戦う相手に遠慮は無用! ~新潟戦を前にして~

1.新潟で柏-広島の試合を観た話

私が東京に移り住んで何年か経過した頃、今からちょうど20年前のことです。

ゴールデンウイークにサンフレッチェ柏レイソルと新潟で試合をする、というので、上越新幹線で、勇躍、出掛けたのでした。

結果など、肝心の試合のことはほとんど忘れているので、調べながら書いています(苦笑)。

このとき、ビッグスワンはまだ存在せず、会場は新潟市陸上競技場でした。(白山競技場、と記憶していたのですが、通称だったのかも。)

そして、なぜ柏のホームゲームが新潟で開催されたのかは、今でも謎なのです(微笑)。

1995年というのは、広島がステージ優勝した翌年のこと。柏レイソルは昇格初年度でしたね。

森保監督は、まだ現役でした。そりゃそうです、まだ26歳でしたから(笑)。

今、メンバーを眺めていると、かなり興味深いものがあります。

例えば、高木琢也久保竜彦の名前はありません。高木はケガで休んでいたようです。久保は入団したてのルーキーでした。

レイソルのメンバーに、沢田謙太郎の名前が見られるのも面白いですよね。

昔の試合のメンバー漁り、ちょっとハマりそうです(笑)。

試合の結果は忘れていたのですが、調べてみると、広島が逆転勝ちしていました。

なおその日は、ベルマーレ平塚鹿島アントラーズから7点取って、最多得点の記録を作った日でした。

(今見ると、すごい面子でしたね、ベルマーレ。数人列挙しようと思いましたが、絞れないので止めます。悪しからず。)

余談ですが、試合後、現地で確保しておいた宿に行き、テレビを付けたら、「王様のレストラン」というドラマをやっていました。

初めて観たので、内容は覚えていないのですが、森本レオさんの「それはまた、別の話」というナレーションと、エンディングテーマが印象に残りました。その曲が、平井堅のデビュー曲だったのですが、それはまた、別の話(笑)。

2.新潟に広島が乗り込んで試合をする話

20年前に逆転勝ちした相手、柏レイソルに、先日、完敗を喫したばかりのサンフレッチェ広島は、明日(というか今日)、アウェーの地、新潟に乗り込みます。

相手はアルビレックス新潟。新潟で開催されるのは、至極当然なのです(微笑)。

さて、当ブログではお馴染みのせと☆ひできさんが、レイソル戦のレビューをHPに書いておられました。

そこには、新潟戦やそれ以降に向けてのコメントも書かれていたのですが、私はある一文を読んで、少し引っ掛かったのです。

それは、最後の一文なのですが、(以前に了解を頂いたので、転記させてもらいますが、)

「次節は下位に沈む新潟が相手となりますが、柳下監督が嫌がるようなサッカーをしてでも、結果を出さなければならないような気がします。」

と記されていました。

私は、これを読んだとき、「おやっ?!」と思いました。

批判する気持ちではありません。ちょっとツッコミを入れたくなってしまったのです(微笑)。

というのは、勝負の世界ですから、戦いですから、相手が嫌がるようなサッカーをするのは、むしろ当然のことだからです。

いや、無論、アンフェアな意味ではありません。

そうではなく、戦術的に、相手のいい面を出させないとか、弱点を突くとか、そういう意味で相手を嫌がらせる戦い方をすることは、非常に肝要だと思うのです。

相手も、逆にこちらが嫌がるような戦いを仕掛けてくるはずですし、そうした駆け引きの中で、どちらがより勝利に近づけるか、その差が問われるわけです。

もちろん、せとさんは諸々分かっていて、あのように書かれたのでしょう。

例え自分達の理想のサッカーとは違う形でもいい、まずは結果を出すことを重視した方がいいのではないか。

せとさんのご指摘はもっともだ、と私も思います。

元々、楽な対戦相手など存在しないのがJリーグです。まして、残留争いの渦中にいる新潟が相手、となれば、一筋縄でいくわけがありません。

であれば、相手の指揮官への遠慮は無用です(キッパリ)!

フェアなプレーは大前提。その上で、勝利を追求する飽くなき戦いを、見せて欲しいと思います。

3.最後に

この新潟との一戦に勝利することで得られる、非常に重要なことがあります。

数字上、J1残留が確定するのです!

実は、残りの対戦カードやら何やらを考察したら、もう決まっているのかもしれないんですけど(微笑)。

優勝を争っている今の状況で、残留の話をするのは変に思われるかもしれません。

理論上決まってませんよ、というだけで、もう誰も、今年降格するなどとは考えていませんものね。

しかし、サンフレッチェにとって、J1に居続けることは最重要課題。

シーズン開幕前に最初に目指すのが、常に「残留安全圏の勝ち点を取ること」であることからも、それは分かります。

J1に居続けられるのなら、300敗しようが、400敗しようが、そんなのは全然問題になりません。

せっかくですから、もう今節で、自力で残留を決定させて欲しいですよね!

期待しましょう!

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。