【ナビスコ杯】若手だからといって出られるわけではない、という話 ~新潟戦スタメン発表~

今回もまた、メンバー発表を受けての雑感を、書かせていただきます。

なお、試合後のレビューや雑感の記事は予定していません。

試合を観られませんし、浦和戦の感想がまだ残っていますので。あしからず。

ナビスコ杯と言えば、若手が多く起用される大会、というイメージがあります。

本日、2015年3月28日、3年振りのグループリーグを戦うサンフレッチェが初戦を迎えるにあたり、私は、「今日のスタメンは(例年通り)若手多めのメンバーになるのかな」と思っていました。

しかし、先程発表され、スポナビにもアップされたメンバーリストは、その考えとは違いました。

代表に招集された2人、水本の所に佐々木が、青山の所に柴崎が、それぞれ加わった他は、J1第3節浦和戦と同じだったのです。

2席空いたベンチメンバーに丸谷と皆川が加わったのが、新潟戦に挑むメンバーとなりました。

よく考えると、ミッドウィークの試合ではなく、前の試合からは中5日空いていますので、ターンオーバーを使う必要はないのですが、それでも、今日のスタメンは意外な感じがしました。

去年までと今年、何が違うのだろう、と考えた時に、思い至ったのは、今年年頭の森保監督のインタビュー記事でした。

実家に帰った折にまとめ読みした中国新聞の、その記事には、若手の起用について、次のようなコメント(要旨)が載せられていました(*)。

「これまで十分に試し、チャンスもかなり与えたが、今年は(試合で活躍できなければ)力を持っていないという評価をする」

「(世代交代が必要な中)昨年は若手がもっといけると思ったが、主力のプレッシャーに萎縮した。結局は自分で(ポジションを)つかみ取らないといけない」。

今日のスタメンは、監督のその方針を具現化させたものである、と言えます。

日程がきつくなってくれば、ターンオーバーを含めた別の考え方が反映されるのでしょうが、それらも含めて総合的に勘案して、その都度、ベストの11名を起用する。

去年までも、そうした考えでメンバー構成が行われてきましたが、今年は、より徹底してそれが行われていくことになるのでしょう。

私は、それは悪くないことだと思います。弊害が1つ2つ考えられますが、(それは今回は書かないことにしますが、)選手間の競争と試合メンバーとがリンクしていくことになるので、その方法論には乗っかっていいと考えています。

いずれにしても、今日のメンバーは、多分、誰が見てもベストメンバーだと思う、と思います。

無論、新潟にとっても望むところ、と、ヤンツー氏が腕を撫しているところではないでしょうか。

試合が始まったみたいですね(苦笑)。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

(*)紙面が手元にありませんので、せと☆ひでき氏のダイアリーより一部引用し、さらに要旨を抜粋して記載させていただきました。