情ではなく、広島の戦いそのものを評価してくれる人が、本当に多かったと思います。

CSからCWCにつながる戦いの中で、サンフレッチェのサッカーを観てくれて、サンフレッチェの戦いに感銘を受けてくれている。

そのことがよく分かって、広島ファンの1人として非常に有難く、冥利に尽きるなあ、と思います。

(特に、他サポの方々がそういうコメントを書いてくれるのが嬉しかったなあ。)

さて、サンフレッチェ広島は、大陸王者の集うカップ戦で、3位決定戦を戦うことになりました。

相手は広州恒大。多分、公式戦では初対戦ではないかと思います。(今日は調査をサボりました(笑)。)

森崎カズらが常々言っている「勝ってこそ得られるものがある」という言葉。

リーベル戦では果たせなかったけれど、千葉ちゃんがいないけれど、簡単な相手ではないけれど、勝って成功体験を味わってもらいたいと思います。

最後に。

試合後のハイライト、あまりにわずかな時間しかなかったので、「何がハイライトだよ(怒)」とか言ってたんですけども。

その時、リーベルが得点を挙げたときの、監督のガッツポーズと、ベンチから一斉に飛び出す控え選手たちの姿が、映像で流れました。

それを観たとき、南米王者が本気で大喜びする姿を観たとき、私は、「サンフレッチェリーベルに爪痕を残す戦いをしたのだ」と悟ったのでした。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。