J1はいつも悲喜こもごも ~J1第29節雑感~

今日は、サンフレッチェを語るだけではなく、J1の状況全体を俯瞰してみます。

◆ 徳島、無念

残り5試合ずつを残して、徳島ヴォルティスのJ2降格が決定してしまいました。

私は、まだ徳島県に足を踏み入れたことがないのですが、徳島出身の友人がいましたし、広島からも近い四国のクラブということで、気にはしていました。

また、小林監督や、大崎、橋内といった、広島に縁のある人もいますので、頑張ってほしかったです。

広島ファンとしては、柴崎のことがあるので、少し心苦しい気もしております。)

J1をひとまず一年で去ることになってしまいましたが、しかし、ここで得た経験は、選手たちにとっては非常に貴重なものであったはず。

捲土重来を期し、まずは来年頑張って、再びJ1に戻ってこられることを期待します。

◆ 上位陣、揃って減速

首位に立ち、優位な立場にいる浦和ですが、前節の仙台に続き、今節は甲府から勝ち点3を奪うことができませんでした。

一方、2位のG大阪が、苦手の柏レイソルに勝負強さを見せつけられた形で、勝ち点を伸ばせませんでした。

結局、今節、上位5チームで勝利したのは川崎Fだけでした。

元々、各クラブに大きな戦力差はないJリーグ。

相性もあるし、下位にいるチームも、上位を食って残留に向かおうとしてくるので、中々、一筋縄ではいきません。

(その辺りを踏まえず、下位チームをディスったり、そういう相手に負けた上位チームを嘲笑ったりする人がいます。感心しないなあ、と常々思っております。)

因みに去年、広島が逆転で優勝できたのも、上位勢が全体的に勝ち点を伸ばし切れなかったことが、外的要因としてはありました。

現状の浦和有利は動きませんけれども、まだ浦和-G大阪戦も残っていますし、上位対決も多いですから、あとひと波乱、ふた波乱あってもおかしくありませんね。

◆ 中位のチームに明暗

先程も触れたとおり、柏レイソルがガンバに勝利し、勝ち点を45に伸ばしました。

また、勝ち点42同士の直接対決となったFC東京-広島戦は、集中力の差が出たらしく、FC東京が勝利を収めました。

この結果、清水-甲府戦が残っている関係で、勝ち点45のFC東京と柏レイソルまでが、数字上、J1残留を確定させました。

(両チームのファンの皆様、おめでとうございます!)

なお、横浜FMの勝ち点43では、まだ確定はしないようですね。

我がサンフレッチェは、つまり、勝っていれば残留が確定するところだったんですね。今節は残念でした。

やはり、ファンとしては、こういうことは早く決めて欲しいので、次節の清水戦には是非勝ってもらって、きっちり残留してもらいたいです。

(簡単に勝てる相手でないことは、重々承知しております。)

◆ しびれそうな残留争い

残り2つとなったJ1残留枠ですが、当面は5チームで争う状況になっていますね。

ただ、名古屋や新潟も、少しうすら寒い位置にいますので、決して油断できない情勢です。

「大宮の残留力」とか言いますが、大宮に限らず、力を100%出して戦わなければいけないところ。

残り5試合、重圧のかかるシビアな戦いが待っています。

どこが最後に笑うのか。予想はせず、ありのままの戦いを注視したいと思います。

今回は以上です。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。