【CWC】マゼンベ戦の感想を早速書いてみた

試合のレビューや感想を、いつもは時間を置いて翌日とかに書くことがほとんどの当ブログ。

ですが、たまには早々に記事をアップしてみるのもいいかな、と思ったので、試合をTV観戦した感想など、書いてみたいと思います。

なお、先程入浴し、高揚した気分はすでに落ち着きを取り戻しております(微笑)。

◆ ピンチな感じがしなかった

前半の最初の3分間でチャンスを作った広島に対し、そこから15分ぐらいまでの時間帯は、マゼンベが攻勢を取っていました。

実況アナウンサーがピンチ感を出して不安をあおるので、それに釣られた視聴者も多かったと思います。

しかし、サンフレッチェの日頃の戦いを良く知る者にとっては、見た目ほどの危機感はなかったのではないでしょうか。

要は、最後のところでやられなければいい訳で、その辺は、今日のサンフレッチェもソツ無くやってました。

特に塩ちゃんは、常に相手選手に体をぶつけるなり密着させるなりして、自由なシュートを打たせなかったですね。

◆ 7本目のCKで得た変な自信

CS2戦目のG大阪戦で最初に失点したとき、私の記憶では、7本目のコーナーキックを今野に決められたのでした。

前半のマゼンベのCKは確か8本でしたが、その7本目を無事に抑えたとき、根拠はないのですが、もうCKでやられることはないだろう、と確信を持ってしまったのです。

裏目に出なくて良かったと思います(苦笑)。

◆ 1点目

注目されたシャドーの位置に入ったのは茶島でした。

最初は少し戸惑ったような、落ち着かない雰囲気だったチャジでしたが、徐々に試合勘を取り戻していきました。

そんな中で広島が得た最初のCK。キッカーはチャジでした。

いやあ、素晴らしい精度でしたよね。

ニアで合わせて流したササショーも、仕留めた塩ちゃんも、ゴール前に詰めていた選手たちも、それぞれに見事でしたが、チャジのキックはその上をいく見事さでした。

あと、戦前に寿人が言っていた「マゼンベの選手はボールウォッチャーになることがある」という指摘が、このCKにより実証されました。

◆ 2点目

広島のCKにおけるパターンの豊富さが、如実に表れたゴールでした。

ここでも、チャジの精度の高いキックが得点を呼び込みましたね。

1点目のときにチャジをスルーした実況アナも、今度は無視することなく触れてくれました。

そして、決めた千葉ちゃん。

ボールがネットを揺らすのを確認することなく、自陣の方に振り向いて走り出すという、そのクールな感じが良かったねえ(笑)。

◆ 3点目

ジャガーのシュートがゴールに入った瞬間、「この試合はもらった!」と初めて確信することができました。

正直なところ、2点差のままでは何が起こるか分からない、という漠然とした不安がありました。

それだけに、大きな3点目でした。

まあぶっちゃけ、青ちゃんからミカへのパスは多分オフサイドだったと思うんですけどね。

でも、笛を吹かれなかったんだから、遠慮も躊躇も全く不要。悪びれる必要などありません。

マゼンベの集中力を切らした意味でも、試合を決定付けた得点でした。

◆ マゼンベ評

マゼンベは、普通に強いチームだったと思います。

アフリカのチームだからといって、決して大味なプレーをするのでなく、組織的にも出来るし、技術も持っていました。

ただ、試合のレイアウトの部分で、広島はマゼンベを上回っていたのだと思います。

それと、当然と言えば当然ですが、広島としては先制点を取れたのが非常に大きかったですね。

次に対戦したときに勝てるかどうか、分からないレベルの相手でした。

◆ 経験不足だったアナウンサーたち

今日のTV中継、率直に言って、実況アナウンサーは勉強不足でした。

また、後半、ベンチレポートは仕事をしていませんでした。

特に、広島の選手交代を事前に報告しなかったことについては、非常に不満でした。

(後半は居なかったのかもしれませんが… ラルフ、しっかりしなさい!)

日本テレビに限らず、民放各局は、もっとJリーグを中継した方がいいですね。

◆ 合格点

今日の結果により、サンフレッチェ広島は、大陸王者の集うカップ戦でベスト4に進出しました。

開催国の特別枠でも、枠は枠です。広島の2勝目を素直に喜ぶのがいいと思いますね。

で、私個人としては、今年のCWCについて、サンフレッチェにはもう「単位」を与えていいと思っています。

世界を相手にあと2試合、本気の戦いができるのですから、それだけで十分な価値があると、私は考えているのです。

あとは、合格の中身がどうなるのかですね。

「優」か「良」か、はたまた「可」に留まるのか。残り2試合で、その評価が決まります。

相手が実力上位なのは百も承知。

でも、今のサンフレッチェ広島のチーム力を、全力でぶつけてほしいと思います。

そしてもちろん、あわよくば勝利をもぎ取ってほしいと思っています。

サンフレッチェの冒険は、まだまだ続きます。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。