いま敢えて、サンフレッチェの1年前を振り返る

0.まえがき

私が、今の部屋に引っ越してきてから、まもなく1年半が経とうとしています。

先日、前の住所の近くを通ったので、住んでいたアパートがどうなったのか見に行くと、すっかり跡形なく、駐車場に変わっていました。

横にあった、誰も住んでいなかった民家も、いつかみかんを分けてくれたおばあさんが住んでいた向かいの家も、一緒に無くなっておりました。

前の部屋は、建物がそのうち壊されて別の用途に使われる、と聞いていたのですが、去年の今頃見に行ったときは、まだそのまま残った状態でした。1年間という、月日の移ろいを感じたことでした。

1.いま敢えて、1年前を振り返る

今、サンフレッチェ広島は、後半戦を5戦全勝という戦績で進撃中。7月は負けなしで乗り越えてくれました。

夏場の厳しい時期ですが、冬場のキャンプで培ったスタミナと、怪我人が出てもそれを補って余りある控え層の充実により、ここまでは恙なく、上手く戦えてこれましたね。

この辺りの充実ぶりは、昨年の今頃を思い返せば、隔世の感といいますか、おそらく、多くのファンの想像を超えているのではないかと思います。

ここで敢えて、2014年の同時期の戦績を振り返ってみることにします。

まず、7月15日、ACLの関係で順延されていた横浜FM戦で、90分以降に逆転され、敗北しています。

続く19日の大宮戦では、相手のホームとはいえ、3点リードを引き分けに持ち込まれ、守備の不安が俄然クローズアップされてしまいました。

次の柏戦は、カウンターが次々と決まり、スコア上は大勝。しかし、苦手の甲府とホームで引き分けた後、鹿島に乗り込んだ8月1日、相手の完璧な広島対策の前に優位を築けず、後半に立て続けに失点して大敗を喫してしまうのです。

正に、去年の今日の出来事でした。

このころはさらに、首脳陣と選手の不協和音が報じられたり(真偽は不明)して、このままズルズルと行ってしまうのではないか、残留争いに巻き込まれてしまうのではなかろうか、と思うほどでした。

その後は、守備を再構築するところから始めて、徐々に広島らしさを取り戻してはくれましたが、リーグ連覇中のチームとしては、不完全燃焼な内容・結果に終わってしまったのでした。

2.過去から現在、そして将来へ

あの時のことを思えば、今年の夏の戦いは、順調すぎるほどです。開幕前に不安視されたメンバー的な問題も、クラブ全体でカバーした上で、更なる上乗せを加え、解決された状態にあります。

他ブログでも指摘がありましたが、1年前のあの苦悩を踏まえて、今があるのでしょう。もっと言えば、クラブ創設からの様々な経験を踏まえての現在であるでしょう。

ただ、忘れてならないのは、森保監督も語っているように、今の成績が、これからの勝利を保証してくれている訳ではない、ということです。

J1リーグに限った話を書きますが、開幕直後の数試合、決定力不足から勝てない試合が続きました。

その時、ブーイングすら受けてしまった広島ですが、その後はG大阪以外には負けていない、というのがここまでの戦況。

好調期間が長く続いているわけで、実に頼もしいと思います。

しかし、2ndステージを頭一つ抜け出し、年間でも首位に立った広島を、他のクラブが全力で叩きに来ることが目に見えている中、1試合でも、勝ちを計算できる試合などありません。

もちろん、そんなことは監督、選手、みんな分かっていて、目の前の試合を勝つために、懸命に戦う意志を示してくれています。

そんな彼らの気持ちをファンがどこまで意識するかということは、すごく大事なことだと思います。

2連覇を飾った一昨年さえ、7月を全勝で乗り切ったあと、8月は1勝しかできなかったのです。8~9月で5戦勝利なしという事実もあります。(それも、2引き分けからの3連敗でした。)

今年は、そんなことの再現はしてほしくないし、クラブの全員が、全試合の勝利を目指して戦ってくれるはず。

なので私は今まで通り、彼らの戦いを、1人のファンとして応援していきます。

また、仮に意に染まない結果になったとしても、1つの試合で一喜一憂することなく、成績が悪くなっても無闇に叩かず、叱咤激励に徹する所存です。

リーグ戦は残り12試合。

サンフレッチェ広島が年間勝ち点1位に輝き、余計な戦いを2試合だけで済ませてくれることを(笑)、切に願っています。

3.あとがき

6月は、1つしか記事を書けませんでした。

7月はついに、1つも記事を書けませんでした。

書こうとして上手くいかず、ボツにしてしまった記事が、確か2つありました。

こんなブログでも楽しみにして下さっている方々には、申し訳ないことでした。

そして、さらに…

実は、悲しいお知らせが1つありまして。

我が家のキングカズ、ついに故障のため、引退を余儀なくされてしまいました…

メーカーへの問い合わせはしていませんが、15年前のWindows2000機ですからねえ。部品も残っていないでしょう。

残念ですが、潮時なのでしょう。

ともかく、15年間ありがとう。お疲れさまでした。

もちろん、本家の益々の活躍を願っておりますよ!

復帰戦はここまでと致します。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。