ちっちゃなことは気にすんな ~浦和戦プレビュー~

第2節のレビューをようやくアップしたばかりのところですが、浦和戦のスタメン発表を受けて、感想をいくつか書いていきます。

まず、最初に気付いたところではないところから触れていきますが…

ミシャもなかなか、味なマネをやりよりますねえ。

浦和のスタメンに、元広島の6選手をすべて登場させてきましたね。

たまたまなのか、ワザとなのか。

当ブログとしては、たまたまであってほしいのですが(苦笑)、何となく、ミシャの意趣返しのような気がするんですよね…

まあ、そこは大した問題ではないので軽くスルーして、今日の浦和のメンバーを見て、大きな焦点が2つあると思っています。

1つはもちろん、石原直樹をスタメンで使ってきたことです。

私は、直樹の移籍を聞いたとき、浦和は彼を、ACL対策として獲得したのだ、と思いました。

陽介やチュンソンを重用してきたミシャが直樹をスタメンで起用するとしたら、それはACLではないかと考えたのと、あのフィジカルの強さは、ACLで起用してこそ生かされる、という分析から、そう思ったのです。

しかし、彼の実力を知ってしまえば、ベンチを温めすために使うのは実にもったいないことで、広島ファンはもちろん知っていることなのでしたが、ミシャもそのことに思い至ったのでしょう。

直前の北京国安戦に出場させたのにも関わらず、ここにも使ってきたということは、直樹が実力でミシャの信頼を勝ち取った証だと言えましょう。

という訳で、浦和に在籍する元広島組の中で最も敵に回したくなかった男が、早くも広島相手に牙を剥きます。

彼をどう抑えるか、広島DF陣の真価が問われますね。

2つ目の焦点には、浦和の両サイドがいつもと違う、という点を挙げます。

浦和の両サイドと言えば、宇賀神に平川というのが定番で、不動のサイドアタッカーと言ってもいい、重要な選手ですよね。

特に宇賀神は、湘南戦で生で観ましたが、キレキレの好プレーを連発して、逆転勝利に貢献した、好調なプレーヤーという認識です。

その2人が、今日はベンチにも入っておりません。

代役となる2人のうち、梅崎は実績もあり、問題は無かろうと思いますが、橋本に関しては、今年移籍したばかりで、まだ浦和のサッカーにフィットし切れていない、という評価があり、やや不安な材料になっているかもしれません。

甘く見るべきではありませんが、これは正直言って、広島には有利に働くかもしれないと思っています。

サイドの攻防で優位に立つことが、広島のストロングポイントを活かす意味で重要です。

ミキッチもカシッチも調子は上々。特にカシッチは絶好調なので、森脇の位置まで切り込めれば、得点まで十分狙えると思います。

思ったよりも長くなったので、広島については簡単に。

と言っても、元々、多くを語る必要がないんですけどね。

浅野のいないシャドーの位置は、私はドウグラスでいけばいいと思っていましたが、茶島が起用されましたね。

浩司との組み合わせということなので、チャジにも、独力で切り込む動きを増やしてもらえたらいいと思います。

周りとのコンビネーションでは、浅野よりも上ですから。

あとは、初のベンチ入りとなった工藤ですよね。

広島のサッカーにどこまでアジャストできているのか。

ニュースでは伝わってきていないだけに気にはなりますが、使えなければ呼ばないのが森保流なので、出場すれば戦力になるのは間違いないところ。期待していいと思います。

(その意味で、森保体制は分かりやすくていいですね。)

さて、浦和がどう出てくるにしても、広島の選手たちをきっちりマンマークしてくることは、ほぼ間違いないと思います。

そこで、如何にしてマークを振り切るか、という辺りは、寿人も語っているように、非常に大事なミッションになってきます。

その点、今年の2シャドーには、ポジションチェンジを頻発させるなどの工夫が見られるので、浦和サイドが去年までのイメージで見てくれると、有難いことが起こるやもしれません。

広島と浦和、鳥栖の3チームが勝利数で並ぶという、去年見たような展開になっている、今の星取状況。

首位決戦などという時期ではないと、個人的には思うのですが、営業上重要な浦和戦ということで、クラブとして「首位決戦だ!」と大々的にあおる作戦に打って出ました。

私自身が参戦できない分、せめてこのブログで、その辺を宣伝しておけば良かったなあ、と今、少し後悔しています。

いい天気です。

強敵が相手ですが、勝利を願って、応援しましょう!

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。