【天皇杯】広島、昨年度の悔しさ晴らせず ~言い訳できない敗戦~

天皇杯4回戦は、9月10日、7試合が予定通り開催されました。

(7日に1試合消化済み。)

J1の2クラブがJ2クラブに敗れ、J1・2位の鳥栖が消えてしまいました。

天皇杯の波乱は、残ったJ2の3クラブによって、まだまだ続くかもしれません。

そんな中、J1上位同士の広島-G大阪戦は、G大阪の完勝に終わりました。

私は観ていないのですが、G大阪が内容・結果ともに上回ったそうです。

両チームとも、日曜日にナビスコ杯を戦ったばかりとあって、スタメンを大きく入れ替えました。

スタメンを続けた選手を数えると、広島が4人、G大阪が5人。

夏の連戦中とあって、止むを得ない用兵だと言えますが、それだけに、負けた方は、様々な批判の声を覚悟しなくてはなりませんでした。

そして、その批判は、広島が受けることになりました。

(メンバーを入れ替えることの是非については、天皇杯の3回戦について書いた記事で指摘していますので、ここで繰り返すことはしません。)

広島ウォッチャーの方にとっては、割と見慣れたメンバーだったと思います。

しかし、それ以外の方々には、本気度の低いメンバー構成に見えたことでしょう。

(寿人や塩谷など、レギュラークラスもしっかり出場しているのですが、ベンチに控えるメンバーを見ますとね…)

こういう「主力組」が外れたメンバーで戦うときこそ、勝って黙らせるぐらいの気概が欲しかった。

しかし、前半は積極性を欠いた戦いをしてしまい、試合の流れを失ってしまったようです。

残念です。

森保監督は、起用した若手について、試合後に「(積極性に欠けていたのは)自分の責任。どういうふうにプレーするべきかを明確に伝えて、彼らが思い切ってプレーできるように言葉をかけ、戦術的な準備をしてあげられなかった。」と語りました。(J’s GOALニュースより)

常に選手たちの立場を考え、かばうことができる、いい監督です。

この言葉を、その若手たちがどう聞くか、ですね。

後半に取り戻したという「アグレッシブにチャレンジする姿勢」を、是非、次の機会にも体現してほしいと願います。

土曜日にリーグ戦で再戦する両チーム。

広島は、今回スタメンから外れた「主力組」が主体のメンバーで挑むことになるはずです。

天皇杯で温存された意味を、結果で示さなければなりません。

もちろん、その時のベストメンバーで臨んでも、G大阪は難敵です。軽々しく「絶対勝て!」と言える相手ではありません。

しかし、少なくとも、アグレッシブに戦う気概は見せてほしい。そして、質のいいプレーにつなげてほしいところです。

私も、スタジアムでかTVの前でかは分かりませんが、この目で確かめたいと思います。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。