【親善試合】塩谷は確実に第一歩を踏み出した ~ジャマイカ戦より~
親善試合のジャマイカ戦から2日経ちました。
当日は、仕事の関係で、前半途中からの観戦になりました。(すでにOGの後でした。)
レビューとかは関係なく、純粋に試合を楽しむスタンスで観ていました。
そして、誰よりも気になる、塩ちゃんのプレーぶりには、やはり意識が行きました。
観ていた範囲で書きますが、いつも通りの塩ちゃんだったように思いましたね。
酒井高徳へのパスは、ミカへのパスみたいでした(微笑)。
周作とのパス交換は、去年見慣れた光景でした。
縦へのパスも何度か出していましたし、対人でも負けてはいませんでした。
もちろん、彼の良さがすべて表現できた訳ではなく、サンフレッチェで見せるような攻め上がりは、この試合ではありませんでした。(1~2回あったかもしれませんが。)
しかし、広島と代表とは違うチーム。クラブでやっているようなコンビネーションは、代表の場では構築出来ていないはずなので、それは仕方ないことです。
何はともあれ、代表初キャップは、十分なインパクトを残して終えることができましたね。
最初の一歩は、次のステップに向けて、確実に踏み出されました。
但し、これはあくまでも最初の一歩に過ぎないことも、忘れてはならないと思います。
今回の試合、相手のジャマイカは、それほど強くはありませんでした。
守備機会が多かったわけではないですし、このくらいは出来て当然と言ってもいいでしょう。
なにせ、直前のリーグ戦で、レイソルのレアンドロレベルの相手と互角に渡り合っていますから。
それに、ACLに2年続けて挑んだ経験から見ても、アジアレベルなら、今のままでも十分通用するレベルにあります。
これは断言してもいいと思っています。
ただ、次の相手はブラジルです。攻撃陣には、レアンドロと同等、またはそれ以上の技量の持ち主が揃っています。
塩ちゃんがその試合に出られるかどうかは分からないのですが、もしも出場できたとして、彼の今の実力でどこまで太刀打ちできるのか?
ここで合格点をつけられる働きをすれば、その時に初めて、代表たる資格を持つものとして、誰からも認知される存在になれると思うのです。
もちろん、相手が相手ですから、致命的なミスさえなければ、評価がガタ落ちすることはないと思います。
ただ、確固たる実績を残して、そのことで評価されて欲しい、という想いが、私の中にはあるので、ここはひとつ、頑張ってもらいたいです。
「本田とそっくり」とか「麻也の代役」とか、そういう取り上げられ方ではなく、「(ブラジルの)○○が舌を巻いた!」などという見出しで、『塩谷司』として記事になってほしい。
期待しています!
最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。