致命傷じゃなくて良かった話 ~FC東京戦を前に~
明日、サンフレッチェ広島が、ビッグアーチにFC東京を迎え、ホームゲームを戦います。
私は最近、色々と出費がかさんでしまい、年内の現地参戦が難しい状況なので、残念ながら自宅待機です。
ただ、幸いというか、明日はNHK-BSで生中継されます。しっかりメモを取って、レポートしたいと思います。
(本当は、これが総合テレビでの放送ならもっといいんですけどもね。)
さて、9月29日のプレスリリースで、カシッチこと柏好文選手の負傷が発表されました。
スポナビのニュースでは、30日の午後になって初めて見出しになったので、それまで知らなかった方が多かったかもしれません。
記事としては2件しか見ていないのですが、それらに対するコメントは、やはり、カシッチの存在の大きさを物語るものが多かったですね。
確かに、彼の離脱は痛いと思います。移籍2年目の今年、チームのスタイルにコミットして、好調期間が長かったですからね。
90分間+αを全力で走り切る活力で、広島自慢の両翼を担っていただけに、残念なケガではあります。
しかし、彼の離脱が決して致命傷ではない、ということも事実だと、私は思います。
カシッチがいなくても、その穴埋めには航平がいるし、ササショーも対応できます。無論、ギシさんの存在も忘れてはなりません。
さらに、高橋壮也も、派手な実績こそないものの、いつ呼ばれてもいいように腕を撫しているはずです。
最初にJ1制覇を果たした2012年でさえ、サイドの選手層では四苦八苦していました。そのことを思えば、「短い期間によくぞここまで来た」という感慨すら覚えます。
ACLを経験し、クラブは、真の意味でターンオーバーできるチーム作りを意識してきたことでしょう。
今の選手層の充実を見るにつけ、サンフレッチェのやってきたことは間違っていなかったのだなあ、としみじみ思うのです。
カシッチのケガは全治4週間とのことですので、当然進出するであろう(微笑)チャンピオンシップには十分間に合います。
(その意味でも、彼のケガは致命傷ではないです。彼にとっても、サンフレッチェにとっても。)
その時に備えて、カシッチには焦らずじっくりと治して欲しいですね。
今年の広島には、塩ちゃんのように、ケガの期間を経て、また結果を残せるようになった選手が何人かいますからね。
カシッチにもそういう風になってほしいと願います。
…とは申せ、いくら選手層が厚くなったといえども、それだけで勝てるほど、勝負は甘くありません。
FC東京も、チャンピオンシップを十分狙える位置にいます。堅い守備をベースに、広島に一泡吹かせようと燃えているはずです。
また、かつてカモにされてきた、苦手の前田遼一が調子を上げているのも不気味です。
どうやら、明日の試合は、見応えあるものになりそうですね!
勿論、ファンの一人として、広島には、チーム全体の力を結集して、勝利を目指してほしい。
TVの前で、ビッグアーチに気を送りたいと思っています。
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。
P.S.
構成上、本文では触れていませんが、浩司の再離脱も勿論、残念に思います。
様々な苦境を何度も克服してきた彼のことですから、また元気に復帰してくれることを、信じて待ちたいと思います。