広島ー鳥栖戦順延の影響を考えてみた+α

本日開催予定だったサンフレッチェ広島サガン鳥栖の試合が、台風の影響を考慮した上で、11日に順延されましたね。

Yahooの雨雲レーダーによると、ビッグアーチ周辺は午後5時頃から雨の領域に入った模様。

都市部とスタジアムとを結ぶ足であるアストラムラインが高架路線であることを考えると、中止の決定は止む無し、というところでしょう。

因みに私は、大昔、広島スタジアム(!)で、雷雨による試合途中での中止に遭ったことがあります。

当時、東京にいた私は、夏の帰省中でして、試合観戦の翌日に帰京する予定でした。

おかげさまで、びしょ濡れの靴で、東京まで移動するハメになりました(笑)。

さて、この順延がもたらす影響は様々あると思います。

まず、鳥栖の側から。

監督の退団が昨日発表されたばかりで、今日の試合にも少なからず悪影響が出るのではないか、という懸念がありました。

その意味では、この2日間に、チームを落ち着かせるための時間が得られたことは、プラスの要素に思えます。

但し、例えば、余計な外野の声がチームに向けられたりして、逆にチームが混乱してしまう危険も考えられるので、時間の使い方を誤らないことが肝要です。

一方、午前中に地元で練習したのち、広島に当日入りするスケジュールになっていましたが、この順延を受けて、今日は鳥栖に留まり、11日に改めて広島入りすることになった、ものと思われます。

となれば、鳥栖にとっては、まずはプラスに働く可能性が高い順延だったのではないでしょうか。

実は、まだ書いていないマイナス面がありますが、これは広島にも言えることなので、後ほど触れます。

次に、広島の側から。

こちらは、寿人や塩谷など、今日の欠場が予想されていた主力メンバーが何人かいました。

2日間の猶予で、コンディションがどうなるのか、良化するのか、状態が間に合うのか、というところが問題になりますが、ひとまず、ここの部分ではプラスに考えてよいでしょう。

また、前節までの内容を踏まえて、改善するべき部分が多々あると思われるので、その辺を深化する時間ができたことも、一応はプラスになろうかと思います。

ただ、寄せの鋭さとか、球際の激しさとか、戦う姿勢に絡むところは、試合がいつ行われるかにはあまり影響を受けないようにも思います。

あと、広島サイドで言えば、夏休みの主催試合だという点で、土曜日から月曜日に開催日が移ったことは、興行面での影響が無視できません。

おそらく、今日の開催は特に重点的にプロモーションしたものと思われますので、この台風は痛かったですね。

お盆休みと呼ぶには、11日という日付が微妙ですし。

もっとも、台風が近づいている状況での開催と、平日夜の開催と、この比較ならば、むしろ後者の方が人は入るかな、とは思いますが。

(7/23、柏レイソル戦での観客数に留意されたい。)

以上、月曜日の試合に関して言えば、広島も鳥栖も、一応はプラスととらえてよさそうな状況にある、という結論としました。

ところで、ひとつ言い残していることがありましたね。

今日、J1の他の試合は、神戸でのゲームも含めて、すべて開催されています。

したがって、16日の試合は、各チームが予定通りの中6日で臨むことができます。

一方、広島と鳥栖に限り、中4日で試合の臨まなくてはなりません。

(特に広島にとっては、アウェーの浦和戦という、ただでさえ戦いづらい相手との試合になります。)

さらに、20日(水)には天皇杯3回戦が、23日(土)にはJ1第21節が、それぞれ予定されています。

これは、明らかにマイナスです。広島にとっても、鳥栖にとっても。

来週以降のスケジュールが厳しくなったという点において、やはり恨めしい台風だったと言えます。

フィジカル面での疲弊は避けられない日程ですので、クラブの底力が試されますね。

最後に。

広島も、鳥栖も、それぞれに問題を抱える状況にあります。

試合内容のことだったり、クラブの体制のことだったり、中身はそれぞれです。

でも、クラブが、チームをより良くしていこうと考えて動いているのは、間違いないと思います。

様々な憶測が飛び交っているようですし、不安に思っている人もいるようです。

ですが、ファンの立場として、色々と不満な点があったとしても、そのチームを応援し続けていくのならば、建設的な声を上げていく方がいい。

結果がどう転ぶのかは分かりませんが、結果が出てから言えばいいことを、今、悲観的に言い出す必要はないと思います。

罵詈雑言より叱咤激励!これでいきましょうよ、皆さん。

ということで。

台風の被害が少なくて済むようにと祈念しつつ、終わります。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。