【天皇杯】サンフレッチェ、リベンジは許さず ~観てない試合を想像してみた~

天皇杯2回戦、サンフレッチェ広島が初戦に臨み、リベンジに燃える福岡大学を、5-2で返り討ちに退けました。

とだけ書けば何でもない勝利のようですが、実はこれが大苦戦。

前半を1点ビハインドで折り返すという状況からの、逆転勝ちだったのです。

J1の現3位と現4位が敗退してしまうという波乱が、すでに起こっているわけですが、危うく仲間入りしてしまうところでした。

さて、この試合はテレビ中継がなかったので、現地に赴く余裕のない私には、NHKスポーツオンラインの速報で「観戦」するしかなかったのです。

その際に感じたことや、「これはこういうことだろう」と「想像」したことがありましたので、今回はそれを書いていきたいと思います。

まず、広島のスタメンですが、前回の記事で先発出場もありそうだと書いた皆川や、茶島、ビョン・ジュンボンという若手が名を連ね、寿人や石原、高萩などの主力はベンチに待機することになりました。

◆前半13分 広島 ビョン・ジュンボンにイエローカード

◆前半14分 福岡大 山崎凌吾(やまさきりょうご)の得点で先制

福岡大の攻撃陣を、ジュンボンが倒してPK、という状況でしょうか。あるいはFKか。

山崎は、鳥栖特別指定選手。今年、J1デビューを果たしました。

◆前半45分+1 福岡大 大武峻(おおぶしゅん)にレッドカード

大武は、名古屋の特別指定選手で、彼もまたJリーグにも出場しています。

2-1で福岡大がリードしている状況とはいえ、この選手の退場は大きな痛手のはず。

逆に、後半はゴール前を固める戦術に移行する可能性もある、と思いました。

正直、一昨年のことが頭をよぎっていました。

◆後半7分 広島 ビョン・ジュンボン→塩谷司

前半でカードをもらっている選手をベンチに下げ、経験ある塩谷を投入。

機を見た攻め上がりなど、戦術眼の差は歴然で、納得の交代でした。

ジュンボンにはいい経験になったでしょう。

◆後半8分 広島 清水航平の得点で追いつく(2-2) 

10人で守る福岡大を、ドリブル得意の航平が切り裂いた、という場面が頭に浮かんでいました。

◆後半19分 広島 塩谷司の得点で逆転(3-2) 

人数が1人多いので、余っている選手が数的優位を作ればよく、塩谷はその適任者だった、ということですかね。

この時点で、ようやく安心感を得た私でした。

このあと、福岡大も、交代選手を投入して逆襲を図りますが、終了間際に2点を追加した広島が、J1王者の面目を保ちました。

期待の皆川も、最後に1点取ってくれました。

以上、想像を交えてコメントしてみました。本当のトコどうなのさ(笑)。

実は、今日、高校野球で私の母校が初戦敗退してしまいまして、これでもしサンフレッチェが敗退してたら、私の運勢は占い通りになるところでした(苦笑)。

今日の試合、Jリーグではなかなか出場機会を得にくい若手が、公式戦での貴重な経験を得られた、という点は、間違いなく、チームのプラス要素になりました。

一方、いくらJリーグ経験がある選手とはいえ、学生に2得点を許したことは、そこはちょっと頂けないな、と思います。

実際、リードを許して前半が終わった時は、サンフレを叱咤する記事を書かなくてはならないのかなあ、と憂いてしまいました。

ただ、今年のサンフレッチェからは、リードされて専守防衛されても、慌てずパスを回し、サイドチェンジやロングシュート、フリーキックで揺さぶり、逆に相手を疲弊させる、そんな余裕が感じられます。

後から考えれば、前半終了段階でのビハインドは、それほど心配しなくても良かったのかもしれません。

何はともあれ、難しい初戦を突破してくれて、ホッとしました。

次戦の相手は、明日決まります。水戸ホーリーホックか、アビスパ福岡か。

個人的には、水戸vs塩谷を観たいので、水戸に肩入れしたいと思います。

今日は少し饒舌な記事でしたかね。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。