気が付けば「新井さん」と呼んでいた(笑) ~当然のMVP~

仕事が終わって帰り道、信号待ちの間に携帯を見ると、スポーツ系のアプリから速報が入っていました。

それは「大谷、MVP受賞」を報じるニュースでしたが、当然、セ・リーグの受賞者も発表されている訳で…

そこには、新井貴浩の名前がありました。

思わず「そりゃそうじゃろう!」とつぶやいたら、真後ろを通り過ぎる人が反応する気配がして、少し気恥ずかしかったのです(微笑)。

大抵は仕事が忙しく、残業も日常茶飯事なので、カープの試合を観戦できるのは土日や休日に限られてしまいます。

(観ていないものをさも観てきたように、したり顔で語るのは避けたいところ。私がブログでカープネタを書けないのは、それが最たる理由なのです。)

そんな私も、さすがに今年は気になって、平日でも、仕事中にこっそり試合速報をチェックしたりしていました。

5点差、6点差をしれっと逆転してしまうカープの底力に、嬉しいやら呆れるやらすることが多かったのです。

そして、特に目立ったのが、新井の勝負強さでした。

ここぞという場面で打席が回ってきて、面白いように快音を響かせて。

そんなシーンを、今年は何度見たことか。

誰が獲ってもおかしくないほど、貢献度の高い選手が多かった今年のカープでしたが、新井貴浩という名前が最も、説得力があると私は思いました。

おめでとう、新井選手!

夏を越え、私はいつしか彼を「新井さん」と呼ぶようになっておりました(笑)。

直接話すならともかく、世間的な会話なら、10歳ぐらい年下なのだから呼び捨てでもいいようなものですが、何かそうはできない、崇高なものを、彼の今年の活躍から感じたのでしょうね。

打率3割、100打点越え、という成績は十分見事なものですが、それ以上の価値を、今年の新井は見せてくれました。

ポストシーズンこそ振るいませんでしたが、シーズンを通した彼の貢献を、色褪せさせるものではないと思います。

そして、新井がその悔しさを人一倍感じたであろうことは想像に難くなく、それ故に、彼の来年に懸ける気持ちは更に強くなったことだろうと思います。

来年も今年と同様の成績を挙げられる保証はありませんが、新井は貪欲に、今年以上のプレーをするために、来年も力を注いでくれることでしょう。

まもなくオフシーズンを迎えます。ゆっくり休んで、英気を養っていただきたいと思っています。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。